ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その3

2013-10-19 20:42:04 | 南アルプス

 

2013年10月13日

仙丈ケ岳の続き

 

強風の中ではありますが、晴天の稜線を進む。

小仙丈から先は、アルプスらしいハイ松と白い岩の開けた道が続きます。

 

 

昨日よりも朝の冷たい空気は澄んでいて、眺めは抜群。

皆さん思い思いに立ち止まってはカメラを構えている。

 

カールのわきの尾根を登ると、山頂が見えてきました。

たくさんの人が登っていますね。

 

 

何度も振り返りながら稜線歩きを楽しみます。

 

 

 

 

夏場はイワベンケイやイワツメクサがあちこちに咲いていた岩場の道、

今は花の姿はありませんが秋のくっきりとした岩と松のコントラストもいい感じです。

 

 

カールの底に小屋を見下ろしながら、足取りも軽く頂上への道をたどる

 

到着!

こんな真っ青な空の仙丈ケ岳山頂は初めて。

顔がニヤけてしまうほど。

 

360度の展望です。

栗沢山、アサヨ峰の向こうに奥秩父の山々

 

鳳凰三山

甲斐駒からとは角度を変えて、地蔵岳、観音岳、薬師岳と並んで見えます。

 

 

富士山と北岳

 

 

大仙丈ヶ岳から仙塩尾根

まだここは歩いていませんが、いずれ仙丈から塩見とつないで歩きたいものです。

 

恵那山のゆったりした山容

 

中央アルプス

越百山から、仙涯嶺、南駒ケ岳、空木岳、檜尾岳、三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳・・・御嶽

一つ一つの峰々が嘉ぞられるほどくっきりと

 

北アルプス

 

 

蓼科から北八の山々、浅間山

 

そして甲斐駒

 

十分展望を楽しんだら、仙丈小屋へ

 

 

小屋の前のベンチに陣取り、いつものラーメン

そしてやっぱりビィールがうまい!

ここも目の前が開けていて好展望の特等席

 

 

 

さてなごりはつきねど、下り始めます。

馬の背を経て、藪沢を下るコース。

こちらの紅葉はどうでしょうか・・・

 

稜線上はやっぱり枯れ木ですね・・・

 

ナナカマドの実は鮮やかです。

 

ときどき後ろを振り返りながら・・・

 

このあたりのダケカンバはすっかり葉を落としてしまってます。

 

馬の背の稜線から、馬の背ヒュッテに降りていく

さらに沢に下っていくと

次第に周囲が鮮やかになってきた

 

 

 

ヒュッテの取水口の近く

飛び散った水が凍っていました

 

紅葉を前景に正面の甲斐駒ヶ岳を撮ってみる

 

 

 

沢に沿って並ぶ広葉樹

 

 

せっかく残っていた紅葉を楽しもうと、

帰路を急ぐ人たちを横目に、何度も立ち止る。

 

 

 

 

やがて甲斐駒も谷間に隠れ

道も沢を離れて北沢峠へ

 

 

針葉樹の森に入りしばらく下っていくと

双子山が正面に

 

大平山荘を通って北沢峠の林道に戻ってきました。

 

帰りのバス、北沢峠から広河原は臨時便も出てスムースに降りられたのですが、広河原が大混雑。

次々と降りてくる登山者でバス停には長い行列ができていました。

それでもバスを一本送らせて、芦安までは座って帰れました。

どうせ中央道も大渋滞ということで、温泉につかって駐車場で仮眠。

渋滞が解消された真夜中の中央道を走って帰宅しました。

 

晴天に恵まれた南アルプスの山旅、すっかりリフレッシュできました。

 

おしまい

 


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その2

2013-10-17 21:01:00 | 南アルプス

2013年10月13日

二日目は仙丈ケ岳へ

テント場の朝、摩利支天の岩峰が朝日でオレンジ色に染まっています。

今日は昨日以上の好天が期待されます。

 

今日もサブザックで、身軽に出発。

 

前回は大平小屋から沢に沿って馬ノ背経由でしたので、

今回は尾根をまっすぐ小仙丈ケ岳を通るルートへ。

 

三連休とあって、今日も登山者がいっぱいです。

道を譲り、譲られ、マイペースで高度を上げていく。

すっかり涼しくなったこの季節、歩いていても快適。

中腹の広葉樹はだいぶ葉を落としているとはいえ、色づいて鮮やか

 

 

 

 

 

ナナカマドの赤い実も真っ青な空に映えます。

 

六合目の看板で森林限界を超えると、今日も強風、そして好展望

 

昨日登った甲斐駒もどっしりと構えています。

鋸岳の間から八ヶ岳も覗いている。

 

 

 

 

 

小仙丈ケ岳まではハイ松の道

 

南アルプスらしい深い森が続く尾根

 

 

 

富士山と北岳

ここでは二番目のほうが大きな顔をしているかな

 

 

紅葉が終わっていた代わりに、赤い実があまりにも鮮やかだったので

 

