ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

七ツ石山 2014年4月 その2

2014-04-17 22:42:59 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

またまた間が空いてしまいました。

 

2014年4月6日 七ツ石小屋にて

夜になって一気に冷え込んだ感じがしていました。

予報でも夜中にみぞれが降るかもしれないということでした。

 

案の定、起床後外に出てみると・・・ 

 

 

昨日とは風景が一変していました。

 

 

 

しかし真新しい雪をかぶった森の風景はとても清々しい。

生憎、雲がかかって展望は利きませんが、ゆったり流れる雲の間から見える風景も

味わい深いものです。

 

 

小屋番さんが、昨日一つだけ目を出していたのを見つけたというフキノトウを見に行く。

雪をかぶって痛々しい感じもします。

 

 

今日はメンバーが午後に用事を控えているため雲取まで行くのは難しい。

せっかく山に来たので山頂は踏んでいこうということで七ツ石へ。

朝食のカレーライス(レトルト)を食べた後出発。

 

 

 

 

4月の奥多摩にしてこの風景

 

 

石尾根縦走路が雪の中にのびています。

 

 

モノトーンの世界

余計なものを雪で隠し、和の余白美といったところでしょうか。

 

 

 

カラフルなウェアーが目立ってます。

 

 

 

間もなく山頂へ

 

 

 

この先に雲取山から飛龍山が見えるはずですが、もちろん今日はなし

 

 

ちなみに2011年の冬に撮った写真

 

 

 

何はともあれ山頂についてので記念撮影

 

 

元来た道を下ってゆきます。

 

 

 

 

小屋に戻ってきました。

荷物をまとめ、小屋番さんにあいさつして下り始めます。

 

 

 

 

あとは淡々と・・・周囲の風景を味わいながら歩いていく

 

 

 

 

標高が下がると、地面の雪は消え、木々を飾る雪が

満開の花のよう

 

こんな風景が見られたのはラッキーでした。

 

 

時折晴れ間も見え始め・・・

 

降ってまいりました。

 

スミレの花咲く村へ

 

 

 

 

急ぎの用事があるメンバーと別れ、我々のんびり組は温泉につかり

お楽しみのビールでのどを鳴らして帰りました。

 

訓練というにはゆるゆるでしたが、なかなかいい山登りでした。

七ツ石にはまたたこ焼きを作りに訪れるかもしれません。

 

おしまい


七ツ石山 2014年4月 その1

2014-04-08 22:40:16 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

次のゴールデンウィーク、あたためている計画がありまして

いつもの山登りメンバーに声をかけたところ賛同者数名、着々とプランを練っています。

ということで今回はそのメンバーでの前哨戦 2014年4月5日~6日

一泊二日の訓練山行ということでした。

目標は雲取山・・・駄菓子菓子・・・後記の理由により 七対資産 もとい七ツ石山への山行となりました。

メンバーは、常連のBさん、Fさん(ナメコ)、WHさん、この冬天狗岳にご一緒したSKさん、そして新メンバーのWKさん

この他にSEさんが参加予定でしたが直前に体調を崩して残念ながら不参加。6名のパーティーです。

 

ということで4月5日

奥多摩駅集合ということで立川の駅で青梅線の列車に乗ったところ、車内放送がはいる

「人身事故発生のためしばらく運航の見込みなし」

・・・携帯で連絡を取ると、結局全メンバー同じ列車に乗っていることがわかり車内で集合。

列車は1時間以上の遅れ、外は素晴らしい天気なのに身動きとれず。

いきなりのハプニングにダラケモード

 

ちなみに今回の夕食メニューは鍋。

材料を持ち寄るよう分担を決めたのですが、ネギ担当のSKさんのザック

 

 

 

 

ヲイヲイ・・・これで中央線に乗ってきたのね・・・

ようやく奥多摩駅に到着、バスに乗って鴨沢へ

 

鍋担当のWKさんのザックもなかなか目立ってます。

 

まずは恒例のジャンプ

 

 

桜の花咲く鴨沢の集落を後に登り始める。

今日は雲取山ピストンを予定していましたが七ツ石小屋までと予定を変更。

 

 

 

鍋とネギが行く・・・

 

標高800m程度、まだところどころに雪が残る

 

ナメコも行く・・・

水場の近くのいつもの休憩所にて

 

今晩は天気が崩れ寒気が流れ込むとの予報で

小屋泊まりにする旨連絡していたのですが、WKさんはテント泊するとのことで

一人だけ大荷物

 

せっかくの良い天気も時間が回るにつれて雲が多くなる。

雁ヶ腹摺山の向こうに富士山が見えるはずですが、わずかに雪をのぞかせるだけ

 

沢筋にも雪が残る

4月の奥多摩では珍しい雪渓

 

 

七ツ石小屋までもうすぐ

 

到着! WHさん喜びのジャンプ

 

さっそく

 

乾杯です

 

結局二時過ぎからずっと飲んでました。

何の訓練に来たのだかわかりません。

 

 

七ツ石の小屋にはまきストーブ

 

夕方、ストーブに火を入れてもらい料理が始まりました。

 

 

持ち寄った食材を鍋に放り込んで煮る

 

いい感じに出来上がりました。

 

小屋番さんも巻き込んで夕食会

とても気さくな方で、ストーブを囲んで盛り上がる。

 

 

七ツ石小屋は自炊のみですが、鍋なども置いてあって

貸し出してくれるそうです。

いろいろと炊事用具がありましたが、中には常連さんがおいていったというこんなものも

 

 

今度来たときはたこ焼きパーティーをやろうということになりました。

この他にもオーストラリア人と日本人のご夫婦、バイク乗りの男性など

この日テン泊した人たちとも交流。

楽しい夜になりました。

 

 

