ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

谷川連峰主脈+馬蹄形 2014年6月 その4

2014-06-21 20:04:16 | 上信越地方の山

2014年6月16日

蓬峠にて朝を迎える。

この山行もいよいよ最終日。今日は馬蹄形縦走路を時計回りにぐるりと辿り

七ツ小屋山、朝日岳、白毛門に登って土合に下山の予定です。

朝日岳は二回目ですが、前回は曇天で展望がなく少々さびしい山行になってしまいました。

今日は上々の天気でスタートできそう。

あの素敵な雲上の庭園で眺める景色が楽しみ。

 

 

 

お隣の若者のテントはまだ寝息が聞こえる。

朝ご飯のカニ雑炊と豚バラ大根缶詰を食べ、ツエルトをたたんで出発。

七ツ小屋山までは、笹原の稜線が続きます。

 

シシゴヤノ頭に続く謙信ゆかりの道、5年前にあの尾根を登った時はガスの中だった。

 

遠くにかすんで見えるのは米山らしい、右手さらに遠方は佐渡島だろうか。

 

朝の未だ涼しい風を受けて快適な稜線歩き。

ただ今回の山行、東に向かって歩く場面がほとんどで太陽がまぶしく

サングラスなしではおられません。

そのせいでスキーシーズンのような焼け方をしてしまった。

 

 

小さな湿原の木道を超えれば七ツ小屋山はもうすぐです。

 

大源太山、豪快な岩稜が迫ってきました。

あちらも五年前に霧に包まれた岩場を登りました。

 

七ツ小屋山頂

 

振り返れば谷川岳に向かってS字型にのびる稜線。

 

茂倉岳の右手には、昨日越えてきた主脈縦走路

万太郎山、エビス大黒の頭、さらに仙ノ倉山、平標山と続く。

 

北西には越後湯沢の街並み

 

山頂を離れ東へ

清水峠へ進んでいく

まだ雪田に覆われた道もあります。

 

 

七ツ小屋から清水峠の間も、笹原の開けた道ですが、

ところどころ崩壊箇所がありました。

 

この辺りですれ違った人が4名ほど

いずれの方も白崩避難小屋に泊まって、私とは逆方向に馬蹄形をたどるそうです。

 

次第に谷川岳東面の荒々しい姿が見えてきました。

 

大源太山も尖った三角形から形を変えています。

 

白崩避難小屋に到着

 

小屋の裏手に鳥居と祠

背後には巻機山が見えます。

 

さてここからはジャンクションピークまで標高差500m

ビスケットを補給し登りに備える。

この近辺にはイワカガミが群生しています。

 

鉄塔を超えて進むとカエルの鳴き声

小さな池が彼らにとっての楽園

 

灌木の中と笹原が交互に現れる尾根道

ジャンクションピークが見えてきました。

そろそろ照りつける日差しが身に染みる時間。

周囲の景色を眺めて息を整えながら少しずつ高度を上げていきます。

 

 

 

北側に崩れた箇所をいくつか超え、

尾根の傾斜が緩くなって目指すピークが近づいてきました。

 

そして巻機山への分岐の標識が立つジャンクションへ 

ここから先もう大きな登りはありません。

 

朝日岳山頂に向かって緩やかな道が続く。

ここで前方からソロの男性とすれ違う。

今日白毛門から登ってきた人との最初の遭遇です。

 

雪田と草原が広がるゆったりとした稜線の先に

岩が一段高く積みあがった朝日岳の山頂が見えてきました。

 

背後に越後の山々

 

左手には尾瀬の山々

 

そして上州武尊山

 

私が最初に朝日岳に登ってみたいと思ったのは6年前の6月、

あの武尊の山頂からの風景がきっかけ

その時の上越の山々はとても美しく見えました。

 

2008年6月15日撮影  武尊山頂より朝日岳

 

ようやくあの時とは反対に朝日岳から武尊山を見ることができました。

 