 

 

 

望遠で八ヶ岳

ちょうど麦草峠のあたりの鞍部の向こうに浅間山も見えていました。

 

 

小仙丈ケ岳までもう一息

何とも楽しい尾根歩きです。

 

 

 

 

 

昨日は雲に隠れていた北アルプスも今日は良く見えています。

記憶も新しい槍ヶ岳から穂高、笠ヶ岳、霞沢岳

 

立山、剱岳は雪をかぶっているようです。

 

後立山には少し雲がかかっていました。

こちらも冠雪しているようです。

 

中央アルプスは三ノ沢岳から島田娘、宝剣、木曽駒と続く

その背後に御嶽

 

こちらは乗鞍岳

 

入笠山に連なる南ア北部の稜線、その先に霧ヶ峰

さらに美ヶ原

遠くにかすんでいますが、この夏に登った妙高山、火打山まで見えました。

 

再び八ヶ岳

90mm(APS-C)でこんな感じ

 

真ん中の黒い山が塩見岳

左に悪沢、右は赤石岳かな

 

そしてこれから向かう仙丈ケ岳が現れました。

 

続きます


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その1

2013-10-16 20:51:47 | 南アルプス

今日は、台風直撃で大変でしたね・・・

 

2013年10月12~13日

好天の予報が出ていた体育の日の三連休、

秋の風景をのんびり楽しむということで南アルプスを選びました。

山小屋はどこも大混雑と思われ、最初からテント泊のつもり。

北沢峠の長衛小屋前のテント場はバス停からすぐ近くにあるのが魅力。

ここをベースに甲斐駒、仙丈という南ア北部の雄峰二つをたずねました。

 

金曜日の晩に芦安の駐車場に入り、始発のバスで広河原経由、北沢峠へ。

バスも大混雑でしたが、幸いにして座れました。

 

北沢峠から歩いて数分、長衛小屋前へ。

重たい荷物を運ぶのもここだけです。

さっそくテン泊の手続きを済ませ、設営地を確保。

ベースキャンプを構えて、サブザックに荷物を移します。

朝から続々と入山する登山者で広いテント場もみるみる埋まっていく様子。

 

明け方のバスの中からは、北岳も仙丈ケ岳も暑い雲の中、

天気の回復が遅れているのかと心配しましたが、峠に着くころから青空が広がりだして一安心。

しかし、雲の流れは速く稜線上は強風が予想されます。

 

 

 

まずは仙水峠に向けて沢沿いの道を登っていく。

紅葉は稜線から降りてきて2200mあたりが見ごろとなっていました。

 

 

この辺りの斜面は、針葉樹の緑にダケカンバなどの黄色がモザイク状に混ざっています。

 

 

ガレ場に出ました。

 

振り返れば小仙丈ケ岳

向こうもすっかり雲が晴れて青空に。

 

斜面に森の色づきも味わい深い

 

 

仙水峠に到着

青空は申し分ないのですが、風が強い。

稜線上の紅葉はすっかり飛ばされてしまったようです。

青空に映える摩利支天威容、白い岩が朝日に照らされて眩しい。

 

 

 駒津峰への樹林帯の急登を着々とこなすと、

後ろの景色が開けました。

栗沢山からアサヨ峰、地蔵岳へと続く稜線。

昨年は雨の中、あそこを歩いたのでした。

 

 

間もなく駒津峰へ

 

相変わらずの強風に、砂粒が飛んできて痛い。

サングラスを装着。

南アルプスの主峰が連なる南側、

北岳から、悪沢岳峰々までよく見えます。

 

中央アルプスもくっきり

 

そして目の前に甲斐駒ケ岳が迫ってきました。

 

駒津峰から一旦尾根を下って いつもの直登コース

 

後ろを振り返れば

駒津峰と仙丈ケ岳

 

荷物が軽いので、登り道も楽しい

 

花崗岩の白い岩と砂のルートをぐいぐい登って山頂に出ました。

 

時折強風にあおられるけれど、眺めは最高です。

鳳凰山の上に富士山も頭を出しています。

 

 

 八ヶ岳

 

奥秩父の主脈、金峰、国師、甲武信・・・

瑞牆山の岩場も白く浮かんでいます

北側の遠くに見えるのは両神山か

 

望遠で

手前の鳳凰三山がリアルなデテールを見せているのに対し

遠くの富士山は、浮世絵ばりに抽象化されたきれいな曲線を描いています。

 

近いほうから北岳、間ノ岳、悪沢岳

日本の高峰、第二位、第四位、第六位と贅沢に並んでいます。

 

 

北側には鋸岳への荒々しい稜線

 

強風の中、岩陰でお湯を沸かして昼食

しばし風景を楽しんだ後、白砂の道を下っていきます。

 

 

 

駒津峰を超えて下りは双児山ルートで北沢峠に直接降る。

 

