toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「腹をすかせた勇者ども」 金原ひとみ

2023年07月27日 | 読書日記
金原ひとみは「蛇にピアス」を文藝春秋で読んで以来かも・・。
一緒に読んだ綿矢りさの「蹴りたい背中」に比べてあまり面白いとは思わなかったから、なんとなく手を出してなかった。

これは中高一貫の女子校に通う少女の、中2から高1まで日常を描いた作品。
そこそこ面白いんだけど、出てくるカタカナの単語がさっぱり。
ゲームやアプリなんかの名前だと思うんだけど・・・。
あと、友だちとの会話も一部理解不能。
まあそれらがわからなくても特に問題無いからスルーしてれば良い。

ただ、特に主人公の気持ちを表現する場面とかで、文章がやたら長いうえ読点が(場合によっては句読点が)ほとんど入らないところが結構有って読むのに苦労する。

とりあえずもうちょっとオジサンにも読みやすくて分かり易くしてもらえたらありがたかったけど、いかがなものでしょうか。
金原ひとみの小説ってみんなこんな感じ?

それにしてもママの思考原理は、全く理解も共感もできない。





2023.6.30
河出書房新社
コメント
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