ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

払沢の滝と浅間嶺  その3

2012-01-31 21:38:49 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年1月28日


さて浅間嶺に向かう山道に入ったところ






しかし山道を入ってすぐ、こんな建物があります。
冬はやっていないようですが、古い民家を利用したお蕎麦屋さんです。






沢沿いの道をたどると、水場







進むにつれて雪も深くなってきました。
といっても歩きやすいトレース、
特に凍りついたところもなくアイゼンなしで問題ありません。











間もなく浅間尾根の主稜線に出ました。







葉の落ちた明るい広葉樹の森の中、
気持ちよく冬のハイキングが楽しめます。







山頂の標識です。本当の山頂はもう少し先でここは展望台と呼ばれているところ。
いくつかのパーティーが休んでいました。
私もベンチに腰を下ろし、カップヌードルタイムとします。


残念ながら雲が出てきました。富士山はかろうじて見えましたけど。







ここからの御前山はどっしりとしていて素敵です。






大岳山






風もなく、寒さもさほどのことはありません。

ゆっくりと休んだ後は、稜線を西にたどります。







杉の森の道







植林されたところは、木が幾何学的に並ぶ。






浅間尾根にはいくつものコースがありますが、
時計とバスの時刻を見比べ、人里(へんぼり)へと下りました。



高度を下げるにつれ雪は薄くなってゆき
落ち葉が顔を出します。










途中の展望、正面に笹尾根縦走路






東へ続く稜線の先には生藤山あたりのピークが見えています。








あっという間に集落に降りてきました。












冬の檜原村、雪をかぶって一味違う風景をのんびり楽しんだ半日の旅でした。



おしまい













払沢の滝と浅間嶺  その2

2012-01-31 21:17:41 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年1月28日

払沢の滝の後は、浅間嶺へ

滝の遊歩道を引き返し、しばらくは舗装された道
駐車場に出ます。














浅間嶺まではかなり奥まで林道が続いています。
このあたりは檜原村の里山、浅間尾根にも昔からの生活道としての峠道が何本もとおっています。
所々、ショートカットの道があります。

















日の当たる明るい斜面もあれば・・・






杉林の暗い道もあり・・・







歴史を感じさせる石碑もあります。







時坂峠をこえて再び林道に合流







伐採された斜面に白く雪がついていました。








峠の茶屋の大きな看板







こんな冬ですが、ちゃんと営業してました。





茶屋の前は眺めが良く、木のベンチも置いてあります。
ここで魔法瓶のお湯でミルクティーを一杯






正面に大岳山






そして湯久保尾根が大きく張り出す。
その奥には御前山がそびえているはず。








そして遠く三頭山








さてここからようやく山道らしくなってきます。










続く









払沢の滝と浅間嶺  その1

2012-01-28 20:52:31 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年1月28日


先日の雪で、東京近郊の山も白く雪化粧。
近場でスノーハイク、ということで奥多摩へ。
その山登りの前に、凍結した払沢の滝を見にいきました。








武蔵五日市の駅からバスに乗り、払沢の滝前で下車。
車窓から見る雪景色に気分が乗ってきます。





橋を渡って滝に向かう遊歩道にはいる。
凍った道におがくずが巻いてあって、歩きやすく整備されてました。






道の途中に現れた建物






郵便局と木工品の展示が混在したお店のようです。






店の前の寒暖計、当然ながら氷点下






沢に沿った道を歩いてゆきます。









平凡に見える沢も雪をまとっただけで一味違います。






やがて前方にそれらしきものが見えてきました。














大蛇が住むという淵も、今は氷の下です。















落口からのびる何本ものつらら






























ピーンと張りつめた空気の中しばし滝に見とれておりました。

さて、そのあとは浅間嶺に向かいます。



続く







雪の日

2012-01-24 21:45:07 | その他


2012年1月24日

平日の記事を出すのは久しぶりかな

昨夜は降りましたね。
今日は東京も久しぶりの雪景色でした。


せっかくの雪でしたので凍った歩道にもめげず
バスに乗らずにいつもの公園を横切る通勤路、
少し早めに出て駅までゆっくり歩いてゆく。








芝生の広場も真っ白










葉を落とした木々も、今日は雪で飾られてキラキラしてます。









ふと傍らのベンチを見ると怪しい人影?