ハイ松に覆われた、大きな斜面を下っていく。

歳寒の松柏といいますが、この秋空にまぶしいほどの緑色です。


双児山から振り返る駒津峰の斜面

ダケカンバはすっかり葉を落としていますが、

紅葉の盛りは見事だったでしょうね。

いつかまた時期を選んで歩いてみよう。


再び鋸岳


双子山からは森の中の急な下りが続きます。

この日は、右ひざの調子が悪くスピードを抑えながら歩きました。





 

テント場に帰ってまずやることと言ったら・・・

 

ホントはグラスの大ジョッキを頼んだのですが、長衛小屋は時間制限があって

忙しくなる夕方は、生ビールはプラのカップのみの提供。

(缶ビールは自動販売機があります)

それでもちょっと贅沢なエビスの生はこたえられないうまさでした。

 

まだ明るい午後のひと時、沢沿いの道をぶらぶらと散策

谷間の道は風もなく、穏やかです。

 

 

 

 

 

夕食はスープ、パスタ、チーズ、缶詰、それにワイン

ここは荷物を運ぶ距離が短いので食料運びも苦になりませんし、水も豊富です。

 

気持ちの良い汗をかいて、大満足の一日でした。

次の日は仙丈ケ岳へ

 

続く


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 速報

2013-10-14 17:23:37 | 南アルプス

素晴らしい天気に恵まれた三連休でした。

 

2013年10月12,13日と甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳に登ってきました。

どちらも何度か登った山だけれど、この季節は初めて。

稜線上の紅葉は残念ながら一足先に終わってしまったけれど、

標高をやや下げたあたりで何とか見ることができました。

 

 

 

 

 

甲斐駒からの展望

 

 

 

仙丈ケ岳は過去いずれも曇り空でほとんど展望が得られなかったのですが、

今回は朝から素晴らしい天気。

 

 

中央アルプス

 

秋色に染まった稜線から八ヶ岳、彼方には浅間山

 

 

北アルプスも

 

もちろん日本一も

 

 

さすがに人も多かったけれど、大満足です。

 

詳細はまた後日


早川尾根縦走:鳳凰三山~甲斐駒ケ岳 2012年8月 その3

2012-08-26 18:15:13 | 南アルプス

韓国から帰ってから、ちょっと腹を壊してしまった。

昨日今日と良い天気ですが、体に力が入らずおとなしくしています。 

何とか故障したパソコンからデータのサルベージに成功し修理に出しました。

借り物のPCで書いています。

 

2012年8月16日

未明は降るような星空、今日こそは!という期待高まる。

朝ごはんはラーメン、食べていると小屋どまりの人たちはそろそろ出発しだしたようで

テント場の脇にヘッドランプの明かりとザック、ザックという足音。

ここのテント場には三張りありましたが、隣のモンベルテントから出てきた若い男性Tさんと挨拶。

ここに来る前は北岳に登っていたとのことですが、

こちらからも見えていた通り、ずっと雲の中だったそうです。

今日は私と同じ甲斐駒へのピストン、朝の良い天気にお互い笑顔がこぼれます。

 

びしょびしょのテントは張ったまま、サブザックでスタート

荷物の軽さに心も軽く。

 

背後の仙丈ケ岳、オレンジがかった光の中にくっきりと

 

 

峠にあがれば目的の甲斐駒が覆いかぶさるように迫っています。

追いついてきたTさんに撮っていただく。

 

 

雲海の上に浮かび上がった太陽、かなたには奥秩父連山

 

さて駒津峰へは、約500mの登り、ゆっくりと取りかかります。

 

森の中をしばらく行くと、一旦背後が開ける。

栗沢山にアサヨ峰、そして鳳凰山

昨日ガスの中を歩いた稜線が今日は青い空の下にずっと続いている。

こんな日にあそこを歩いたら楽しいことでしょう。

 

そうそう、その2に書き忘れたけれど、アサヨ峰、栗沢山でそれぞれ雷鳥とオコジョに出会いました。

コンデジでは反応が遅く写真に取れなかったですけど、

このあたりにも生息しているんですね。 

 

 

目指す甲斐駒を見上げながら着実に高度を上げる。

 

 

 一本調子の登りですが、時折背後に広がる景色を眺めながらの道のりは快適です。

何より荷物が軽いのがいい。

 

雲海に浮かぶ鳳凰山

 

早川尾根の山々の向こうに北岳も頭を出しました。この山行初のお目見え

 

 

こちらからの北岳は

ドレスをまとった貴婦人が振り返ったような、とりすました印象

背後の間ノ岳はどこから見ても重厚なボディーガード

 

遠くには塩見岳、悪沢岳も見えています。

 

 

高度を上げていくといよいよ富士山も頭を出しました。

 

駒津峰に到着

時折流れる雲に太陽が隠れますが、昨日のような天気の崩れはしばらくなさそう。

 

 

稜線の向こうに、鋸岳の荒々しい姿

 

 

甲斐駒も正面に大きく立ちはだかる

 