朝日岳山頂です。

この山頂も独り占め、贅沢の極み

 

ここでの楽しみはもう一つ

 

ホソバヒナウスユキソウがあちこちに群落を作っています。

今年も可憐な花が出迎えてくれました。

 

規律良く三角形に編隊を組んでいる株

 

チングルマも

 

苗場山

 

花と展望を味わったあとは

烏帽子を経て笠ヶ岳へ

 

だいぶ気温が上がってきました。

大したアップダウンがあるコースでもないのですが、なかなかペースが上がりません。

 

近くに雪渓があるところでは、雪を削って手拭いを冷やし頭や首筋に充てる。

少々体をふらつかせながら進んでいきます。

調子が出ないのは腹がへっているせい?

羊羹やドライフルーツを取りながら歩くが調子が出ない。

 

 

 

笠ヶ岳の手前の草原でごろりと転がり、水をたっぷりと補給するとふっと体が軽くなった。

危ない危ない、こまめに水分を取っていたつもりでも

汗かきの自分には不足していたようです。

ついでにアミノバイタルゼリーを補給。

 

何とか笠ヶ岳まで来ました。

なんだかんだと疲労はたまってきているし足も痛くなってきたけれど、

最後のピーク白毛門まではもうすぐ。

 

 

谷川岳も正面に荒々しい姿を見せている。

 

 

朝日岳

時折雲が流れてくるようになってきた。

 

笠ヶ岳を下って、も一度登って白毛門山頂

長い縦走路もいよいよ終了を迎えました。

 

 

大烏帽子、笠ヶ岳

あのあたりを歩いているときはつらかったなぁ。

 

 

白毛門ではソロの男性が一人休憩中。

前橋にお住まいで、この周辺の山には登りに来ているそうです。

こんないい山が近くて気軽に登れるなんて羨ましい。

ついでに下山後の温泉のことなどお聞きしました。

一応ネットであたりをつけていたのですが、ちょうどそれがお勧めに上がったので一安心。

はやく三日間の汗を流したい!

 

15:31の列車に乗ろうとしていて、十分余裕を持ったスケジュールだったのですが、

朝日岳から笠ヶ岳までで時間を使いすぎていました。

まだまだコースタイム的には余裕がありますが、

これからの急降下もいつものようなペースで降りられないかもしれない。

ペースに注意しながら下り始める。

 

最初は岩場交じりの険しい道

右手にはマチガ沢、一ノ倉沢の険しい岩壁が望める。

 

やっぱり今日は足の裏が痛く、いつもの下りのペースが出ません。

適宜休み休み降りていきます。

 

日が陰ってきました。

暑い一日で、上空も不安定になっているようです。

夕立が来ないうちに下れれば良いのですが。

 

森に入ってしばらくしたところで休んでいると

先ほどの前橋の男性が追いついてきました。

さすがに何度も登っておられるだけにしっかりした足取りとペースで進んでいきます。

その時ぱらぱらと木の葉がなる音。

雨が落ちてきたようです。

これはすぐにやみましたが、いつ本格的な雨になるかわかりません。

私もグズグズはしていられないと、ラストスパート

 

白毛門の急な尾根道が終わりました。

 

そして土合の駅に到着!

前橋の男性もほぼ同時に。

 

まさにその瞬間でした、「ザー」と大粒の雨が降ってきたのは。

二人して思わず笑ってしまいました。

 

まだ電車の時間には余裕がありました。

駅の構内で汗を拭いて、列車を待ちます。

 

水上で乗り換えて

私は教えていただいた温泉を目当てに 上牧で下車。

 

上牧温泉風和の湯はここから歩いて5分ほど

施設は空いていてゆったりと湯につかることができました。

身も心もすっきりしたところで、今度は喉をすっきりさせねば。

湯上りのビールのうまかったことと言ったら・・・

 

