toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「幾千年の声を聞く」 青羽悠

2022年11月02日 | 読書日記
先日読んだ宇佐美まことの「ドラゴンズ・タン」と同じような構成。
こちらは同じ場所で時間が経過した物語が5篇が章とされている。
それぞれの物語は微妙な関連を持っているものの基本的には独立した内容になっている。
各章はどれも面白く読めるけれど、最終章は完結させるという制約のせいか他に比べるとイマイチ。
そしてほぼ予想通りのエピローグ。

壮大なスケールの物語で、最後のオチも良くできていたけれど、読み終わった充実感はあまりない。
「木」に拘り過ぎた設定のせいかも。






中央公論新社

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