 

六方石を通過し、行きは直登ルートを取ります。

 

 

背後には仙丈ケ岳までうねるように稜線が続いている

 

 

恐竜の背中のような直登ルート

手足に花崗岩のざらざらした表面を感じつつ進んでいく。

いくつかのパーティーが取り付いていますが、皆さん岩場に難儀しながらも楽しそうです。

 

 

岩場を越えると後は頂上まで白砂の道をもう一息

 

 

 

雪の上を歩いているように、砂地がまぶしく照り返してきます

 

山頂に到着

 

 

前日、前々日の雨の景色から一転してなんともすばらしい展望です。

昨日頑張ったかいがありました。

 

八ヶ岳

 

奥秩父

 

中央アルプス

 

 

御座山の向こうには奥日光から尾瀬の山々まで

 

 

まもなくTさんも登ってきました。

健闘をたたえ写真を取り合う。

頂上の岩の上で

 

風はちょっと冷たいけれど、さわやかな空気、すばらしい景色

次々に登ってくる人たちみんな笑顔です。

立ち去りがたく、景色を眺めたり周囲の人と写真を取り合ったり

小一時間も頂上にいたでしょうか。

名残はつきねどそろそろ下りましょうか

 

帰りは迂回ルートから摩利支天に立ち寄って駒津峰まで

 

甲斐駒南面をトラバースして摩利支天の根本へ

 

 

 

山頂を振り返る。

東側にオーバーハングした特異な形をした岩は迫力です。

 

ハイマツを掻き分けて登ると直ぐに摩利支天のピークに出ました。

 

 

 

ここからの甲斐駒もなかなか勇壮です。

 

 

再び甲斐駒を巻くようにあるいて六方石へ

だいぶ日が照り付けて暑くなってきました。

 

駒津峰に帰ってきました。

日が南側に回って甲斐駒にも光が当たっています。

正面の直登ルート、右手の摩利支天のピーク

本日のルートをおさらいしながら眺める。

 

 

あとは仙水峠へ下っていく

今の時間となっては森の中の日陰がうれしい

まだまだ登ってくる人とすれ違いますが

今日はしばらく天気は大丈夫でしょう。

きっと山頂で楽しまれたことでしょうね。

 

森の中に咲いていたツリガネニンジンの仲間

ヒメシャジンでしょうか・・・

 

峠に下りてきました。

 

 

テント場に戻って、昼飯を食べながら雨にぬれたものを周囲に広げて乾かしていると

まもなくTさんも戻ってきました。未だ残ったお休み、この先どうするか考えておられましたが

とりあえず一緒に北沢峠までご一緒することになりました。

 

テントをたたんで沢沿いの道を下っていく。

駒仙の小屋は改修中

テント場の脇に売店が有りましたが、ここでTさん目ざとく

「アイスが有りますよ100円だって

ということで即購入。

ビニールのチューブに入ったシャーベット状のやつですが

口に入れると頭にツーンとくる冷たさがうれしい

 

ここから林道をあがるとバス停前の長衛荘に付きました。

バス停の列にザックを置いたら何はさておきこれです。

 

 

今日一日の快適な山歩きを祝して乾杯!

のどに染み入る爽快感。

Tさん持参のアルプス全図を眺めながらしばしこれからの山登りの話など。

来年の就職が決まったとのTさん、

これからまだまだ行きたい所たくさん、ほしい装備もたくさん

今は学生の身でお金を節約しながらの山行ですが、

何物にも変えがたい若さと体力にあふれています。

 

結局Tさんは広河原に降りて一泊するとのこと

バスに揺られて広河原までご一緒しました。

 

雨に塗られての早川尾根縦走、道間違いもあったりして反省点も多々有れど

最終日のお天気と展望に報われて今回も満足のうちに山行を終えることが出来ました。

 

おしまい

 


早川尾根縦走:鳳凰三山~甲斐駒ケ岳 2012年8月 その2

2012-08-22 20:48:50 | 南アルプス

 

ただいまソウルにきております。

ホテルの部屋で書いてます。

家のパソコンは未だ復活してない(やっぱキーボードがおかしい)のですが

2日目までの書きかけの文章と写真はgooにアップしてあったので、その2まで書きます。

 

 

8月15日

この日は仙水小屋までが目標。

夜中には満天の星が見えていました。あるいは今日は好天との期待を持って

5時に鳳凰小屋前を出発。朝焼けに輝く岩峰を見上げながら登り始める。

 

 

昨晩の星空から変わって、所々に暑い雲がかかっているのが気になる。

 

やがて森の中の急登を終え、オベリスク直下の砂礫地帯に出ました。

 

 

左手には観音岳

 

 

ここで昨日の単独さんが追い付いてきました。今日は空身で地蔵を往復したのち

青木鉱泉に下山するとのこと、道を譲ってマイペースで主稜線を目指します。

おなじみのお地蔵さんですよ(mariさん!)