そして再び駅へ戻る。

駅のすぐそばのお店で帰りの電車で飲むビールとおつまみを仕入れる。

そしてあとはのんびり帰るだけ

 

主脈と馬蹄形縦走路、谷川連峰の主要部を歩きとおすことができて心地よい満足感。

昨年三国峠から大源太まで歩いたので三国峠~白毛門までがつながりました。

あとは稲包山かな?苗場山もコースを変えて登ってみたいし、佐武流山も・・・

くたくたに疲れたけれど、地図を眺めているとまた歩きたいコースが浮かんできます。

 

 

おしまい


谷川連峰主脈+馬蹄形 2014年6月 その3

2014-06-20 07:27:10 | 上信越地方の山

2014年6月15日

丹沢主脈、オジカ沢の頭からの続き。

正面にオキの耳、トマノ耳、小さく肩の小屋も見えてきて

縦走のひと区切り,谷川岳までもう少しです。

 

上越国境の縦走路は、

時に緩やかで優しくおおらかな草原、

時に厳しく鉈で切り落としたような無骨な岩稜

ここは後者の顔つき

 

それを超えると再び優しい姿に戻ります。

オジカ沢の頭を振り返る。

 

俎の岩稜。

3月に登った時に見せた白い姿とは別の険しい風情

 

肩の小屋までの登り

まだ午前中なのに、ずいぶん長い一日を過ごしたような・・・

照りつける日差しに噴き出す汗をぬぐいながら登っていく

 

 

道端の小さな花々を撮りながら息を整え進む

ナエバキスミレかな

 

 

 

そして肩の小屋につきました。

昼食、小屋でビールを購入、ちょっと考えて二本

もちろん一本はこの場で景色を眺めながらのどを潤す。

もう一本は夜までとっておこう。

実は家から二本の缶ビールを持ってきていたのですが、一本は昨夜消費。

今夜はきっと一本では足りないだろうとのアル中の考えです。

 

 

仙ノ倉からここまでの道のりを振り返りつつ飲むビールのうまさよ!

 

さてそのあとは山頂へ

 

主脈縦走路とは打って変わってにぎやかです。

今日は好天の日曜日、ロープウェイは止まっていても

さすがに人気の百名山です。

 

お隣のオキの耳

 

明日の目標、朝日岳から白毛門の縦走路が見えてきました。

 

白毛門の先、彼方には平ヶ岳

 

燧ケ岳に至仏山

 

奥日光の白根山、手前は武尊山

 

 

武尊の右手には皇海山

 

マチガ沢を登ってきたクライマー

 

オキの耳へ進む

振り返ってトマノ耳

 

 

さらに進んで祠のあたり

 

正面に一ノ倉岳がそびえています。

日曜日のお昼とあって、この先に進む人はほとんどいないようです。

 

谷川岳東面の壮絶な岩壁

 

ノゾキからは一ノ倉沢のスラブが見下ろせる

 

さてお昼を回って、暑さはピークに達しています。

一ノ倉岳の登りを厳しく感じつつ

 

一歩一歩高度を上げてゆく

 

喘ぐように登ると一ノ倉岳山頂です。

 

稜線をたどると、茂倉岳との間は雪田に覆われていました。

 

さっそくザックから保冷バックを取出し、雪を詰める。

もちろんその中に埋めたのは缶ビール二本

 

 

ここから見下ろす武能岳

目指す蓬峠はあの山のむこうです。

 

 

茂倉岳に着いたときに頭をよぎった考えは、茂倉岳の避難小屋にこのまま泊まってしまおうというもの。

茂倉の避難小屋は水場も近く快適らしい。

しかし明日の行程も考えると、ここはもう一息進んでみようということに。

 

 

茂倉岳を降ってから見上げる、武能岳

近づくにつれて高く険しく見えてくる。

 

 

 一旦ザックを下ろして、羊羹をほおばり登りに備える。

ふと傍らに目をやると

 

