jujuの裏日記

日々のでき事を裏や斜めから観てみました。
ヒネクレ日記です^^

読み終わりました

2014-01-10 | Weblog
「永遠の0」を読み終えた。
意外な事に私は一滴の涙も出なかった。

確かに結構、長い小説なのに飽きる事はなかったし
物語に引き込まれた。
ゼロ戦の名前の由来とかも解ったし
当時の軍の上部が今の官僚とよく似ている事も解ったし
何より戦闘機の空中戦は目に浮かぶくらい解りやすく描かれていた。
勿論、当時の日本の為に命を散らせた若い人たちを思うと
気の毒でならなくなった。

でも私はこの小説の最後がイマイチだった。
まとまり過ぎてる感じがして、そちらが気になり涙が出てこなかった。
主人公の気持ちも理解しがたい物があった。
そして映画のCMの影響で主演している岡田准一さんのイメージがチラついた。

映画も観てみようとは思っている。
どういう風に映像になっているのかが興味がある。
私の友人は映画を観て
「涙・涙なのに泣こうとしたら隣に座った80代位の男性が
鼻をすすって嗚咽をもらしてショック死するんじゃないかと思ったら泣けなかった。」
と言っていた。
みなさん泣いておられるようだ。

映画を観ても熱い物がこみ上げてこなかったら私の心は乾いているのだろうか。
ただ。。私が祖母からよく聞かされていたこの時代の話は、もっと切なかった。
幼かった私に祖母は実の息子ではなかった私の父の兄にあたる人が
中国で戦死したのだと、写真を見せながらよく話してくれた。
幼い時に20歳で戦死した人の話を聞いて育った私は
年齢を重ねるに従って、その事を怖いとか悲しいとかより
切なく思うようになっているようだ。
「なんのために生まれてきた人なのだろう。。」

小説ではなく今度はこの時代の記録を探して読んでみようと思った。