まるで花を手向けたみたいにタカネビランジが咲いてました。

 

 

 

 

さて、稜線に上がり、高嶺のピークへと進みます。

緑の高嶺、日が当たっています。

背後は暑い雲ですが。

 

ミネウスユキソウ

 

 

地蔵岳から左に切れ落ちた稜線を進み、一旦樹林帯へ、

そこから高嶺に登り返します。

 

 

高嶺手前のピーク、ハイマツ帯の開放的なところです。

 

後ろには地蔵岳、観音岳、

その背後には富士山もチラリ

 

 

 

高嶺の山頂につきました。

 

 

 

相変わらず北岳は雲の中ですね。

 

ここから先の道のり、甲斐駒ケ岳に向かって伸びる早川尾根は

途中から深い雲につつまれているようです。

 

 

高峰からの下り、ところどころ岩場が現れる急坂です。

道端にはトウヤクリンドウ

 

 

森に囲まれた白鳳峠に出ました。

 

 

このころまだ雨は降っていませんでしたが

ここまでくると断続的な雨のせいか、道端の草木はビショビショにぬれています。

道にかぶさってくる葉を掻き分けるごとに水滴をかぶり

 衣服がぬれてしまいます。

どのタイミングで雨具を付けるか、迷いながら進んでいました。

 

この峠から早川小屋の先までは、南アルプスらしい樹林帯を進みます。

苔むした山道はなかなか好ましい。

 

 

 

朝はまだ青空も出ていたのですが、

進むにつれ雲が濃くなってきました。

 

 

 

針葉樹と広葉樹が入り混じる道

 

 

セリバシオガマ

 

ひと山ピークを超えると広河原峠

 

さらに深い森の中を歩いていく

 

 

森の中なのであまり影響は有りませんが

時折強い雨が降ります。

 

 

ギンリョウソウが頭を出していました。

 

 

しばらく進むと早川尾根小屋

管理人さんは近くの山の中で作業しているのか

音は聞こえるけれど、人の姿は有りません。

地蔵岳を離れてから、未だ誰にもあっていないなぁ。

 ここで早めの昼食を食べながらこの先の作戦を思案

 

ここから先、天気はさらに下り坂

時間的には早すぎるけれど、ここでテン泊と言うのも選択肢の一つでしたが

仙水小屋まで行ってしまおうということで心は決まりました。

 

小屋の奥の樹林帯を進み

ピークを超えると、縞枯山のような風景

 

 

 

いよいよ天気は悪くなっていく

 

 

高度を上げてハイマツ帯になると風と雨が吹き付けてきます。

いつも前にぶら下げている、一眼レフはバッグごとザックにしまって

コンデジを雨具のポケットに移す。 

 

 

雨の中を歩き、かろうじてガスにかすんだ風景の中に

アサヨ峰がうっすらと見えてきました。

 

 

 岩場を登りきると山頂到着。

 

 

本当は白根三山に、正面に甲斐駒と良い眺めのはずなんですが真っ白です。

雨も殴りつける感じになってます。

幸い雷雲はなさそう。

ここまでまずまず良いペースで来ております。

この調子なら15:30頃には仙水小屋につくでしょう、とほっと一息。

 

しかし、この後大きなポカが出てしまいました。

つい何の気なしに山頂を離れて踏み跡のついたところを下っていったのですが、

しばらく歩いていてふと違和感、

なんかおかしい、なんかおかしい・・・

やっぱり間違えてる!

山頂から下る方向を間違えたんです。

とにもかくにも、もう一度登り返して二度目のアサヨ峰、結果、1時間以上のロス。

 

ここははっきりした道標がついていないところなんですが、

こうした天候ではポイント毎に地図とコンパスで方向を確認するのが基本でした。

海より深く反省・・・

 

さて、もう一度ここで考え直す。

早川小屋に戻るほうがコースタイム的には短い。

予定通り進むか、戻るか・・・

まだ体力は残っている、コースタイムからみても日が沈む前には到着できるだろう。

テントもあるし、水も食料も有る、

最悪どこででも一夜を明かすことは問題ないということで

先に進むことにしました。

こんどこそ、地図とコンパスでルートを確認し下っていきました。

 

おり始めたころガスが風邪に流れて先の稜線が見えました。

前方が栗沢山。今度は間違いない。

 

 

小さなアップダウンの後山頂に到着。

 

 

ここは目の前に甲斐駒がそびえていて、迫力有る姿が拝めると聞いていたのですが、

今日はうっすらと摩利支天が見えるのみ。

これが限界ですね。

 

ここから仙水峠まで急降下

 

 

ここまでくれば後は仙水小屋までゆるりと下るだけ。

 

小屋で手続きして、テントを張ってようやく落ち着いたのは17時過ぎ。

天気も道の間違いも含め、散々な一日でした。

 

サラミをつまみに赤ワインをのみながら

野菜リゾットとトマトスープ、体があったまってようやく落ち着きました。

明日はここをベースに甲斐駒のピストン、

晴れるといいなあ~と思いながらシュラフにもぐりこむ。

 

 

残りの写真は故障中のPCの中、

続きはしばらくかかるかも

 

 


早川尾根縦走:鳳凰三山~甲斐駒ケ岳 2012年8月 その1

2012-08-18 20:26:36 | 南アルプス

7月末の安定した天候のころ

皆さんの山行記録をうらやましく見つつ、お盆休みを待っていました。

行先は・・・朝日連峰?白山?栂海新道?中央アルプス?