一番暑さを感じる時間帯

とぼとぼとした足取りで本日最後の山頂を目指す

武能岳の一角に出ると、ようやく本日の目的地、蓬峠の小屋が見えてきました。

小屋の脇に白く光るもの

先着した人のテントが2~3張り

 

 

 

 

山頂についてほっと一息

振り返ると茂倉岳、一ノ倉岳が高くそびえています。

 

そして流れる雲の影の下峠を目指して進む

ゆったりとした笹原の稜線が続くこの辺りは

谷川岳周辺の中でも好きな場所です。

 

蓬峠へ到着

先着していたテントは若い男性三人組

聞けば蓬峠小屋の管理人さんはすでに下山されたとのこと

とりあえずツエルトを張って水汲みへ

 

 

ここのテント場はとても気持ちが良く好きな場所ですが、

水場が少々遠いのが難点でしょうか。

 

テント場に戻ってお待ちかねの一杯

五臓六腑に染みわたるうまさに、ほとんど一気飲み

 

思った通り一杯では足りずWカップ応援バージョン

つぎはゆっくりと夕食を用意しながら味わう。

 

のんびりとテント場ですごす夕暮れ時

 静かで穏やかな雰囲気に浸る

 

 

朝日岳、明日もあの山頂まで晴れ間が続いてほしい。

 

七ツ小屋山

 

やがて日は暮れて行き

 

 

長かった一日が終わります。

今日は穏やかな夜を迎えられそうです。

 

つづく

 

 

 


谷川連峰主脈+馬蹄形 2014年6月 その2

2014-06-18 20:45:46 | 上信越地方の山

下山後の出勤で、あまりの日焼け具合に職場で笑いを誘っております。

 

2014年6月15日

縦走二日目

昨日の夕暮れ時は曇天から一気に晴れ渡り気をよくして眠りについたが、

3時半頃に目を覚ましてベンチレーターから外を見ると・・・真っ白の霧の中

あれ?こんなはずじゃなかったけれどと思いつつも出発の準備を始める。

少々気落ちしたせいもあってか、もたもたと時間がかかってしまった。

夜明けは4時20分ぐらいのはず。周囲がだいぶ明るくなった頃、雲がどんどん薄くなっていきます。

 

 

ツエルトをたたんで出発するころにはエビス大黒様も姿を現しました。

 

よしよし、やっぱり予報通りの好天!

ニンマリしながら細い稜線を歩き始める。

 

振り返れば仙ノ倉山もすっきりと

 

 

ハクサンイチゲも今日は元気にパリッとしています。

 

月が沈むのは草津白根から志賀方面 

手前にエビス大黒の影

 

本日最初のピーク

早朝のまだ涼しい風の中、スッキリとした景色を左右に見ながらの縦走路は快適そのもの

 

群馬県側にすっぱり切れ落ちた稜線を下っていきます。

 

ところで帰ってから写真を見ているとあちこちにフレアやハレーションが派手に出ている。

昨日の雨もあってだいぶフィルターが汚れていたようだ。

機材のメンテを怠るとは何たる不覚・・・

 

 

振り返るエビス大黒

 

 

これはユキザサですかね(のんびり夫婦の山歩きさんの記事を見て同定)

 

雪融け跡の斜面にはハクサンコザクラもちらほら

 

正面に万太郎山が大きく迫ってきます。

 

仙ノ倉とエビス大黒

本日は平標~仙ノ倉間の草原も天国でしょう

 

越路の避難小屋到着

 

さらにおおらかな笹原の斜面を登っていく

 

この辺りで逆方向の登山者とすれ違う

昨夜は大障子避難小屋に泊まったのだそう

 

 

東俣の頭をかすめるようにして万太郎の肩にでる

山頂まではもうすぐだ

 

 

ここからの景色は360度、絶景です。

 

苗場山

 

エビス大黒の上に志賀方面

 

