ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その3

2013-10-19 20:42:04 | 南アルプス

 

2013年10月13日

仙丈ケ岳の続き

 

強風の中ではありますが、晴天の稜線を進む。

小仙丈から先は、アルプスらしいハイ松と白い岩の開けた道が続きます。

 

 

昨日よりも朝の冷たい空気は澄んでいて、眺めは抜群。

皆さん思い思いに立ち止まってはカメラを構えている。

 

カールのわきの尾根を登ると、山頂が見えてきました。

たくさんの人が登っていますね。

 

 

何度も振り返りながら稜線歩きを楽しみます。

 

 

 

 

夏場はイワベンケイやイワツメクサがあちこちに咲いていた岩場の道、

今は花の姿はありませんが秋のくっきりとした岩と松のコントラストもいい感じです。

 

 

カールの底に小屋を見下ろしながら、足取りも軽く頂上への道をたどる

 

到着!

こんな真っ青な空の仙丈ケ岳山頂は初めて。

顔がニヤけてしまうほど。

 

360度の展望です。

栗沢山、アサヨ峰の向こうに奥秩父の山々

 

鳳凰三山

甲斐駒からとは角度を変えて、地蔵岳、観音岳、薬師岳と並んで見えます。

 

 

富士山と北岳

 

 

大仙丈ヶ岳から仙塩尾根

まだここは歩いていませんが、いずれ仙丈から塩見とつないで歩きたいものです。

 

恵那山のゆったりした山容

 

中央アルプス

越百山から、仙涯嶺、南駒ケ岳、空木岳、檜尾岳、三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳・・・御嶽

一つ一つの峰々が嘉ぞられるほどくっきりと

 

北アルプス

 

 

蓼科から北八の山々、浅間山

 

そして甲斐駒

 

十分展望を楽しんだら、仙丈小屋へ

 

 

小屋の前のベンチに陣取り、いつものラーメン

そしてやっぱりビィールがうまい!

ここも目の前が開けていて好展望の特等席

 

 

 

さてなごりはつきねど、下り始めます。

馬の背を経て、藪沢を下るコース。

こちらの紅葉はどうでしょうか・・・

 

稜線上はやっぱり枯れ木ですね・・・

 

ナナカマドの実は鮮やかです。

 

ときどき後ろを振り返りながら・・・

 

このあたりのダケカンバはすっかり葉を落としてしまってます。

 

馬の背の稜線から、馬の背ヒュッテに降りていく

さらに沢に下っていくと

次第に周囲が鮮やかになってきた

 

 

 

ヒュッテの取水口の近く

飛び散った水が凍っていました

 

紅葉を前景に正面の甲斐駒ヶ岳を撮ってみる

 

 

 

沢に沿って並ぶ広葉樹

 

 

せっかく残っていた紅葉を楽しもうと、

帰路を急ぐ人たちを横目に、何度も立ち止る。

 

 

 

 

やがて甲斐駒も谷間に隠れ

道も沢を離れて北沢峠へ

 

 

針葉樹の森に入りしばらく下っていくと

双子山が正面に

 

大平山荘を通って北沢峠の林道に戻ってきました。

 

帰りのバス、北沢峠から広河原は臨時便も出てスムースに降りられたのですが、広河原が大混雑。

次々と降りてくる登山者でバス停には長い行列ができていました。

それでもバスを一本送らせて、芦安までは座って帰れました。

どうせ中央道も大渋滞ということで、温泉につかって駐車場で仮眠。

渋滞が解消された真夜中の中央道を走って帰宅しました。

 

晴天に恵まれた南アルプスの山旅、すっかりリフレッシュできました。

 

おしまい

 


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その2

2013-10-17 21:01:00 | 南アルプス

2013年10月13日

二日目は仙丈ケ岳へ

テント場の朝、摩利支天の岩峰が朝日でオレンジ色に染まっています。

今日は昨日以上の好天が期待されます。

 

今日もサブザックで、身軽に出発。

 

前回は大平小屋から沢に沿って馬ノ背経由でしたので、

今回は尾根をまっすぐ小仙丈ケ岳を通るルートへ。

 