ちょっとびっくりしました

夜明け前に作ったのでしょうが・・・なかなかの力作ではあります。






天狗岳 2012年1月 その3

2012-01-15 17:41:26 | 八ヶ岳

2012年1月8日

東天狗岳山頂から西天狗岳へ










二つのピークの間の鞍部に降りたところ。
シュカブラの模様がきれいです。















西天狗岳山頂到着

穏やかな天気のもと、存分に景色を楽しむ。













中央アルプス








北アルプス









浅間山






硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳






北八と蓼科山






奥秩父








風の当たらない側の斜面、正面に東天狗を見ながら一服。
ポットのお湯で飲むミルクティーがうまい。








そして再び東天狗へ
山頂付近にいくつかのパーティーの影。
黒百合を出た人たちが続々と登ってきているようです。







早めに登ってきたおかげで山頂が混雑する前に来られて良かった。
斜面での擦れ違いに注意しながら元来た道を下ってゆきます。






ただいま登ってきた天狗岳を振り返る。
天気も良くトレースもあって、
楽な行程でした。










中山を正面に見ながら開けた道を進む







そして中山峠に降りてきました。







まだ赤い実をつけている木もあるんですね。







再び森の道






小さなクリスマスツリー







小屋の前に帰ってきました。
コーヒーを飲み一服してからテントを撤収。












そして渋の湯への道を下ってゆきます。







木の間から見える乗鞍岳
今日はほんとにいい天気でした。















あっという間に降りてきました。











渋の湯前の神社の前で、山での無事を感謝。

あとはゆっくり温泉に入って、バスを待つ。
連休とあって茅野駅直行の臨時便が出ました。
おかげで思ったより早く帰ることができました。


スーパーあずさの車窓からの景色を見ながら
ビールを飲んで帰りました。


おしまい











天狗岳 2012年1月 その2

2012-01-12 22:27:22 | 八ヶ岳

一昨日、昨日と新年会でした。
帰りの電車、乗り過ごしてしまった
さて天狗岳の続きです。


2012年1月8日

テントの中は凍りついた空気、
それでもさほど風もなく穏やかな朝です。

お湯をたっぷり沸かし、魔法瓶を満たす。
のこりは朝食のラーメン用。

夜明け前テントを出発。
中山峠、白み始めた空の元、天狗岳への稜線をたどる。
黒百合ヒュッテの人たちが動き出す前なので
まだ静かな山道です。







奥秩父主稜、夜明け前の静けさ。







天狗岳の二つの峰が毅然と聳えています。







乗鞍岳や北アルプスも浮かび上がってきました。






そして森を抜け開けた台地で日の出を迎えます。






例によって、一気に周囲が色づいてきます。







さて再び前進









東側の斜面はオレンジ色












遠く浅間山






穏やかとは言え、稜線上の風は冷たい。
目出帽にジャケットのフードをかぶせ、
一歩一歩進んでいく。







北アルプスもピンク色に輝きだしました。
槍穂高もくっきりと晴れ渡っている様子。









そして目指す東天狗も輝く。
ここから見る切り立った東面の斜面、羽を広げた鷲のような堂々たる風格です。












北八ヶ岳から蓼科にかけて
昨年9月に来たばかりですが、冬の風景は一味違います。












頂上手前の岩、西側を巻くように






爽やかな朝の風景、何度も振り返りながら快調に登っていく。








頂上はもう間近です。
山頂に先客、二人くらい
まだしばらくは静かに景色を楽しめそう。








そして頂上に到着








目の前に南八の風景が広がる。







赤岳、阿弥陀岳の右には南アルプス












そしてお隣の西天狗のまあるいピーク







冬の朝、寒いとはいえ苦痛なほどではありません。
中部地方一帯は、まさに登山日和だったようで。
ゆっくりと周囲の展望を楽しめました。



























そして西天狗へ・・・


続く




天狗岳 2012年1月 その1

2012-01-09 23:10:17 | 八ヶ岳
2012年1月7日~8日

今年の登り初めは、八ヶ岳は天狗岳





この連休は穏やかに晴れ、年の初めにふさわしい
気持ちの良い山行になりました。


あずさ3号にて茅野へ
東京から山梨にかけて車窓から見える山々、
高尾、道志、富士山、御坂、奥秩父に南アルプス、いずれもくっきりと。
肝心の八ヶ岳は頭に雲をかぶっておりますが、いずれ取れていくでしょう。