榛名山の方向

 

赤城山

 

そしてこれから向かう谷川岳への縦走路

 

巻機山はまだ雲に隠れている

手前に尖った新潟の大源太山、まるい七ツ小屋山

その手前に武能岳の屏風のような南西面

今日はあの山の向こうの蓬峠まで行く予定 まだ先は長い・・・

 

 

 

万太郎から一段降りて吾策新道の分岐

 

土樽に向かって尾根が延びています。

 

ここから大障子に向かってぐっと高度を下げます。

万太郎を振り返る

 

この辺りは笹原の素敵な縦走路です。

ただし大障子ノ頭は険しい岩場まじりの道。

 

 

 

 

次の大きなピークはオジカ沢の頭

そろそろ気温が上がり日差しを遮るもののない稜線上にいると

じりじり焼かれるようです。

 

雪渓の模様が面白い。

今はあの雪で頭を冷やしたいところ。

 

道端の花に励まされつつ進む。

 

 

万太郎を振り返る

 

小障子の頭

背後は一ノ倉岳、茂倉岳・・・まだまだ遠い

 

 

 

肩の小屋までの距離、だいぶ縮まってきました。

 

再び雪渓の模様

 

万太郎山もだいぶ遠くなった頃、

 

オジカ沢の頭に到着

 

 

先行していた三人組のパーティーに追いつきました。

ようやく肩の小屋が見えてきました。

ここからナイフリッヂのような尾根歩きになります。

 

 

谷川岳までもうすぐ、頑張るぞっと。

 

つづく

 


谷川連峰主脈+馬蹄形 2014年6月 その1

2014-06-17 22:05:31 | 上信越地方の山

 

 

谷川岳は学生のころから何度となく通った山、

そして仙ノ倉や朝日岳など周辺の魅力的な山々にも細切れながら訪れていました。

しかしこれら上越国境の主稜線を通して歩いたことはなく、

いつかそのうちにと狙っていたコースであります。

平標山から谷川岳、さらに馬蹄形縦走路をつないで白毛門までと頭に描いていました。

ロングトレイルの強者は、主脈や馬蹄形もそれぞれ一日でこなしてしまいますし、

中には平標から白毛門まで一日で通してしまう記録もありました。

しかし自分の足ではさすがに無理があるので、二泊三日が妥当なところ。

ということで先の週末に月曜日の休みをプラスして行ってまいりました。

土曜日こそ不安定な天気でしたが、日曜日、月曜日と好天に恵まれ充実した山行となりました。

初日にはうれしいバッタリもありましたし。

14日 浅貝登山口 →三角山→平標山→エビス避難小屋

15日 エビス避難小屋→谷川岳→蓬峠

16日 蓬峠→朝日岳→白毛門→土合

 

2014年6月14日

越後湯沢に向かう新幹線の車窓から

関東地方は快晴

 

 

しかし新潟方面の予報は雨

上越国境の具合が心配なところ。

国境のトンネルを抜け越後湯沢の空はやはり暑い雲に覆われていた。

浅貝方面に向かうバス、それなりに人は並んでいたけれど二人席に一人でゆったり座れる程度。

南に向かうにつれて青空も覗いているけれど稜線上は雲に覆われていて

今日一日は雲の中の山歩きになりそう。

バスのほとんどの人は平評の登山口で下車、浅貝で降りた登山客は私一人でした。

まずはスキー場の草地の中を登る。

 

この斜面にもお花がいっぱい。

 

 

三角山まではタニウツギがあちらこちらに

 

歩き始めは青空も見えていたのに5分も登ったところでいきなりの雨。

傘をさして登山口へ向かう。

 

 

森の中に入るころ、いったん雨はやむ。

しかしながらあっという間に靴が泥だらけ。

倒木をくぐろうとしたらセミの抜け殻がぶら下がっていました。

 

最初のピーク毛無山

 

