いつ振りか分からな程久しぶりの東野圭吾。
特に避けていたわけじゃないけれど、何となく成り行きで気づいたらしばらく読んでいなかった。
本作は鍼灸師の青年ナユタの問題を不思議な少女円華が解決するという連作短編集。
ナユタの馬鹿さ加減に少しイライラし、合理主義の円華にはかなり共感した。
世間では逆の印象を持つ人が多いかもしれないけれど・・・。
唯一の書下ろしである最後の表題作は、ひとつ前の話の続きになっているけれど、ナユタも円華も登場せず、なんだか思わせぶりな内容だけど、良く分からなかった。
2018.3.23
KADOKAWA