茅野からバスで渋の湯へ
ここで思わぬハプニング。

渋の湯手前の林道でバスがストップ。
どうやらその先でタクシーが脱輪し道をふさいでいるらしい。
バスはここまでしか入れません、と強制下車となってしまい
1.5kmあまりを余分に歩く羽目になってしまった。

バスから降ろされた乗客たち






仕方なくそれぞれに林道を歩いてゆく。







なんとか渋の湯まで来ました。






いまいちな出だしでしたが、前方に見える中山の方向はすでに晴れ渡っている模様。
気を取り直して山道に入ります。


道は凍りついていることもなく、
アイゼンなしで行けそうです。










樹林の中を登ってゆきます。







尾根に上がったところ、小さな広場で小休止。
ここから中山峠までは、もう急な登りはありません。






森の中のゆったりとした尾根道













針葉樹の葉に積もった雪も次第に厚くなり・・・







やがて道は尾根から谷間へ
すると間もなく唐沢鉱泉への分岐











日の射しこまないモノトーンの風景の中を進んでいく





再び頭上が明るく開けてくれば
黒百合ヒュッテはもうまもなくです。





流石に連休とあって、小屋はかなりにぎわっているようです。






テント場も小屋の周りは埋まってきており、
中山峠側の端っこを整地して今夜の寝場所を確保。







さて峠までちょっと散歩










東側には奥秩父の山々
年末に登った金峰山も良く見えています。







明朝に登る天狗岳を望む。






さて、日が落ちて気温もさらに下がってきました。
今夜の夕食は、まずベーコンを炒め





一部はそのままつまみに、残りはメインの具にします。
まず多めのお湯でアルファ米を戻し
そこにインスタントのトマトと野菜のスープ、ベーコン、
そしてチーズを放り込んで出来上がり。
けっこうイケます。





今日はいつものボトルではなく
こんなのを持ってきました。






さて食事も終わり、バーナーの火を消すと
あっという間にテントの中の空気が凍りついたよう。
-15℃ぐらいでしょうか。


テントから顔を出してみれば、きれいな星空。
明日も天気は期待できそう。






周囲のテントの中の宴会も終わったようで静かになった幕営地。
身が縮む寒さに、たびたび目を覚ます長い夜です。


続く





金峰山 2011年12月 その2

2012-01-05 21:50:40 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2011年12月30-31日

金峰山の続きです。


小屋から山頂へ向かう道
ふと振り返ると、どなたが書いたのか賀正の文字
年賀状の写真にするのかな。





小川山と、今日の登山口廻目平方面。





雪はせいぜい20cmぐらいか

ハイマツの斜面を登ってゆきます。







すいすい高度を上げて金峰山小屋を見下ろす。






小川山の向こうには浅間山が見えるはずですが今日は雲の中





南アルプスには、午後の日差し
向こうも晴れ渡っています。






山頂につきました。
流石に寒いですけど、風もさほどありません。
この季節にしては十分快適なほうか。





反対側に富士山が現れる






五丈岩





東側には国師岳から甲武信岳に向かう奥秩父の主稜線










相変わらず八ヶ岳も良く見えています。







さて山頂を後に小屋に戻る。










小屋にいる黒いわんちゃんです。

時々表に出て動き回っていますが、
小屋に戻ると直ぐにまきストーブの前にもどって丸まっています。




この日の宿泊客
私のほかに、単独行の男性2名、英国人の二人連れ、これから国師に向かうという3人組のパーティ山頂付近はテント場がないので、ここで泊まることになった模様。
小さな小屋ですがゆったりのんびりです。