しかし直前の天気予報は思わしくなく、いろいろ迷っているうちに休みに入ってしまった。

比較的南の方が天気が良いのではないか(でも雷怖いけど・・・)ということで

以前から気になっていたルートの一つ、早川尾根の縦走を実行することに。

そういえばこれまで鳳凰三山に登った二度とも、なぜか雪の季節でした。

花崗岩の白い岩とハイマツの緑が広がる盛夏の鳳凰山も良いだろうと思い、

夜叉神から甲斐駒まで通して歩くことにしました。

 

2012年8月14日

前日に車で芦安に入り、14日朝に夜叉神峠の登山口に立つ。

やっぱり山は雲に覆われていて薄暗い雰囲気のスタートでした。

 

 

サルオガセのかかる樹林帯を峠まで登っていきます。

 

44

 

 

夜叉神峠の小屋につくころ、ぐずっていた空はいよいよ本格的に泣き出しました。

ヤレヤレ、という感じでザックにカバーをかけ、雨具を着て歩き始めます。

 

笹原のクルマユリは 雨に濡れていきいきとした色合いですが。

 

 

森の中の道と、所々に現れる展望ポイントを通過して。なだらかな尾根を少しずつ高度を上げていきます。

周囲には別のパーティーが4~5組ほど。

お子さんを連れた4人組家族、単独の男性、三人組のベテラン山ガール?(かなりのベテランでいらっしゃいます)

その三人組の歌声を後ろに聞きつつ、初日の重たいザックを肩と腰に感じつつ歩いていきました。

 

この付近からは白根三山がきれいに見えるはずなんですが、今日見えるのは根っこだけですね。

 

 

花も濡れてちょっとしょぼくれているかな。

 

 

 

山火事跡を通過して再び樹林帯。

苔むした斜面が南アルプスらしいしっとりとした雰囲気。

 

 

 

間もなく南御室の小屋前に到着。降り続いていた雨が治まる。

雨が強くなるようならここで一泊と思っていましたが、

まだ時間も早いこととて、幕営できる鳳凰小屋前まで進むことにしました。

まずは小屋前でお湯を沸かし、カップヌードルで早めの昼食。

 

 

 小屋の周囲に咲く花々

 

 

 

イチゴはもう実をつけていました。

 

 

再び樹林帯を登っていくと、木漏れ日がさしてきました。

 

 

よしよしとにんまりしつつ歩いていくと

ようやく森林限界を超えました。

 

白砂の稜線で後ろを振り返ると

夜叉神峠に至る稜線が雲に浮かんでいました。

 

 

ほとんど栄養分のなさそうな風化した花崗岩の砂地に

健気に花を開くタカネビランジ

 

 

 

前方には薬師岳と観音岳も見えてきました。

 

小さなピークを乗り越えたところに薬師小屋

 

稜線の小さなコルに咲くゴゼンタチバナ

 

 

ミヤマコゴメグサ

 

 

 

そこからひとのぼりで薬師岳です。

天気は、悪いというほどではないが良いということもない。

 

 

前方には鳳凰三山の主峰、観音岳

 

 

振り返ればはるかに南アルプスの山並みが続いています。

 

 

北岳はどうしても隠れていたい様で・・・

 

 

さて、観音岳に向かう途中

後ろを振り返ると薬師岳の向こうを覆っていた雲が少しずつ消えてきたような・・・

しばし様子を見ていると・・・

 

 

 

 

富士山!

テンションあがりますね。

観音岳の山頂にて、ザックをおろし、標準ズームを90mmマクロに付け替えて撮影

 

 

 観音岳の向こうに地蔵岳、オベリスクの下の谷間に

本日の目的地鳳凰小屋があります。

 

 

白い稜線から再び樹林帯を急降下すると、沢沿いに鳳凰小屋がありました。

 

 

ここのテント場は、きれいに平らに整備されています。

右端が私のテント。前室がしわしわですが

 

 

 小屋の周囲の花々

 

 

 

 

 

テントを張って落ち着いたら当然これ!

