toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「籠の中のふたり」 薬丸岳

2024年08月04日 | 読書日記

主人公の快彦だけが知らない秘密を周りの人達はみんな知っているけれど、誰も本当のことを話そうとしない。
最後まで面白く読めるんだけど、それが不自然で読んでる間中違和感がある。
快彦も聞けばいいのに、何でも一人で調べようとするのも不自然。

最後は感動させようと言う作者の意図がミエミエで、もうちょっと何とかならなかったのかな。。
「ガーディアン」もそうだったけど、最後の詰めが甘い感じ。

 

 

 

 

2024.7.28

双葉社

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「スマホになじんでおりません」 群ようこ

2024年08月02日 | 読書日記
激しく共感。
私も携帯番号を持つ意味が未だに分からない。
私の場合、バイトで予約の電話を受ける必要があって仕方なく携帯電話を買って、今年のガラケーサービス終了に伴ってスマホに変更したのでスマホ歴は半年ちょっと。

群ようこと同じくあまり持ち歩かないうえ、ゲームもLINEもインスタグラムも使っていないので充電は週に1~2回。
パソコンで用が足りるのでわざわざ使いにくく見難いスマホを使う気になれない。
無料の花の名前調べるアプリはインストールしているけれど、フリック入力というものをこの本ではじめて知った。
 
 
 
 
 
 
 
2022.7.15
文藝春秋
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「スマイルメイカー」 横関大

2024年08月01日 | 読書日記

二つの話が細切れになって交互に語られると言う私の一番嫌いなパターンの構成で嫌だなぁと思いながら読んでいくとさらに別の物語が始まってしまうと言う最悪な構成。
早く一つの話に収束して欲しいと思い、試練に耐えるように読んでいくと、そのうちの一つの話は一ヶ月前だと明らかになる。
その後は、どんどん結末が見えて来て最後はほぼ思った通りの展開。

大嫌いな構成を我慢して最後まで読んで良かったけれど、やっぱりこの構成は見直して欲しいな。

横関大と言うより伊坂幸太郎が書きそうな物語だった。
舞台を無理やりニューヨークにもっていたのは心臓移植の伏線のため?

 

 

 

2015.5.19

講談社

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