小屋の炬燵に入って夕食、おかずはチキンのソテー、赤ワイン付き!
なかなかおいしかったです。

でもグラス一杯では足りないので、自分で担いできたワインを開け、英国人の方、単独行の男性と一緒に飲む。


さらにそのあとは小屋のおじさんが日本酒、焼酎、つまみと次々に出してきて
皆でで山のお話。
なんだかんだで結構飲んでしまった。


・・・で翌朝

ご来光に間に合わそうと6時ごろに小屋を出る。












今日もいい天気
空気はピンと張りつめていますが、
山際がオレンジ色に染まるこの時間、山で過ごす時間の中でも好きなひと時









山頂からの富士山

風の冷たさに三脚を広げるのにおたおたしているうちに
太陽が昇ってきました。





にわかに周囲も明るく色づいてきました。








甲斐駒、仙丈、白根三山





八ヶ岳






五丈岩










岩の裏側に回って大日岩に降りる稜線








もう一度八ヶ岳、瑞牆山





十分展望を楽しんだ後は、廻目平へ下山










大みそかは家族で紅白歌合戦を見て過ごすため、
日が高いうちに高速に乗って東京を目指す。


期待通りの好展望、山小屋での楽しいひと時
今回も良い山行ができました。


おしまい




金峰山 2011年12月 その1

2012-01-04 22:27:57 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
今日が仕事始めでした。
まだ通勤電車もすいておりました。


さて昨年末の記録を遅ればせながらアップします。


2011年12月30~31日

金峰山は瑞垣山荘から登って国師への縦走路をたどったり、
あるいは逆に大弛峠から登ったことがありますが、
廻目平からは登ったことがなかったので
今回はこちらのコースをとりました。

帰省の渋滞を避けるため29日の晩に家を出て、双葉SAで車中泊
夜明けの甲斐駒や富士山を見てからゆっくりと出発。





山に小さな雲はかかっていますが、すっきりと晴れています。
野辺山あたりから仰ぎ見る八ヶ岳が素晴らしい。





野辺山駅を超えたところで小海線を渡り、川上村に向かう道に入ったあたりから
道路が白くなってきました。


スタッドレスに履き替えておりましたが
シーズン最初の雪道はやっぱり緊張します。


廻目平着
シーズンはにぎわっているのでしょうが
今日はキャンプ場もひっそりとして人影はありません。

ここいらはロッククライミングのメッカ
周囲の岩峰がなかなかかっこいいところです。








今日は金峰山小屋で泊まる予定でしたので
時間はたっぷり。


地図を見ると唐沢の滝なるものが近くにあるようなので
近くの遊歩道を散歩してみることに











朝日岳から延びる稜線
こちらも奇岩が並んでおります。







やがて道にうっすらと雪が





遊歩道をしばらく歩いて凍りついた沢に出たのですが
肝心の滝は良くわからず。
この辺かなと適当に決めてもどってきました。
何事にも先達はあらまほしきものなり。






さてあらためて金峰山へ
キャンプ場からしばらく沢沿いに林道をたどっていく










道のわきには、あちこちにハーケンを打ちこまれた小さなゲレンデ







林道終点、ここから山道に入ります。















最後の水場をこえて尾根道へと上がってゆく。






しばらく森の中を登っていくと
山道中間点の表示






このあたりは一面石楠花
花の季節は見事なことでしょう。

その木の陰から瑞牆山、八ヶ岳が望めます。






石楠花の森にぽつんと立った木






ここからはコメツガやオオシラビソの森。
日が差し込まない道で高度を上げ、急に冷え込んできました。


登りが一服し、斜面をトラバースする感じになったころ
森の切れ間から山の上部が見えてきました。

金峰山小屋まではもうすぐです。






森林限界に達したところで、小屋の前に出ました。






山頂付近と五丈岩
事前に聞いてはいましたが、雪は例年より少ないようです。
結局今回はアイゼンもつけずにすみました。


小屋のわきには大きな岩
ここからの展望もなかなか素晴らしい。









小屋に荷物を置いてサブザックで山頂へ向かいます。





続く






あけましておめでとうございます。

2012-01-01 18:20:39 | 関東の山

皆様 あけましておめでとうございます。







昨年末は、いろいろあってブログ関係もお留守になってしまいましたが、
今年もたくさん山に登って、記録していきたいと思っております。

今年は皆様にとって良い年になりますことをお祈りいたします。



さて年末に登った2011年しめくくりの山はこちら







夜明けの金峰山です。

例年に比べかなり雪は少なめ。
天気に恵まれ最高の展望でした。