toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「梅雨物語」 貴志祐介

2023年07月25日 | 読書日記
「秋雨物語」の続編なのかな?

冒頭の「皐月闇」は復習に燃える女性の執念を描いた中編で設定が凝っている。
後は長めの短編が2作。

「ぼくとう奇譚」は木内昇や朱川湊人に通じる世界だけど、夢と現実の境が無くなるファンタジー。

「くさびら」は、この本の中で一番(と言うより唯一)良かった。
ただ、前半の鶴田の行動や思考がミスリードを誘うため不自然すぎるし、結末と整合しない。






2023.7.14
KADOKAWA
コメント
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