三角山・大源太山方面はやっぱり雲の中です。

 

それでも広葉樹の緑に囲まれた道は心地が良い。

 

ベニサラサドウダン

 

 

マイズルソウ

 

三角山に出ましたが、ご覧の通りのお天気

 

それでもちらりと平標山の斜面が見えています。

 

ガスが流れるしっとりとした森

 

 

アカモノ

 

コイワカガミとツマトリソウ

 

振り返れば、赤城山や足尾方面の山々は晴れている様子。

 

稲包山方面

 

ところどころにムラサキヤシオ

 

さて谷川岳の主稜線はというと・・・

 

平標山の上も雲が渦巻いています。

新潟方面から強い風が吹き付けているようです。

 

ムシカリ

 

平標山の家の前まで来ました。

山頂方面が何やら明るくなっている。

 

天気が回復しつつあるのかと淡い期待を持ちつつ

ここで水をたっぷりと補給。

明日一日はほとんど水場は期待できないので。

 

平標名物、木の階段を一歩一歩登り始める。

 

 

 

登るにつれてまたガスが濃くなっていく気がして淡々と登っていく。

何人かの登山客とあいさつを交わしつつもうつむき加減で足を運んでいるとき

ふと見上げると・・・

 

「でんさん?!」

なんと先日高原山でお会いしたばかりのでんさんご夫婦とバッタリです。

今日は主脈縦走を狙って早朝山に入られたようですが、

稜線上は天気が悪くエビス大黒まで行って引き返してこられたとのこと。

天気が悪かったのは残念ですが、お陰様でここでお会いできたのもうれしい限り。

なんでも「のんびり夫婦の山遊び」さんも平標に来ておられるとのこと、

この先でお会いできるかもしれませんとおっしゃってました。

残念ながら今回はすれ違いになってしまいましたが。

 

うれしいハプニングに足取りも軽くなり頂上目指して進んでいきます。

 

ウメバチソウ

 

ショウジョウバカマ

 

平標山頂はやっぱり真っ白でした。

ここに来るのは4回目。

 

私のスタートが遅かったこともあり、山頂にいる方はほとんど仙ノ倉往復を済ませて

下山にかかっているようです。

私だけ西に向かって濃い霧の中に入っていく。

一旦病んでいた雨がここで再び激しくなってきました。

 

この辺りハクサンイチゲのお花畑が見事でした。

しかし白い花も花弁が水に浸って半透明に

 

 

シャクナゲの花も

 

谷川主脈の道程標識

肩の小屋まで10km

 

 

仙ノ倉の山頂。

既に人の気配はありません。

 

山頂を超えてエビスの避難小屋へ

 

ここは地図には5人収容とありますが、正直そんなに広くありません。

他に泊まる人もないだろうとたかをくくっていたら、扉を開けるとすでに先客あり。

 

やむなく小屋の前の小さなスペースにツエルトを張って泊まることにしました。

かなり風が強くツエルトがばたついてちょっと不安でしたが、

雨も止んでいたので一夜過ごすぐらいは何とかなるでしょう。

 

ツエルトの中で横になりラジオなど聞いていると、外の様子が変わってきた感じがする。

外に出てみると雲が切れて天気が回復してきていました。

 

エビス大黒ノ頭

 

万太郎山も顔を出しつつあります。

 

大源太方面はすでに良い天気

 

そして仙ノ倉山も

 

 

やがて新潟県側の山々も姿を現す。

 

巻機山や越後駒ケ岳方面も見えてきました。

 

明日向かう万太郎山、その先に一ノ倉岳、茂倉岳

 

次第に夕日に染まる山々を見渡しながら、明日の好天を確信しました。

 

 

つづく


高原山オフ会 夜の部、そして翌朝 2014年5~6月

2014-06-03 21:41:17 | 関東の山

 