三連休とあって、今日も登山者がいっぱいです。

道を譲り、譲られ、マイペースで高度を上げていく。

すっかり涼しくなったこの季節、歩いていても快適。

中腹の広葉樹はだいぶ葉を落としているとはいえ、色づいて鮮やか

 

 

 

 

 

ナナカマドの赤い実も真っ青な空に映えます。

 

六合目の看板で森林限界を超えると、今日も強風、そして好展望

 

昨日登った甲斐駒もどっしりと構えています。

鋸岳の間から八ヶ岳も覗いている。

 

 

 

 

 

小仙丈ケ岳まではハイ松の道

 

南アルプスらしい深い森が続く尾根

 

 

 

富士山と北岳

ここでは二番目のほうが大きな顔をしているかな

 

 

紅葉が終わっていた代わりに、赤い実があまりにも鮮やかだったので

 

 

 

 

望遠で八ヶ岳

ちょうど麦草峠のあたりの鞍部の向こうに浅間山も見えていました。

 

 

小仙丈ケ岳までもう一息

何とも楽しい尾根歩きです。

 

 

 

 

 

昨日は雲に隠れていた北アルプスも今日は良く見えています。

記憶も新しい槍ヶ岳から穂高、笠ヶ岳、霞沢岳

 

立山、剱岳は雪をかぶっているようです。

 

後立山には少し雲がかかっていました。

こちらも冠雪しているようです。

 

中央アルプスは三ノ沢岳から島田娘、宝剣、木曽駒と続く

その背後に御嶽

 

こちらは乗鞍岳

 

入笠山に連なる南ア北部の稜線、その先に霧ヶ峰

さらに美ヶ原

遠くにかすんでいますが、この夏に登った妙高山、火打山まで見えました。

 

再び八ヶ岳

90mm(APS-C)でこんな感じ

 

真ん中の黒い山が塩見岳

左に悪沢、右は赤石岳かな

 

そしてこれから向かう仙丈ケ岳が現れました。

 

続きます


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 その1

2013-10-16 20:51:47 | 南アルプス

今日は、台風直撃で大変でしたね・・・

 

2013年10月12~13日

好天の予報が出ていた体育の日の三連休、

秋の風景をのんびり楽しむということで南アルプスを選びました。

山小屋はどこも大混雑と思われ、最初からテント泊のつもり。

北沢峠の長衛小屋前のテント場はバス停からすぐ近くにあるのが魅力。

ここをベースに甲斐駒、仙丈という南ア北部の雄峰二つをたずねました。

 

金曜日の晩に芦安の駐車場に入り、始発のバスで広河原経由、北沢峠へ。

バスも大混雑でしたが、幸いにして座れました。

 

北沢峠から歩いて数分、長衛小屋前へ。

重たい荷物を運ぶのもここだけです。

さっそくテン泊の手続きを済ませ、設営地を確保。

ベースキャンプを構えて、サブザックに荷物を移します。

朝から続々と入山する登山者で広いテント場もみるみる埋まっていく様子。

 

明け方のバスの中からは、北岳も仙丈ケ岳も暑い雲の中、

天気の回復が遅れているのかと心配しましたが、峠に着くころから青空が広がりだして一安心。

しかし、雲の流れは速く稜線上は強風が予想されます。

 

 

 

まずは仙水峠に向けて沢沿いの道を登っていく。

紅葉は稜線から降りてきて2200mあたりが見ごろとなっていました。

 

 

この辺りの斜面は、針葉樹の緑にダケカンバなどの黄色がモザイク状に混ざっています。

 

 

ガレ場に出ました。

 

振り返れば小仙丈ケ岳

向こうもすっかり雲が晴れて青空に。

 

斜面に森の色づきも味わい深い

 

 

仙水峠に到着

青空は申し分ないのですが、風が強い。

稜線上の紅葉はすっかり飛ばされてしまったようです。

青空に映える摩利支天威容、白い岩が朝日に照らされて眩しい。

 

 

