toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「質問 老いることはいやですか?」 落合恵子

2016年04月30日 | 読書日記
14年から16年初め(著者69歳から71歳の誕生日頃)までに週刊朝日に連載されたエッセイ。
タイトル通り「老い」に触れた内容のものも多いけれど、安倍政権に対する批判の方がメインテーマと言えるくらい登場する。
彼女のような歳の取り方は悪くないな。。


朝日新聞出版
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「かんかん橋の向こう側」 あさのあつこ

2016年04月28日 | 読書日記
とある田舎の温泉町にある食堂「ののや」を舞台に繰り広げられる日常を描いた物語。
「ののや」に集まる常連さん達の会話が面白すぎる。
野球がチョコチョコ出てくるところが「バッテリー」のあさのあつこらしい。
「ののや」の娘の真子が主人公っぽい位置づけになっているけれど、真子が出て行ってしまった後は、主人の奈央さんを中心にした続編を期待したい。



角川書店
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「キッチン戦争」 樋口直哉

2016年04月26日 | 読書日記
町のレストランの調理人が料理コンテストに出場する話。
登場人物はみんな良い人で、安心して読める。
最後はどうなっているのか良く理解できないんですが・・・。



講談社
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「インサイド・フェイス」 佐藤青南

2016年04月24日 | 読書日記
シリーズものらしいけれど、読むのはこれがはじめて。
心理学の知識と鋭い観察力で事件を解決する女性刑事の物語。
心理学には殆ど理解のない私には、内容が正しいかどうかは判断できないけれど、少なくとも納得させられるだけの説得力はある。
思いもよらない意外な結末だけど、やられた感よりもそう来たかという感じ。
機会が有ればシリーズのほかの作品も読みたい・・・、




宝島社
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「天下一の軽口男」 木下昌輝

2016年04月23日 | 読書日記
上方落語の祖と言われる米沢彦八の一代記。
良くここまでの物語に仕上げたものだと感心してしまうほど良くできている。
落語の創成期のことが生々しく描かれている。



幻冬舎
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「ノッキンオン・ロックドア」 青崎有吾

2016年04月22日 | 読書日記
良くあるライトミステリー連作短編。
特徴は探偵が二人で一人前というところ。
登場人物のキャラ設定、ストーリ、謎解きすべてにおいてイマイチ。


徳間書店
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「ジャイロスコープ」 伊坂幸太郎

2016年04月20日 | 読書日記
様々な所に発表したものの寄せ集め短編集。
ブラック、ファンタジー、ナンセンス・・・・と色んなタイプの話が有る。
最後の書き下ろしの一編で、それぞれの話の登場人物がでてくるが、さりげなく登場するならいいけれど、かなり無理やりの感じで、これなら無い方が良かったかも。。。
「if」が一番良かったかな。



新潮文庫
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「うちのご近所さん」 群ようこ

2016年04月19日 | 読書日記
主人公の近所に住む人をテーマにした連作短編集。
群ようこのお得意の小説。
ただただ面白く、何も考えずに読めば良い。




角川書店

最近角川書店が続いたような・・・。偶然です
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「駅までの道をおしえて」 伊集院静

2016年04月18日 | 読書日記
最後にこれからの希望が生まれて良かったね・・・という物語の短編集。
どの話も微妙に野球が関係してる点も共通。
表題作が一番良かったかな。


講談社文庫
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「札幌アンダーソング ラスト・ソング」 小路幸也

2016年04月16日 | 読書日記
シリーズものらしく、以前の事件に関することが色々出てきて、その辺は読んでないから想像するしかない。
小路幸也お得意の特殊能力を持った人物が登場し、探偵役を務める。
全体的に小路幸也らしい小説だけど、理屈っぽい割にはロジックが良くわからないし、ストーリはイマイチ。登場人物のキャラで読ませる小説。




角川書店
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「戦うハニー」 新野剛志

2016年04月15日 | 読書日記
男性新米保育士のお話し。

荻原浩ならませた女の子が出てくるところだけど、登場する園児はみんな普通で、その分同僚の保育士のキャラが立っている。
園の内外で起きる様々な事件に振り回されながら成長していく物語。
続編が有ればそちらも読みたいところ。




角川書店
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「不惑のスクラム」 安藤祐介

2016年04月13日 | 読書日記
シニアラグビーチームの大江戸ヤンチャーズのメンバーが順に主人公になっていく連作短編集風になっているが、全体を通すと最初の主人公の丸川良平の物語になっている。

それぞれ自分自身や家族や仕事に悩みをもって生きている点が青春小説と違うところ。
思った通りの展開で終わったけれど、十分に楽しめた一冊だった。
もしかしたらこの作者は合うのかも・・・・。




角川書店
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「D1 海上掃討作戦」 矢月秀作

2016年04月12日 | 読書日記
現代版の「必殺仕事人」。
警視庁暗殺部だって。ありえない設定に笑っちゃうけど、内容は面白い。
シリーズものらしいので、他も読んでみたい。

カメラで撮った画像を瞬時にデジタルに変換して転送するという説明が有るけれど、これだけ小型のカメラなら撮像素子はデジタルのはずだから、変換しなくても最初からデジタルデータなんだけど・・・。



祥伝社文庫
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「台湾ニワトリ島乱入」 椎名誠

2016年04月10日 | 読書日記
「あやたん」ももう30年経つんですね。メンバーもすっかり入れ替わってしまいましたが、やってることは相変わらず・・・。でも初期のころの方が面白かったかも。
沢野の漫画は相変わらず意味不明。



角川書店
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「キッチン」 吉本ばなな

2016年04月10日 | 読書日記
遅ればせながら読んでみました。
表題作と続編となる「満月」は話題になったほどは良いと思えない。
おまけに収録されている「ムーンライト・シャドウ」はファンタジーで、こっちの方がずっと良かった。何が起こるのかは予想がついてしまったけれど・・・。



角川文庫
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