あれから5年

昨日は私の誕生日でもありましたが5年前のJR福知山線の大事故の日でもありました。
もう5年も経つんだなぁ。。とニュースを見ながら思いました。
未だにやっと強制起訴とか、なかなか進まない事故後の状態に事故に遭われたり亡くなられた
方々のご遺族は心の休まる時がないのだろうと、お気の毒に思います。

当時は福知山線が半年近く一部不通になった為、振り替えで阪急電車を利用する人が多く
阪急の各駅の改札口にJRの社員の人が「JR」と書いた腕章を付け
改札を通る人達に「おはようございます。」「ご迷惑をおかけしております。」「申し訳ございません。」
と頭を下げておられた事も思い出しました。

もちろん事故に遭われた方々の「こんな事をしてもらっても何も元に戻らない」と言う気持ちは
当然だと思いますが、毎朝毎晩そこを通る私はこの人達はこの人達でまた気の毒な事だと
思いながら通っていました。
何度か通る時に「ご苦労様です」と声をかけた記憶もあります。
ただ一度、そのJRの人の笑顔を見たのは遠足に行く子供たちが嬉しそうに「おはよーございます！」とその人に挨拶をしJRの人が「いってらっしゃい！」とニコッと笑って子供たちに手を振った時でした。
その人が何故ここに立っているのか解っていない子供たちと、その人の笑顔を見ると、なんとも言えないような気持ちになりました。

5年経ったと言ってもご家族や大切な人を突然に失った方たちの気持ちは今後も癒えることは
決してないと思います。
JRも決してこの事故を忘れないと言うなら、あの被害にあったマンションをJRの社員寮にすれば
良いのに。。と思ったりもします。

こんな事故が二度と起こりませんように。
改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。