 駒津峰への樹林帯の急登を着々とこなすと、

後ろの景色が開けました。

栗沢山からアサヨ峰、地蔵岳へと続く稜線。

昨年は雨の中、あそこを歩いたのでした。

 

 

間もなく駒津峰へ

 

相変わらずの強風に、砂粒が飛んできて痛い。

サングラスを装着。

南アルプスの主峰が連なる南側、

北岳から、悪沢岳峰々までよく見えます。

 

中央アルプスもくっきり

 

そして目の前に甲斐駒ケ岳が迫ってきました。

 

駒津峰から一旦尾根を下って いつもの直登コース

 

後ろを振り返れば

駒津峰と仙丈ケ岳

 

荷物が軽いので、登り道も楽しい

 

花崗岩の白い岩と砂のルートをぐいぐい登って山頂に出ました。

 

時折強風にあおられるけれど、眺めは最高です。

鳳凰山の上に富士山も頭を出しています。

 

 

 八ヶ岳

 

奥秩父の主脈、金峰、国師、甲武信・・・

瑞牆山の岩場も白く浮かんでいます

北側の遠くに見えるのは両神山か

 

望遠で

手前の鳳凰三山がリアルなデテールを見せているのに対し

遠くの富士山は、浮世絵ばりに抽象化されたきれいな曲線を描いています。

 

近いほうから北岳、間ノ岳、悪沢岳

日本の高峰、第二位、第四位、第六位と贅沢に並んでいます。

 

 

北側には鋸岳への荒々しい稜線

 

強風の中、岩陰でお湯を沸かして昼食

しばし風景を楽しんだ後、白砂の道を下っていきます。

 

 

 

駒津峰を超えて下りは双児山ルートで北沢峠に直接降る。

 

ハイ松に覆われた、大きな斜面を下っていく。

歳寒の松柏といいますが、この秋空にまぶしいほどの緑色です。


双児山から振り返る駒津峰の斜面

ダケカンバはすっかり葉を落としていますが、

紅葉の盛りは見事だったでしょうね。

いつかまた時期を選んで歩いてみよう。


再び鋸岳


双子山からは森の中の急な下りが続きます。

この日は、右ひざの調子が悪くスピードを抑えながら歩きました。





 

テント場に帰ってまずやることと言ったら・・・

 

ホントはグラスの大ジョッキを頼んだのですが、長衛小屋は時間制限があって

忙しくなる夕方は、生ビールはプラのカップのみの提供。

(缶ビールは自動販売機があります)

それでもちょっと贅沢なエビスの生はこたえられないうまさでした。

 

まだ明るい午後のひと時、沢沿いの道をぶらぶらと散策

谷間の道は風もなく、穏やかです。

 

 

 

 

 

夕食はスープ、パスタ、チーズ、缶詰、それにワイン

ここは荷物を運ぶ距離が短いので食料運びも苦になりませんし、水も豊富です。

 

気持ちの良い汗をかいて、大満足の一日でした。

次の日は仙丈ケ岳へ

 

続く


甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 2013年10月 速報

2013-10-14 17:23:37 | 南アルプス

素晴らしい天気に恵まれた三連休でした。

 

2013年10月12,13日と甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳に登ってきました。

どちらも何度か登った山だけれど、この季節は初めて。

稜線上の紅葉は残念ながら一足先に終わってしまったけれど、

標高をやや下げたあたりで何とか見ることができました。

 

 

 

 

 

甲斐駒からの展望

 

 

 

仙丈ケ岳は過去いずれも曇り空でほとんど展望が得られなかったのですが、

今回は朝から素晴らしい天気。

 

 

中央アルプス

 

秋色に染まった稜線から八ヶ岳、彼方には浅間山

 

 

北アルプスも

 

もちろん日本一も

 

 

さすがに人も多かったけれど、大満足です。

 

詳細はまた後日


志賀山・草津温泉 2013年10月 その2

2013-10-09 22:32:09 | 上信越地方の山

2013年10月5日~6日

草津温泉編です。

今回の宿は、草津温泉の湯畑の周囲を囲む宿の一つ。

 

