「下町ロケット ゴースト」の続編というか完結編。
ギアゴーストを去った島津が佃製作所に入り、財前が新しい農業機械プロジェクトを立ち上げそこに佃製作所が参加し、佃製作所を辞めて農家を継いだ殿村のところでその実証試験を行うと言うことで、前作「ゴースト」での懸念事項が解決するというのは、読む前から思っていた通り。
的場の失脚も想定内だけど、その原因が・・・・。
いくら的場が焦ったと言っても同じ轍を踏むかなぁ。。
まぁ、そんな予定調和の世界の物語だけど、読めばやっぱり面白いし、読んで良かった。
ただ、佃社長が良い人過ぎるのと、佃製作所の社員が理想的過ぎるのはまだ良いとしても、新製品開発プロジェクトに対するエンジニアリングの部分のほとんどが、現実を知らない人が頭の中で考えた感で一杯。
エンジニアとしては読んでいて違和感だらけだけでした。
何も知らない素人に、思いっきり技術的な内容を省いて話を簡単にして説明するとこんな感じだな・・の世界で全く現実的でない。
小学館