たかはら山の家を起点に八海山神社、剣ヶ峰、大入道を巡るシロヤシオロードを巡るオフ会

めでたく昼の部は盛況のうちにお開きとなりました。

日帰り組の方々を見送り、夜の部に備えます。

 

まずは矢板に降りて城の湯でさっぱりと汗を流す。

何せ真夏のような暑さの一日でしたから。

しかし悲しいかな自分は運転手につき湯上りの「プシュッ、 ゴクゴク・・・」ができません。

うめらし気にアセロラジュースなんぞを飲んでいましたが、

日差しを浴びて疲れた体には酸味の利いた飲み物が心地よく体に染みていきます。

 

近くのスーパーで買い出しし、

再び山を上がって宴会場へ。

既にほかのメンバーは準備完了

夜の部の参加者は

リンゴさん、やまとそばさん、ネビルさん、yosiさん、naoさん、ブルーロイさん

そしてわがチーム4名

 

 

やっと飲める!

 

リンゴさんのキムチ鍋

ネビルさんの焼きそば

yosiさんnaoさんの鉄板焼き

そしてやまとそばさんのお刺身!

 

我々はたこ焼きとアヒージョに挑戦

 

 

なかなか火加減が難しく、最初は失敗の連続でしたが

日が暮れるにしたがって腕を上げていく。

 

形は丸く、外はカリッと、中はとろとろ 自慢のナベ子さん

 

ご馳走の数々に、お酒も進む

大量のビールに、日本酒、ワイン、

皆さんのお話に耳を傾けながら夜は更けてゆく・・・

 

 

 

・・・でやっぱり翌朝は二日酔いです

皆さんすでに起床して朝ごはん、お片付けとテキパキ進んでいるのに

わがチームはぼろぼろの体たらく

 

日曜日は昨日以上の青空、この日はnaoさんのお誘いを受けて那須のミネザクラを見に行く予定。

naoさんブルーロイさんをだいぶお待たせしてしまいましたが、何とか出発し沼原の登山口へ

 

 

とりあえず記念撮影

 

しかしやっぱり寝不足で体調不良、

残念ながらここでリタイヤしnaoさんブルーロイさんを見送って我々は湿原散策へ

naoさん、ブルーロイさん、ごめんなさい 

 

 

森を抜けて湿原に出ると良い眺め

 

サンショウウオの卵

 

 

大量のオタマジャクシ

 

ハルリンドウ・・・かな

 

 

 

南月山方面、naoさんブルーロイさんは元気に登っておられることでしょう

 

うちの若いのも元気ですが、自分はフラフラです

 

 

エゾハルゼミ

 

そして駐車場に帰ってきて、しばし仮眠

 

多少スッキリしたところで

南ヶ丘牧場へ

濃厚なソフトクリームやペロシキを味わい、

子ヤギやロバ、チョウザメを見て回り

のんびりと日曜日の午前を過ごしました。

というわけで、例によって最後はぐだぐだでした。

 

何はともあれこの二日間、皆様と楽しいひと時を過ごすことができました。 

また次の機会に皆様とお会いできますことを楽しみにしております。

 

おしまい

 

 ※ 今回オフ会で出会った皆様のブログにリンクを張らせていただきます。

  (作業はきっと遅くなりますが・・・)

 


高原山オフ 2014年5月 その1

2014-06-02 22:03:40 | 関東の山

2014年5月31日

 

もう毎年恒例となったシロヤシオオフ会、

今年の参加者は次の通り、大盛況です。

これも幹事を務めていただいたリンゴさんのお人柄のなせるところ。

 

リンゴさんやまとそばさんとお仲間、yosiさんnaoさん、 yamasanpoさんとyosieさん、

ブルーロイさんchikoやんさんのんびり夫婦の山遊びさん(2名)、でんさんと奥様、

ヤマトモさんネビルさん、そして私のいつもの山仲間(ナメコ、ナベ子)そして新入社員の「社長」

 