宿について温泉にどっぷりつかり、湯上りのビールを飲んでいる頃、

新幹線、バスを乗り継いで家族一同到着。

宿の夕食

 

メインは上州豚のしゃぶしゃぶ

食べる前に写真を撮り忘れましたが、お肉も野菜もどっさりついて大満足。

 

 

 

シメのうどん

 

そしてデザート

 

食後の腹ごなしに湯畑の周りを散歩。

ライトアップされていてなかなか見事です。

 

温泉のウォータースライダー

(もちろん人は入れません)

 

 

休日の温泉街、夜遅くまでにぎわっていました。

 

翌朝もゆっくり温泉に入ってから朝食前の散歩。

湯畑の源泉から引いた木の樋の中、硫黄分が析出し真っ白。

 

 

 

 

朝食は、すいとんを選びましたが、野菜がたっぷり入って滋味豊か。

 

食事の後、草津白根まで車で登ってみようということになりました。

途中のゴンドラの駅前周辺が、良い具合に色づいていました。

木曽義仲にまつわる話が伝わる池

 

 

 

 

 

 

 

さらに草津白根へと車で登っていきましたが、やはり山の上は深い雲でした。

 

 

天気はいまいちでしたが、温泉と紅葉にみんな満足だったようです。

 

 

 


志賀山・草津温泉 2013年10月 その1

2013-10-09 22:31:46 | 上信越地方の山

2013年10月5日~6日

先週末は久々の家族旅行、

両親もつれて3世代で草津温泉に行ってきました。

私以外のメンバーは、5日の夕方に草津温泉に入りましたが、

私は先発して近くの山に行こうということで、最初は岩菅山あたりを狙っていたのですが、

土曜日の天気はあまり思わしくない予報。

ということで5日も運が良ければ、志賀高原の池めぐりでもしようかと

少し遅めの東京発となりました。

案の定、草津まではずっと雨やら霧やら、これは草津に早めに入って温泉三昧かと思いました。

それでも志賀草津道路を登って草津白根山を越えてみると、

雨はぴたりとやんで薄日が差してきた。

志賀に入ったのがすでに11時を回っていたので、

それならと小さいながらもピークを踏んで来ようと選んだのが志賀山。

 

入り口の駐車場、後ろの横手山付近は雲をかぶっています。

 

付近は紅葉が色づき始めというところ。

 

それでも鮮やかな木々を見ながら秋の気分を味わう。

 

 

 

渋池

 

この辺りの池めぐりの道はよく整備されていて、登山者に混じって軽装の観光客も

リフトで登って散策しています。

 

 

志賀山に近づくにつれて雲が濃くなり、雨もパラついてきました。

四十八池と志賀山登山道との分岐

 

濡れた笹の緑と黄色い木々が対照的

 

 

 

木道を少し歩くといきなり急登

 

 

岩の混じった登山道をぐいぐい登っていく。

 

ひと頑張りで山頂か・・・と思ったらその手前

木に囲まれてさほど展望がよさそうには見えないのですが、

がっしりした展望標識が立っていました。

 

 

そこから、数10メートルのところに山頂の三角点

 

雨はやみましたが深いガスに囲まれ、裏志賀山の間の鞍部は風が強い。

体が冷えないようにほとんど休むことなく先へ進む。

裏志賀山への分岐

 

ここから少し登ると

笹原にでます。

本来ならば良い眺めなんでしょうが、今日はご覧のとおり

 

ほどなく志賀山の神社に出ました。

 

お詣りを済ませて四十八池へと下る。

この辺りも木々が色づいて鮮やか

 

ぐいっと下ると四十八池の木道に出ます。

 

 

しっとりとした秋の湿原の様子が好ましい

 

あとは森の中を戻っていきます。

 

 

歩くにつれて、また日が差してきました。

 

再び渋池

 

 

雲が薄れて青空が出てきました。

 

振り返れば虹がかかっています。

 

 

笹原の向こうに横手山も見えてきました。

 

 

道端の紅葉を愛でつつ、駐車場へと下っていく

 

 