 

 

夜叉神から同じルートをたどった単独男性も到着。

近くのテーブルに陣取って夕食。

 

前半はうっとおしい雨の中でしたが、後半はそこそこ展望もあっていい感じでした。

さて予定外に歩を進んだ13日、明日はどこまで行こうか・・・

 


早川尾根縦走:鳳凰三山~甲斐駒ケ岳 2012年8月 速報

2012-08-17 14:29:18 | 南アルプス

2012年8月14日~16日 

 

雨の中を歩き続けた後観音岳へ登る途中、

後ろを振り返ると流れる雲のあいだから、富士山が現れた。

もう見飽きるほど見慣れた姿に、どうしてこんなに興奮するものなのか。

 

 

 

今年の夏休み、どこに行くか迷いに迷った末、

早川尾根縦走に出かけました。

 

夜叉神峠を起点に

 

 

薬師岳

 

観音岳

 

 

地蔵岳

 

 

 

・・・と三山を辿り、さらに早川尾根を縦走

 (前方の雲の中に飛び込んでゆきます)

 

今回のメインであるアサヨ峰や栗沢山は雨とガスの中

展望もなく厳しい道のりでした。

 

そんな修行のような旅も最後には報われて

 

 

甲斐駒では素晴らしい展望に恵まれました。

 

いろいろ反省点のある山行でしたが、

早川尾根、なかなかいいコースだと思います(晴れていればね

 

詳細はまた後程

 


北岳 2011年8月

2011-08-20 21:22:30 | 南アルプス

裏岩手縦走記事の途中ですが、
昨日、今日と出かけてきたのでその記事の割り込みです。



2011年8月19日~20日

北岳に登ってきました。
久しぶりの団体戦です。






私の勤め先にも、山好きや山登りを始めた人間がおりまして、
今度北岳に登ってみたいとのことで、
若手のパーティーにまじって、おじさんの私も参加した次第。

あいにくの天気になってしまいましたが、
無事登頂を果たすことができました。


出発前の元気な姿






広河原から大樺沢に沿って登っているあたりは
まだよかったのですが、その後雨が強くなってきました。






肩の小屋に着くころは、濃いガスの中で何も見えず・・・
それでも小屋で一息つくころガスが晴れてきました。







皆テンションアップ!







その日は小屋どまり
食事は若手にお任せでしたが
野菜たっぷりのトマトソースのパスタは
抜群にうまかった!
あとは担ぎ上げた日本酒やらワインやらで宴会です。










20日朝は、濃霧と雨の中山頂へ












流石にみんな若い、こんな状況でもおしゃべりと笑いを振りまいてました。
天気に恵まれなかったけれど楽しかったね





北岳 2010年9月 その3

2010-09-21 21:22:28 | 南アルプス
北岳山頂を後にして、北岳山荘に向かいます。
間ノ岳は雲に隠れてしまいましたが
がっしりと根を張った山容が益々大きく見えてきます。





背後の北岳、また青空になりました。





と思うと日が陰る
くるくると色合いが変わってゆきます。






山荘の赤い屋根が近くなってきました。
日曜日の午後、周囲にテントも見えません。
静かに幕営できそうです(・・・とこのときは思っていた)





だいぶ降りてきました。
北岳らしい三角形に見えてきました。





ここでもナナカマドの実が印象的でした。










仙丈ケ岳





小屋を挟んで、中白根のピーク
ガスをまとってはいますが、青空のもとでくっきりとしたシルエット
次第に日が傾いてきました







小屋で手続きを済ませ、テントを張ってまずは落ち着きます。
「夜は風が強くなるので張り綱はしっかりと」とのアドバイス。
これが後で身にしみます。







一時西の雲が晴れて北岳に日が当ってました。
なんとかダイナミックな風景を写し取ろうとするのですがなかなか難しい。














東の雲も流れ去って富士山が見えました。





担いできたワインを開けて、富士山に乾杯!
こうした景色の中でほろ酔い気分で過ごす夕暮れ時
何んとも幸せな気分です。






シュラフに潜り込んで就寝

翌朝は、朝一で間ノ岳を往復してから広河原へ降りる予定でした・・・

が、夜半から風雨が強くなってきました。
テントが風に揺れる揺れる。
ポールがぐにゃりとまがって、目の前に天井が迫ってきます。
雨がフライをバチバチとたたく


2010年9月13日


翌朝ベンチレータから外を見ると
真っ白なガスの中
断続的に雨も降っています。


今回はこれにて下山としましょう。
雨の中テントを撤収。
八本歯のコルへの巻き道ルートをたどります。






白く起ちこめたガスの中に、ふんわりとピンクの花が浮かび上がって
きれいでした。










岩場のトラバース
木の梯子を滑らないように越えてゆきます。













濡れた岩場の道を慎重に辿りつつ下ってゆきますと
コルにたどり着きました。




ここからは大樺沢を下ってゆきます。
わずかに残った雪渓を横目にザレた道を進みます。






雨は激しく降ったり、やんだり
それでも二股に近づくころ、前方に鳳凰三山の影が見えてきました。










あとは沢沿いの道を広河原まですたこらと降りてゆきます。
幸い相乗りタクシーに乗り込むことができました。


芦安の駐車場では既に青空、日が照りつけてます。
冷えて曇ったレンズのまま撮影





間ノ岳は残念でしたが、
初秋の南アルプス北岳十二分に味わいました。

いつかまた好天の白根三山をたどってみようと思います。



おしまい



北岳 2010年9月 その2

2010-09-20 22:33:55 | 南アルプス
間が開いてしまいました
皆様のブログにもご無沙汰気味ですみません。


北岳の続きです


右俣を登った先は、カール状の谷間
盛夏にはお花畑で華やかだったことでしょうが
今はハクサンフウロなどがわずかに残っているくらい。
ナナカマドの赤い実だけが鮮やかに輝いていました。




