toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「雨のなまえ」 窪美澄

2013年10月30日 | 読書日記
何を考えてるのか分らない主人公の物語の短編集。
最後の話だけはかろうじて分かる部分も有ったけど、それ以外は「何だ、こいつは・・」と言う人の話。


光文社
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「家族の見える場所」 森浩美

2013年10月27日 | 読書日記
家族をテーマにした短編集。
「ほのかなひかり」と同じ路線だけど、こちらの方がずっと良い。


双葉社
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「こちら警視庁美術犯罪捜査班」 門井慶喜

2013年10月26日 | 読書日記
突っ込みどころ満載。
読みやすくて、すっと読めてしまうけど、ストーリや設定があまりに不自然すぎる。
池波正太郎を意識したのか、文の最後をカッコ付で改行して強調するのはちょっとやりすぎ。
ゴチック体まで使ったりして、細かいギャグを散りばめているけど、残念ながら一つも面白くない。


光文社
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「プリズンホテル 2 秋」 浅田次郎

2013年10月26日 | 読書日記
シリーズ全部まとめて買ってしまったので、1がイマイチだったけど仕方なく読んだ2です。
1ほどドタバタしてない分、ちょっとだけ読みやすくなった感じ。
この分だと、3は少し期待できるかも・・


集英社文庫
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「別れの挨拶」 丸谷才一

2013年10月24日 | 読書日記
「文集」と言うらしい。
要するに、エッセイや書評などを集めて一冊にまとめた本。
(ってことは、この前の宮下奈津の「はじめからその話をすればよかった」も「文集」なんですね)
寄せ集めなので、面白いもの有れば興味が無くて詰まらない物も・・・
ただ全て旧仮名遣いなので(旧仮名遣いについて触れた一文も有ります)ちょっと読み難い。


集英社
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「はじめからその話をすればよかった」 宮下奈津

2013年10月22日 | 読書日記
前半はエッセイ。後半は書評(一部映画や音楽評)。
途中に短編小説がいくつか挟まっているという構成。
表紙を見て、前に読んだ「ヒカルの卵」のワカメ君のメエ子を連想してしまった(笑)。

本人が前書きで書いているように、特に面白いわけでもないがつまらないってわけでもない。
暇つぶしに読むには良いかも。
唯一「なるほど」と思ったのは「みにくいアヒルの子」に関しての項。
言われて見れば・・・


実業之日本社
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「ヒカルの卵」 森沢明夫

2013年10月20日 | 読書日記
全く違うけど、有川浩の「県庁おもてなし課」を連想させるような話。
読むとほっこりした気持ちになります。
登場人物が全員良い人で、舞台となる村も素晴らしく、結末も思ったとおり・・・。
これだけ揃えばもう読む気がしなくなるって言う設定だけど、お勧め度100%。


徳間書店
コメント (2)
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「見えざる網」 伊兼源太郎

2013年10月19日 | 読書日記
前半から中盤にかけて、スリリングな展開が続いて楽しめる。
あまりにも不可解な犯人の動機が、何なのかさっぱりわからないから、それも読み勧める楽しみになっている・・・のに、結局肝心の動機が良く理解できない。。


角川書店
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「灰色の犬」 福澤徹三

2013年10月14日 | 読書日記
警察官と、ヤミ金で借金まみれのその息子の話。
おそらくハードボイルドになるんだろうなぁ。
一応ハッピーエンドだけど、大人の決着ということで全てがグレーで終わるところがタイトルの由来。
個人的には刀根が好きだったから、あの結末はちょっと残念。


作者は腕時計と車と酒には拘りが有るようで全て固有名詞になっているけど、ブランドに興味の無い一般人にはかえって分りにくくて逆効果。


光文社
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「アリス殺し」 小林泰三

2013年10月12日 | 読書日記
なんだかなぁ・・・と言うのが最初の感想(笑)
夢と現実がシンクロすると言うなかなか奇抜な発想で、ストーリもそれなりに良く出来ているけど、登場人物(動物?)達の会話がまどろっこしくてなかなか先に進まなくてちょっとイラっとさせられる。
パロディ的実験小説って感じ。
表紙はホラーっぽいけど、連続殺人事件が起きる割にはさっぱりしている。


東京創元社
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「十一月に死んだ悪魔」 愛川晶

2013年10月12日 | 読書日記
一見全く関係ない話が、メインのストーリの合間に登場する構成の小説は好きじゃない。(1Q84とか・・)
この本は、字体まで変えたいくつもの話が挟まれているので、読んでいてストーリが混乱する。
しかもみんなファンタジっぽい内容なのでますます分りにくい。

合間に挟まれる話がやがてメインの話に繋がるというのは想像通りだけど、実は主人公の書いた小説だった・・と思ったら・・とひねりが入っていたり、解離性障害とか脳挫傷の後遺症とかの影響で・・とか凝った作りになっているけど、ちょっとやりすぎという感じ。

メインストーリはライトホラーミステリーと言ったところで、意外な結末でそれなりの出来だとは思うけど。。


文藝春秋
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「塩の町」 有川浩

2013年10月07日 | 読書日記
妹と、先に読んだ「三匹のおっさん」と交換して、漸く入手。
設定もストーリも全く現実味が無いのに、何の違和感も無く物語りに入り込んでいけるのは、さすが有川浩。
本の前半が、「塩の町」の本編で、後半が後から書かれた後日譚。
オマケの後半も良く出来ていて、最後はそこにもって行くのか・・とやられました。


メディアワークス
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「かりんとう侍」 中島要

2013年10月06日 | 読書日記
かりんとう好きでなんのとりえも無い旗本賄頭の部屋住みの久坂雄征が、たまたま飲み屋で知り合った瓦版書きの戯作者の鈍亭魯文と繰り広げる物語。
連作の短編集だけど、最後の話は完結編という感じだから続編が出るかどうか・・?
良くある江戸の些細な出来事の話で読んでいて疲れないが、第2話(第2章)は現代の原発を想像させる。


双葉社
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「プリズンホテル 1 夏」 浅田次郎

2013年10月01日 | 読書日記
先月で終わった、土曜の早朝のFMの番組で面白いって言っていたので買ってみた。
確かに面白かったけど、「オー・マイ・ガアッ!」と同類でちょっとドタバタ過ぎて私好みではなかった。
続いているのかと思ってシリーズ全部買ってしまったから、このあと2を読むんだけど・・・


集英社文庫
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「三匹のおっさん」 有川浩

2013年10月01日 | 読書日記
有川浩らしい話だけど、自衛隊は出てきません。
タイトルと表紙から想像したとおりの内容だけど、そこは有川、しっかり読ませます。
サイドラブストーリもしっかり入ってます。
私は間違いなくノリだろうなぁ・・


文藝春秋
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