天気は悪かったけれどしっとりとした秋の山道、

なかなか味わい深い小さな山旅でした。

再び志賀草津道路を登っていく。

途中の駐車場から滋賀方面を見下ろす。

 

紅葉のピークはもう一週間先でしょうか。

 

家族と合流すべく、草津温泉へと車を走らせました。


双六、槍ヶ岳、南岳 2013年9月 その4

2013-10-01 20:18:01 | 北アルプス

2013年9月23日

昨夜の満天の星空にたがわず、この朝も快晴となりました。

小屋の外で日の出を待ちます。

やがて、常念岳の先、安曇野を覆う雲海の向こうから朝日が差しました。

 

 

 

 

朝日に輝く穂高連峰、

昨日の夕暮れとは違って、一片の雲もかかることなく

大キレットから北穂高、そして奥穂高へと続く険しい岩峰が目の前に迫っています。

 

 

直下に連なるキレットの痩せた尾根、その途中に長谷川ピークが突き出しています。

 

 

北側には、ゆったりとした南岳の先に槍ヶ岳が輝いています。

 

 

やがて穂高の稜線を超えて朝日が笠ヶ岳を照らしました。

 

 

小屋に泊まっていた人たち、思い思いの場所にカメラを構え

時間とともに移り変わる風景を切り取っています。

 

連休の最終日、最高のコンディションで朝を迎えることができました。

 

 

さすがに今朝は氷点下に下がったようで、霜が降りていました。

 

3000mの稜線の素晴らしい風景に別れを告げて、下りの支度に入ります。

 

久しぶりの槍ヶ岳、さすがに人気の山でした。

 

穂高もだいぶご無沙汰してますので、来年あたりは・・・

 

南岳新道の急斜面を下る。

笠ヶ岳の稜線に槍・穂高の影が写っています。

 

 

カール上の斜面はガレ場が続く。

 

 

 

F君、今回は最初から最後までナメコで通しました。

 

 

カールをぐるりと回って、南側の稜線に上がる。

 

キレットから降り注ぐ日光の向こうに北穂高

 

痩せた尾根の真下に槍平の小屋が見下ろせます。

 

 

迫力ある滝谷の壁を横目で見ながら

 

やがて森林限界の下に降り、岩と土と木の根と梯子のミックスした

歩きにくい山道をほとんど休むこともなく進んで再びガレ場に出ると

槍平はもう間近。

 

 

 

 

小屋の前に出ました。

冷たい水をくみ、エネルギーを補給してこの先の長い沢沿いの道のりに備えます。

 

小屋の前の熊さん

 

つい先ほど、肩を並べる高さだった穂高は、もうはるかに高くそびえています。

 

先ほどまでの急な下りと違って、なだらかに下っていく道

ぐんぐんと進んでいきます。

滝谷直下の沢に出ました。

 

 

さらに山道を下って、白出沢下へ

 

林道に出ました。

シメのジャンプ!

 

 

あとは林道をてくてくと新穂高へ

途中、穂高平避難小屋のところで山道を通ってショートカット。

 

このあたりは、栗などの木の実の殻がたくさん落ちていて、

山道の近くでガサゴソと動く者の気配。

幸いにして姿は見ませんでしたが、あれはきっと熊だろうということで

皆の意見が一致。

 

振り返れば、ちょうど谷間の向こうに南岳と、その南端の岩峰が見えていました。

今朝はあそこに立っていたんだな~と思うと、ずいぶんと歩いてきたことを実感。

 

 

新穂高ではソフトクリームを食べた後、

無料駐車場のわきの深山荘の温泉に向かいます。

幸い他の客の少ない時間で、ゆったりと汗を流すことができました。

途中道の駅でそばを食べた後、松本ICでF君とお別れ。

連休最終日は小仏トンネルを先頭に30kmの渋滞。

とろとろと進む車の中で、とりとめのない話をしながら過ごしました。

 

部署を異動になってからの運動不足、不摂生が祟って出足はいまいちでしたが、

今回もいい山旅ができました。

参加メンバーの皆さんありがとう。

あと不帰の険を通れば、親不知から西穂高までつながります。

それはまた来年のお楽しみに。

 

 

おしまい