北岳山頂にかかっていた雲が取れてきました。
稜線からの展望が楽しみになってきました。













ジグザクの登路もやがて白根お池からの道を合わせ、
小太郎尾根に向かって伸びてゆきます。





鳳凰三山






観音岳、薬師岳 花崗岩の稜線





タカネヤハズハハコでしょうか
足元にまだちらほらと咲いています。










ようやく稜線に出ました!






小太郎山の向こうに雲をまとった甲斐駒ケ岳






地蔵岳のオベリスクも良く見えるようになりました





目指す北岳は、今は日陰で黒っぽく大きく構えています。













仙丈ヶ岳の雄大な山体も現れました






左右の景色を見ながら、赤みがかってきた稜線をたどって山頂に向かいます。






肩の小屋に着きました






ベンチで一休みしているととなりに座ったパーティーの方
「ここのビールはよく冷えててうまい!」

となりで「プシュ!ゴクゴク・・・」とやられたらもう我慢できません。


クーラーボックスで良く冷やされたビールを購入
登頂の前祝いに「カンパーイ!」






喉をうるおしてから山頂へ







肩の小屋を振り返る
背後の山も雲に隠れたり現れたり
変化が激しい天候です















山頂の手前
北岳山荘から間ノ岳に伸びる雄大な稜線が見えました
南アルプスのスケールを感じます





こちらは仙丈ケ岳





そして鳳凰三山
雲がまた上がってきたようです






ようやく山頂が見えてきました






到着!




ピカピカの晴天ではありませんが
雲の流れの中に見え隠れする周囲の山々
ダイナミックな風景です。


本当に久しぶりの北岳山頂
前に登った時のことは記憶のかなたです。
(何せその時は天気が悪かったですし)

山頂にいた二組ほどのパーティーが去った後は貸し切り状態
ベンチで静かにこの場を味わうことができました。






生憎、間ノ岳に雲がかぶさってきました







甲斐駒から鋸岳はガスが晴れて見えています









暫し山頂にたたずんだ後、北岳山荘へ向かう


イワヒバリ









山荘の周囲には日曜の午後とあってテントの影も見えません。

ガレ場の道を赤い屋根目指して下ってゆきました。


続く





北岳 2010年9月 その1

2010-09-14 22:49:23 | 南アルプス
2010年9月12日~13日

北岳に行ってきました。

この休日、当初は別の山を狙っていたのですが、
天気予報は芳しくなく
比較的好天が期待できそうな南アルプスに行くことにしました。

北岳は本当に久しぶり
しかも過去の2回はいずれも天候が悪く頂上からの展望は得られませんでした。

今回はどうでしょうか・・・いずれにしろ新鮮な気持ちで臨みます。


芦安に車を止めて(raymariさんお勧めの第3駐車場)
朝一の乗り合いタクシーで広河原へ

途中、夜叉神峠でゲートがあくまでの時間調整

赤く染まる朝焼けの雲




広河原に着きました
所々青空がのぞきますが、全体に雲の多い天気









広河原山荘の立つ向こう岸へ、つり橋を渡る





大樺沢に沿って歩き始めます。







このルートは左右いたるところから沢が流れ込んでいます。






道端の花も、もう秋を告げています。






白根御池との分岐
今回はここを見送り、沢沿いに進んでゆきます。



























背後には鳳凰三山に連なる高嶺の稜線












花火のように広がる花














時がたつにつれ青空の割合が増えてきたようです。
とても良い傾向!












地蔵岳から観音岳にかけても雲が晴れて明るい山稜が見えています。





大樺沢の左岸から右岸へ、そして再び左岸に戻りしばらく進むと
二股の分岐に出ます。

この付近では北岳から下ってきた多くの登山者が休んでいました。


大樺沢の上部、八本歯のコルあたりは、未だ雲の中





バットレスの上部、北岳山頂あたりも未だ雲の中です。






二股から右俣コースに入り小太郎尾根を目指して急な登りが続きます。





大樺沢の雪渓もだいぶ小さくなっていました。





ようやく北岳山頂方面の雲が晴れてきました。






小太郎尾根の稜線はきれいに晴れています。






ハクサンフウロが未だ元気に咲いていました。




ナナカマドの赤い実がいいですね~










急登は未だ続きます。
ちなみにこの日は、肩の小屋を経て、北岳を越えて北岳山荘に幕営するつもりです。


続く