toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「三世代探偵団 次の扉に凄む死神」 赤川次郎

2017年10月29日 | 読書日記
いかにも赤川次郎らしい小説。

講談社の「三姉妹探偵団」をそのまま祖母、母、娘の三世代に焼き直した感じ。

登場人物が多すぎて最初はちょっとと戻ってしまった。巻頭に登場人物の説明が欲しかった。
またちょっとだけ話が有って、その後その話に続いていく前段階の話が出てくるという構成ばかりで読みにくい。




角川書店
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「ゆるい生活」 群ようこ

2017年10月28日 | 読書日記
漢方薬局に通う生活の体験リポートみたいな作品。

日記風に区切られていて、それぞれがエッセイのような感じでとても面白く読める。

私も昔、一年以上漢方薬局に通っていたけれど、同じ薬を一ヶ月分処方してくれるだけで何のアドバイスも無かったし、全く改善しなかった経験が有るけれど、こんな先生だったらとっくに治っていたかも・・。
やっぱり先生なのかもね。





朝日新聞出版
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「侵略する豚」 青沼陽一郎

2017年10月28日 | 読書日記
小説家と思って読み始めたら、畜産業に関する考察書だった。

思いつくままに色んなトピックに関して書いたという感じで、内容がアチコチ飛ぶし、同じ内容の文章が何度も出てきたりで全体的にまとまりが無く、読みにくい。
著者が言いたいことは分かったけれど、もう少し構成を考えた方が良い。




小学館
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「百貨の魔法」 村山早紀

2017年10月21日 | 読書日記
百貨店を舞台にした連作短編集。
同じ百貨店で働く人たちを主人公にしたそれぞれの話の中で突然現れた謎の女性の正体が徐々に明らかになって行くという構成。

「桜風堂ものがたり」と同じように登場人物がみんな良い人で、ご都合主義的な展開だけど、十分楽しめる。
願いことをかなえてくれるという猫も登場してファンタジーの香りも・・



ポプラ社
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「本日も教官なり」 小野寺史宜

2017年10月15日 | 読書日記
タイトルと表紙のイラストから教習所を舞台にしたドタバタ小説かと思っていたら、主人公が教習所の教官と言うだけで、そういう話では無かった。
よく見たら一番大事なことが腰巻に書いてあった(笑)。

ロックは嫌いじゃないけど、登場する曲が私には新しすぎて分からなかった。



角川書店
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「手がかりは「平林」」 愛川晶

2017年10月11日 | 読書日記
落語家が探偵となって身近な謎を解くというユニークな設定なライトミステリー。
はじめて読んだけれどシリーズのもの最新刊らしい。

女性の新人の成長記ににもなっていて、落語のネタと微妙にシンクロしながら物語が進んで行くので落語好きにはかなり楽しめる。

ただこの作者の作品は(まだ2作しか読んでないけど)フォントを変えてまで別の段落の話を無理やり差し入れたりして構成に凝り過ぎて読みにくい。
素直な構成にできないのかな。。




原書房
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「青空に飛ぶ」 鴻上尚史

2017年10月08日 | 読書日記
クラスの中で一人いじめの対象になっている主人公が特攻隊の生き残り佐々木友次に興味を持って調べ始める話。

物語が進み始めると、友次の話と現実のいじめの話が交互に登場する構成になる。
それまではひたすらいじめの話ばかり続き、そのいじめがあまりにひどくて読むのが嫌になり投げ出したくなるが、その後もいじめの話は過激になる一方でそっちのパートは読むのが辛い。

友次に自分を重ねたり比較しながら主人公は悩み続けるが、ラストに救われる。
こんなラストが用意されているならもっと早くそうしてあげたかった・・・と無理なことを思ってしまった。






講談社
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「ホルモー六景」 万城目学

2017年10月06日 | 読書日記
「鴨川ホルモー」のスピンアウト短編集。

本家を読んでないとなんのこっちゃの世界。
私も読んでからずいぶん経つので忘れてることばかりで半分はなんのこっちゃ状態だった(笑)。

それぞれパターンが違っていて、どの作品も面白く読めた。
続編が出ないかな。。




角川書店
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「昆虫の交尾は味わい深い…。」 上村佳孝

2017年10月01日 | 読書日記
全く同じに見える昆虫も交尾器の違いで見分けることが可能だとか。。

この本は昆虫学者の著者が様々な昆虫の交尾器の特徴やそこから得られた考察を素人に分かりやすくまとめた本。

まったくタイトル通り、昆虫の交尾は味わい深い…。





岩波科学ライブラリー264
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