七ツ石の小屋は10人泊まるといっぱいという感じの小さい小屋ですが

この日泊まったのは天泊のWKさんを除く我々の5名だけ

のんびり夜を過ごすことができました。

小屋のトイレもバイオトイレが導入されたばかり

木の香りのする快適なものでした。

雲取山から少し離れているということで

他の小屋に比べ訪れる人も少ないようですがなかなかいい小屋です。

 

ということで眠りにつきましたが翌日はまた風景ががらりと変わっていました。

 

続く


谷川岳 2014年3月 その2

2014-04-07 23:24:46 | 上信越地方の山

また間が空いてしまいました。

土日は泊まりで出かけてきたのですが、谷川岳の続き。

 

2014年3月29日

谷川岳の山頂間近

春霞の中、素敵な展望を楽しみつつトマノ耳へ

苗場山方面

 

そして万太郎、仙ノ倉と続く谷川連峰の主脈

はるかに浅間山、四阿山・草津方面を望む

 

山頂の標識へ

 

朝日岳、遠くには平ヶ岳方面か

 

至仏山、燧ケ岳の尾瀬方面

 

奥白根、武尊山

 

赤城山

 

そしてお隣のオキの耳から一ノ倉岳

 

今日は良好なコンディションに登山者も多く

とはいえ無雪期ほど煩わしいほどの混雑でもなく

山頂でもゆるりと展望を楽しめる

 

トマの耳からオキの耳へ進む

これはトマノ耳を振り返っての一枚

 

雪の下から現れた灌木

まだ氷から出たばかりで芽も固く閉じていますが

柔らかい新芽の季節をじっと待っている

 

 

オキの耳との鞍部からトマノ耳

 

そしてオキの耳山頂へ

 

もちろん素晴らしい展望は続く

 

アルプスの一角のような俎グラの向こうに浅間山

 

山頂の付近でも周囲をきょろきょろしながら

どこかにyosiさん、naoさんの姿はないものかと探しましたが見当たらず

広い山の中出会えないのも不思議ではないなーと思い肩の小屋に降りてゆきます。

このころyosiさんは赤城山を楽しんでいらっしゃいました

 

 

小屋の前のベンチに腰をおろし昼食

とても暖かな一日

ここでのんびりしていても十分すぎるぐらい快適

 

むしろじりじりと肌を焼く日差しに

そろそろ下ろうかと腰を上げました

 

再び大斜面を下っていく

だいぶ雪が緩んでぐずぐずと足がもぐりこむのがいやらしいけど爽快な風景です

今日はまだまだ登ってくる人がいますね

 

 

下りは速い、というのはいつものこと

遠くに見えていた天神平もあっという間です。

 

そしてスキー場に入るちょっと手前の稜線上で

珍しいものを見ました

 

 

救助犬の訓練だそうです。

訓練士の方に伺うと、近くに人が埋まっていて(!)

その人を探す訓練だそうです。

見えている人には反応せず、埋まっている人を見つけた時だけ

知らせるのだそうです。

(それにしても雪の下で見つけてもらう役の人は大変でしょうね・・・)

上のワンちゃんは4年の訓練を経て先日合格したばかり。

そして下のワンちゃんは東北でも活躍したそうです。

写真を撮っても構いませんよと言っていただいたのでさっそくパチリ

 

 

訓練士の人が「ご挨拶したの?」と声をかけると

私に駆け寄ってきて人懐こく顔を摺り寄せてきました。

とってもなごみますね~

でも、災害や山岳遭難で重要な役目を担う頼もしいワンちゃんたちです。

 

天神平に帰ってきました

 

背後は武尊山

 

急に思い立って出かけた半日のスノーハイク

明るい日差しの中、春山の楽しさを満喫してきました

 

 

おしまい

 


谷川岳 2014年3月 その1

2014-04-03 22:19:36 | 上信越地方の山

2014年3月29日

春の陽気を期待させる天気予報に誘われて、

谷川岳に行ってきました。

 

早朝の天神平に向かうロープウェイ

雪がまだまだ残る風景の中にも温かみを感じる季節。

ただ山の斜面のあちこちに雪崩の跡

天気が良いだけに気をつけねば。

 

スキー場に向かう人、山登りに来た人みた感じ半々ぐらいでしょうか。

それほど春の谷川岳登山は人気があるようです。

 

 

向かいの白毛門がなかなか堂々とした姿。

 

スキーゲレンデの脇のポールを巻くようにして登山者が登っているのが見えました。

さっそく私も後に続く。

 

 

とてもいい天気ですが、もったいないくらいゲレンデは空いています。

 

ゲレンデを登り切って目の前に谷川岳が姿を現す。

 

既に汗ばんできています。

 

今日は登山者も多く、

スキーにシールで登る人、スノーシューの人、アイゼンの人

思い思いのやり方で進んでいきます。

 

 

俎グラの岩壁がアルペンムードを醸し出す。

 

 

展望の良い尾根をたどっていく

まだ朝の時間はさほど雪も緩んでおらず、快調に進みます。

 

 

 

 

ぽっかりあいた穴の下に避難小屋が埋まっているようです。

 

さらに尾根を登っていく

 

浅間山が顔を出しました。

 

日差しが強く、じりじりと焼ける感じ。

サングラスなしではいられません。

 

 

 

 

広大な斜面が続きます。

 

俎グラの高さに近づいてきました。

なかなか凛々しい姿です。

 

後ろから続いて登ってくる人たちが続いています。

開放感あふれる風景が続く。

 

だいぶ高度を上げてきました。

 

遠景はややかすんでいるものの、富士山や金峰山まで見えています。

 

 

山頂手前の道標まで来ました。

 本当に今日は良い眺めです。

 山頂はもうすぐ。

 

 

 

続く