いつもの通り高原山の家駐車場にて前泊

真夜中にすさまじい雷雨でビックリした。

しかし朝起きるとご覧の通りの素晴らしいお天気。

静岡から遠路参加のブルーロイさんも早朝に到着していた。

 

 

 

テーブルをお借りして朝食

 

準備しているとぞくぞくと参加者の皆様が到着市出発。

いつもは大間々か小間々空ですが、今年は好天で駐車場もいっぱいということで

山の家前からスタートです。

 

 

さっそく新緑の森とヤマツツジの中を行く

 

久しぶりにお会いする面々とあって近況報告のお話にも花が咲く

あっという間に小間々到着

 

ここの見事なツツジに毎年癒されてます。

 

 

そして大間々へ

 

凸凹コンビによる

恒例のジャンプ

 

 

ハルゼミがにぎやかに鳴く森の中、例によって抜け殻がところどころみられましたが

寝坊をしてしまったのもいて、じっと羽が乾くのを待っていました。

 

森を抜けて青空広がる稜線へ

 

もちろん青空は大歓迎ですが、さすがにこの日は暑かった!

 

遠景は黄砂の影響かかすんでいます。

この日九州に行っていたB君の話によると鹿児島あたりでは快晴なのに

霧の中に入ったようにまったく展望が無かったそう。

 

 

八海山神社にて記念撮影

 

まだまだ元気です。

 

さていよいよツツジの森へ

 

しかし、いつもの年はシロヤシオの白い花に飾られているはずの木々は今一つ、

開花が遅れ気味の様子。

 

剣が峰を越えて大入道へ向かう稜線、こちらはどうだろうか

 

出だしのしばらくは蕾が多くさびしい感じでしたが

次第にぽつぽつと花が増えてきた。

 

 

yoshieさんご指導の下、花付の良い木を見つけては良いアングルを狙う

 

いつもの宇宙人?も健在でした。

 

ちなみに昨年は

 

そして一昨年は

 

スリムになっていくご様子

来年はどうでしょうか・・・

 

さて行列もばらけてきてあちこちで撮影大会

 

 

 

今年は晴天で白が映えるのですが、

日なたと日陰のコントラストが強すぎてなかなか難しい

 

 

 

 

 

 

こちらはナメコの影・・・なんか面白いので撮っておきました

 

縄文ヤシオの前で昼食タイム

皆様のザックからおいしいものがが次々

大根のお漬物、羊羹、そして花豆・・・

ホントにおいしかったです。

 

 

 

 

大入道でジャンプ!

 

シロヤシオロードも終わり、今度はヤマツツジの咲く森を下る

 

そしてカエルの鳴く沢へ

 

 

 

 

しかし本当に暑かった。

汗かきの私、もう頭の中はビールでいっぱいです。

 

 

小間々のあたりは毎年ヤマツツジが見事

鮮やかなオレンジ色に咲き誇る木の前で記念撮影

 

山の家に帰ってきました。

ビールの自動販売機に目が行きますが、

まだ温泉と買い出しが残っているのでアルコールは無し。

ここはソフトクリームを堪能します。

 

これでお昼の部はおしまい。

山の駅で解散し日帰り組の方々を見送る。

 

清々しい新緑の森と清楚なシロヤシオの姿

皆で同じ景色を味わうオフ会、今年も楽しませていただきました。

どうもありがとうございます。

 

そして夜の部と次の日へ

 

 

続く

 

 

 


高原山オフ 2014年5月 速報

2014-06-02 07:19:54 | 関東の山

2014年5月31日

恒例となった高原山シロヤシオオフに参加しました。

リンゴさんの呼びかけで多数の参加者が集まり

賑やかで楽しいオフ会になりました。

青空と新緑とツツジの花、

そして夜もごちそうとお酒をしっかり堪能してまいりました。

参加された皆様、どうもありがとうございました。

詳細はまたぼちぼちと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく