ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

平ヶ岳 2010年9月 その3

2010-09-30 23:32:43 | 上信越地方の山
2010年9月26日

翌朝
目が覚めたのは4時ごろ
テントの周りは霧で真っ白でした
昨夜は雨が降ってテントも濡れています。

ご来光は望めないのでゆっくりと朝食
明るくなってから平ヶ岳山頂に向かいました。







霧にかこまれ、しっとりとした朝の湿原










渋い色合いの景色にひときわ目立つ赤い実





平ヶ岳の名の通り、山頂への道は緩やかです





次第にガスがうすくなり、青空が顔を出すようになってきました。
時折日も差しています。












山頂手前の案内板です。
ここからは尾瀬の方向に大展望があるはずですが、
今日は残念ながら真っ白です。







そこからほんの少し樹林に入ったところに山頂がありました。
とても静かなひと時でした。






テントへと引き返します。
天気は確実に回復に向かっています。










テントをたたみ、パッキングを済ませたころには
だいぶ青空が広がっていました。

再び姫の池へと木道をたどってゆきます。






今日はしっかりと紫外線対策
気温も高くなりそうです。







大らかな平ヶ岳の姿をあとにして・・・
また季節を変えて訪れる事があるかもしれません。


























池ノ岳の湿原に戻ってきました





青空を映す姫ノ池の深い色合い
周囲の赤茶けた草の色とのコントラストが印象的でした

















去りがたい気持ちを振り切って
池ノ岳を後にします。







もう一回続く


平ヶ岳 2010年9月 その2

2010-09-29 21:59:15 | 上信越地方の山
鷹ノ巣からの長い道のりを歩いてきて、いよいよ平ヶ岳の核心部に近づいてきました。
天気は回復し、雲は多いものの背後の尾瀬、奥日光の山々もはっきり見えるようになりました。







平ヶ岳の緩やかに丸い頂上も間近に見えております。






至仏山も・・・





その向こうに見えるのは武尊山のようです






風化した花崗岩の尾根道、そこにたくましく根を張る灌木も色づいていました





長い登りを終えて池ノ岳の一角にたどり着いたようです。
もう一度燧ケ岳を振り返る






ここから石楠花や針葉の低木を分ける木道をたどって・・・






とうとう来ました、あこがれ、待ち焦がれた風景







姫の池とそれを取り巻く池塘群






池ノ岳に広がる湿原とその向こうに見える平ヶ岳





玉子石を抱えるピークも見えています





傾きかけた太陽の光、流れる雲、肌を冷やす秋風

台倉山ですれ違ったあとは、出会う人もなくたった一人たたずむ
頭を空っぽにして、今この山を味わう


はじめて来た場所なのに、
なぜか懐かしさに似た甘酸っぱい思いが湧きあがってきます












黄金に色づいた草原の中、乾いた木道を歩いてゆきます。






毛並みの良い哺乳類の背のような草紅葉です










幕営地にテントを張ってコーヒーを沸かし一息付きます

姫の池の畔と池ノ岳を越えた沢沿いの二か所の板張りがテントの指定地
風があるので今回は沢沿いの場所を選びました







さて、明るいうちに玉子石に行っておきましょう

サブザックにカメラと防寒着を入れて
色づき始めた稜線を歩いてゆきます






本やネットで何度も見たこの風景
やっと実物に出会えました





燕岳や鳳凰山にも有る通り、
花崗岩の山は不思議な造形を残してくれます


風景を楽しみながらテント場に戻りました









夕焼けを楽しみにしていたのですが、
この後、ガスに囲まれます。

テントの中でラジオの音楽を聞き流しながら
ゆるりとワインを傾けます。

姫の池にも、そしてこの水場にも
他にテントを張る人はいませんでした。

ということは、この広大な平ヶ岳の山の中、
「ヒト」は私たった一人です。

あまりの贅沢な気分に、今日はワイン一本開けてしまいました






明日も晴れるでしょうか・・・

続く


平ヶ岳 2010年9月 その1

2010-09-27 23:14:22 | 上信越地方の山
2010年9月25日~26日

平ヶ岳に登ってきました。

通常日帰りするのが一般的のようですが
できれば山頂近辺の湿原でのんびりしたいので
鷹ノ巣から往復でテント泊の2日コースとしました。

事前にガイドブックやネットで調べまして、
池ノ岳にある姫の池の畔と、
水場近辺に幕営指定地があるということです。

どちらも小さなスペースですので
登山者が集中したら溢れてしまいますが
今のシーズンなら大丈夫だろうと
こちらを利用することにしました。

水場が枯れているかもしれないと不安だったので
水(アルコール除く)を4L持って行きましたが
思いのほか1日目は涼しかったので余りました。


さて、関越道小出ICから352号線をひた走ります。
途中シルバーラインに入るのが正解ですが
国道沿いに枝折峠に向かう道を進んでしまい、
ヘアピンカーブだらけの道を必要以上に堪能してしまいました。
おかげでいつか越後駒ケ岳に行くときの下見になったかな
結局登山口に着いたのが8時半になってしまった。





台風の影響で霧雨のスタート。でも予報では午後はきっと晴れるはず。





林道から檜の林を通り抜ける。




直ぐに展望の開けた尾根道に出ます。






これまでの猛暑と打って変わって寒いくらい。
山も紅葉が進み始めています。








日本の山は樹林帯を延々と登ってから展望が開けるのが普通ですが
ここはメインの登りがこのような開けた尾根道です。
見通しが利いて、自分がどのくらい登ったか進捗がよくわかって
私には歩きやすい道でした。
ただ、この日は曇って涼しかったから良いですが
炎天下にこの登りはきついかもしれません。








急角度で高度をどんどん稼ぎます。




天気が悪く展望がない代わりに道端の秋の気配を撮影してみました。


























まだ咲いている花もありました。










下台倉山、ここで一旦急登は終わり
小さなアップダウンの続く稜線をたどる道になります。





そして台倉山の三角点





本当は燧ケ岳をはじめ東側の展望が開けているはずなのですが
このときはまだガスの中でした。


それでもちらほらと青空が見え始めています。
先行きが楽しみです。





ここからは木道が続くようになります。





これがまた大変でした。
湿って表面がつるつるになっています。
おもわず尻もちをついてしまった。

それからは、慎重に足を運ぶようになります。
正直なところ、登りの辛さよりも
木道を歩くのに神経を使ったことの方がしんどかった。





台倉清水につくころは、だいぶ青空が広がってきました。




ようやく目的とする山頂方面が見えてきました。
未だ遠いけれど天気の回復は励みになります。




緩やかなピークを二つほど越え、白沢清水を通り過ぎると






樹林帯もそろそろ終わり、池ノ岳への笹原の道が見えてきました。





ここからもうひと登りです。





このころは背後の風景も一変していました。

燧ケ岳の堂々たる姿







背後の風景に後押しされて、ぐいぐいと高度を上げてゆきます。


会津駒ヶ岳は未だ雲をかぶっています。





池ノ岳のピークへ向けてもう一息





天空の楽園が近づいてきました。



つづく








速報 : キミヲノセテ?

2010-09-26 18:31:25 | 上信越地方の山


 あの地平線 輝くのは
 どこかにキミを 隠しているから








 たくさんの岩が 懐かしいのは
 あのどれか一つに 君がいるから?






 さあ出掛けよう 一切れのパン  (ソレジャタリナイ)




 ナイフ ランプ、ザックに 詰め込んで




 登山が残した 熱い想い




 カミさんがくれた オコヅカイ  (ヤレヤレ)





 地球は回る キミを隠して
 輝く瞳 きらめく灯火
 地球は回る 黄身をのせて
 いつかきっと出逢う 僕らをのせて


天空の楽園の中心に据えられていたのは・・・



飛行石


ではなく、玉子石でした









詳細は、また後日





北岳 2010年9月 その3

2010-09-21 21:22:28 | 南アルプス
北岳山頂を後にして、北岳山荘に向かいます。
間ノ岳は雲に隠れてしまいましたが
がっしりと根を張った山容が益々大きく見えてきます。





背後の北岳、また青空になりました。





と思うと日が陰る
くるくると色合いが変わってゆきます。






山荘の赤い屋根が近くなってきました。
日曜日の午後、周囲にテントも見えません。
静かに幕営できそうです(・・・とこのときは思っていた)





だいぶ降りてきました。
北岳らしい三角形に見えてきました。





ここでもナナカマドの実が印象的でした。










仙丈ケ岳





小屋を挟んで、中白根のピーク
ガスをまとってはいますが、青空のもとでくっきりとしたシルエット
次第に日が傾いてきました







小屋で手続きを済ませ、テントを張ってまずは落ち着きます。
「夜は風が強くなるので張り綱はしっかりと」とのアドバイス。
これが後で身にしみます。







一時西の雲が晴れて北岳に日が当ってました。
なんとかダイナミックな風景を写し取ろうとするのですがなかなか難しい。














東の雲も流れ去って富士山が見えました。





担いできたワインを開けて、富士山に乾杯!
こうした景色の中でほろ酔い気分で過ごす夕暮れ時
何んとも幸せな気分です。






シュラフに潜り込んで就寝

翌朝は、朝一で間ノ岳を往復してから広河原へ降りる予定でした・・・

が、夜半から風雨が強くなってきました。
テントが風に揺れる揺れる。
ポールがぐにゃりとまがって、目の前に天井が迫ってきます。
雨がフライをバチバチとたたく


2010年9月13日


翌朝ベンチレータから外を見ると
真っ白なガスの中
断続的に雨も降っています。


今回はこれにて下山としましょう。
雨の中テントを撤収。
八本歯のコルへの巻き道ルートをたどります。






白く起ちこめたガスの中に、ふんわりとピンクの花が浮かび上がって
きれいでした。










岩場のトラバース
木の梯子を滑らないように越えてゆきます。













濡れた岩場の道を慎重に辿りつつ下ってゆきますと
コルにたどり着きました。




ここからは大樺沢を下ってゆきます。
わずかに残った雪渓を横目にザレた道を進みます。






雨は激しく降ったり、やんだり
それでも二股に近づくころ、前方に鳳凰三山の影が見えてきました。










あとは沢沿いの道を広河原まですたこらと降りてゆきます。
幸い相乗りタクシーに乗り込むことができました。


芦安の駐車場では既に青空、日が照りつけてます。
冷えて曇ったレンズのまま撮影





間ノ岳は残念でしたが、
初秋の南アルプス北岳十二分に味わいました。

いつかまた好天の白根三山をたどってみようと思います。



おしまい



北岳 2010年9月 その2

2010-09-20 22:33:55 | 南アルプス
間が開いてしまいました
皆様のブログにもご無沙汰気味ですみません。


北岳の続きです


右俣を登った先は、カール状の谷間
盛夏にはお花畑で華やかだったことでしょうが
今はハクサンフウロなどがわずかに残っているくらい。
ナナカマドの赤い実だけが鮮やかに輝いていました。




北岳山頂にかかっていた雲が取れてきました。
稜線からの展望が楽しみになってきました。













ジグザクの登路もやがて白根お池からの道を合わせ、
小太郎尾根に向かって伸びてゆきます。





鳳凰三山






観音岳、薬師岳 花崗岩の稜線





タカネヤハズハハコでしょうか
足元にまだちらほらと咲いています。










ようやく稜線に出ました!






小太郎山の向こうに雲をまとった甲斐駒ケ岳






地蔵岳のオベリスクも良く見えるようになりました





目指す北岳は、今は日陰で黒っぽく大きく構えています。













仙丈ヶ岳の雄大な山体も現れました






左右の景色を見ながら、赤みがかってきた稜線をたどって山頂に向かいます。






肩の小屋に着きました






ベンチで一休みしているととなりに座ったパーティーの方
「ここのビールはよく冷えててうまい!」

となりで「プシュ!ゴクゴク・・・」とやられたらもう我慢できません。


クーラーボックスで良く冷やされたビールを購入
登頂の前祝いに「カンパーイ!」






喉をうるおしてから山頂へ







肩の小屋を振り返る
背後の山も雲に隠れたり現れたり
変化が激しい天候です















山頂の手前
北岳山荘から間ノ岳に伸びる雄大な稜線が見えました
南アルプスのスケールを感じます





こちらは仙丈ケ岳





そして鳳凰三山
雲がまた上がってきたようです






ようやく山頂が見えてきました






到着!




ピカピカの晴天ではありませんが
雲の流れの中に見え隠れする周囲の山々
ダイナミックな風景です。


本当に久しぶりの北岳山頂
前に登った時のことは記憶のかなたです。
(何せその時は天気が悪かったですし)

山頂にいた二組ほどのパーティーが去った後は貸し切り状態
ベンチで静かにこの場を味わうことができました。






生憎、間ノ岳に雲がかぶさってきました







甲斐駒から鋸岳はガスが晴れて見えています









暫し山頂にたたずんだ後、北岳山荘へ向かう


イワヒバリ









山荘の周囲には日曜の午後とあってテントの影も見えません。

ガレ場の道を赤い屋根目指して下ってゆきました。


続く





トレーニング

2010-09-19 18:23:12 | その他
研修も昨日で終わりましたが、明日は用事があるので
山登りは無しです




ということで今日は、
以前より時間があれば行ってみたいと思っていた
T-WALLでボルダリングに挑戦してきました。

うちのカミサンはめったに山には付き合ってくれませんが、
こういうのは好きみたいで一緒に行ってくれました。


実際なかなか上手なもので、
私が詰まったルートも
すいすいとクリアしていきます・・・

終わった後に自慢げなのがちょっと癪なもの。
ウーム自分も鍛えなおさねば!
















北岳 2010年9月 その1

2010-09-14 22:49:23 | 南アルプス
2010年9月12日~13日

北岳に行ってきました。

この休日、当初は別の山を狙っていたのですが、
天気予報は芳しくなく
比較的好天が期待できそうな南アルプスに行くことにしました。

北岳は本当に久しぶり
しかも過去の2回はいずれも天候が悪く頂上からの展望は得られませんでした。

今回はどうでしょうか・・・いずれにしろ新鮮な気持ちで臨みます。


芦安に車を止めて(raymariさんお勧めの第3駐車場)
朝一の乗り合いタクシーで広河原へ

途中、夜叉神峠でゲートがあくまでの時間調整

赤く染まる朝焼けの雲




広河原に着きました
所々青空がのぞきますが、全体に雲の多い天気









広河原山荘の立つ向こう岸へ、つり橋を渡る





大樺沢に沿って歩き始めます。







このルートは左右いたるところから沢が流れ込んでいます。






道端の花も、もう秋を告げています。






白根御池との分岐
今回はここを見送り、沢沿いに進んでゆきます。



























背後には鳳凰三山に連なる高嶺の稜線












花火のように広がる花














時がたつにつれ青空の割合が増えてきたようです。
とても良い傾向!












地蔵岳から観音岳にかけても雲が晴れて明るい山稜が見えています。





大樺沢の左岸から右岸へ、そして再び左岸に戻りしばらく進むと
二股の分岐に出ます。

この付近では北岳から下ってきた多くの登山者が休んでいました。


大樺沢の上部、八本歯のコルあたりは、未だ雲の中





バットレスの上部、北岳山頂あたりも未だ雲の中です。






二股から右俣コースに入り小太郎尾根を目指して急な登りが続きます。





大樺沢の雪渓もだいぶ小さくなっていました。





ようやく北岳山頂方面の雲が晴れてきました。






小太郎尾根の稜線はきれいに晴れています。






ハクサンフウロが未だ元気に咲いていました。




ナナカマドの赤い実がいいですね~










急登は未だ続きます。
ちなみにこの日は、肩の小屋を経て、北岳を越えて北岳山荘に幕営するつもりです。


続く



空から○○を見てみよう

2010-09-09 22:09:51 | その他の山
雲じい×、trekker-kです

一昨日の九州出張、早朝の飛行機は空いており、
窓から見える風景を気兼ねなく撮影できました。
azmさんのパクリですが)






榛名山、赤城山?の方向






大菩薩連嶺  mimozaさん分かりますか~


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八ヶ岳連峰






甲府盆地、彼方に諏訪湖





南アルプス北部の主峰群


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鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳






白根三山


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塩見岳  7月に登ったばかりで記憶も新鮮です



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塩見岳と悪沢岳


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荒川三山






地図と見比べると読図の勉強になるかも?



葛葉川本谷 2010年9月 その2

2010-09-08 22:00:32 | 関東の山
葛葉川本谷の続きです。


板立の滝を越えて、
相変わらずジャブジャブと流れの中に足を浸して尚も進む。





うねるように三段の滝が並んだ曲り滝





シャワーを浴びながらの中央突破は爽快です。






今日はさすがに、首から一眼レフをぶら下げるわけにはいかず。
コンデジも防水仕様ではないので、
フリーザーパックに入れてピッチリと口を締めてポケットに入れております。

撮影の度に取り出してはしまいの繰り返しは面倒ですがやむなし。
防水カメラがほしい・・・と、また物欲がわいてくる~。

ちなみに三脚もカメラのおまけにもらった、
ポケットサイズのちっちゃいものですが
それなりに活躍してくれました。



曲がり滝を越えると林道が横切っております。
ちょっと興ざめですが、
橋をくぐればまた快適な小滝が続きます。










大きなチョックストーンの滝




そこを登ったところ・・・




・・・で、まもなく富士型の滝が現れます。







ここまで休憩らしい休憩も取らなかったので、滝の下で一服。
それにしてもヒルが心配だったので、
腰掛ける岩の周りを、目を皿のようにして確認しました。
幸いにして今回の山行ではお目にかからずに済みました。

富士型の滝は、流れのちょっと右手から簡単に登れます。


だいぶ流れも細くなってきました。





詰めも近く傾斜も急になってきます。









本来はこの一枚岩の先から、三ノ塔尾根に上がるようですが
目印のリボンを見落としてしまいまったようです。

さらに詰めるとガレ場になったので
これは早めに三ノ塔尾根に逃げようと
左手の枝尾根に取りつきました。

急斜面を喘ぐように登っていくと
棘だらけの灌木があちこちに生えています。
文字通りいばらの道ですが、なんとか間を抜けながら進みます。

やがて杉林の森に入り、下草もなくなって歩きやすくなりました。





まもなく三ノ塔尾根の登山道にでました。
沢とは異なる柔らかい感触の土を踏み締めながら三ノ塔山頂へ。






周囲はガスで真っ白でしたが、ここまでの行程に十分満足。




木の幅広いベンチに荷物を広げ
靴を履き替える。

コンビニの梅干しおにぎりが、この上なく美味でした。


あとはトットコと三ノ塔尾根を大倉に向かって下って行くだけ。













尾根道はやっぱり暑い
下界は晴れているようで・・・





風のつり橋が見えてきました。





土手にはもう彼岸花が咲いているんですね。










水無川は水遊びに興じる家族連れでいっぱい。




バス停近くのビジターセンターの水道で、泥を落とし、
服を着替えてさっぱり。

そしてもちろんシメは、生大!




ほんとにうまかった~!

このために公共交通機関を乗り継ぎ、アプローチを頑張ったわけで。



久しぶりの沢、そんな私に葛葉川本谷は十分楽しめました。
今年はもう一回ぐらい行けるかな~。
何せ登りたい山もいろいろあるので。

でも少しずつステップアップしながら
いろんな沢を登ってみたいと思う今日この頃です。



おしまい
































葛葉川本谷 2010年9月 その1

2010-09-07 21:03:01 | 関東の山
台風の影響はさほどもなく、九州から思いのほかスムーズに帰ってきました



ということで丹沢本編


2010年9月5日


実を言いますと、この夏は沢に行きたいなぁと思いつつちょっと躊躇してました。
今の自分の実力(筋力、バランス、柔軟性すべて劣化傾向)を考えるとなかなか踏み出せないでいたのです。

そこで丹沢の中でも初心者向けと言われている葛葉川を選びました。
なおかつ、現れる大小の滝全てを巻くことも辞さず!(どういう決心だか・・・
ということで出かけました。



何せこの暑さの中に一服の涼を求めて沢に行くのですから
下山後のビールは外せません。
よって自動車ではなく小田急で秦野へ、そこからバスに乗り菩提原で下車。
ここからてくてくと沢の入口に歩いてゆきます。


平野部は朝から強い日差し
でも丹沢の山の上は雲がかかっているようで。

葛葉川にそって上流へ向かいます。
アプローチは決して涼やかでないのですが、これもあとのお楽しみのための試練です。





ヒマワリもそろそろうなだれる季節





稲も頭を垂れています。








葛葉川も未だ幅広くこんな感じ。





いい加減汗だくになったころ、野外センターを通り過ぎると杉林の道






ようやく遡行開始地点にたどり着きました。




ここは葛葉の泉という名水の湧き出るところとなってまして、
PETボトルを大量にもって水を汲みに来ている人がいました。






ここで、沢支度を整えいよいよ突入!

最初はこんな感じの狭い水路を通過します。




小さな淵に膝まで足がつかる。

冷たい水が、渓流靴の中にしみ込むと

ヒャッホー

気分は小学生に戻ったみたいにテンションが急上昇です。






ジャブジャブと水流をかき分けて進むと
暑苦しさはどこかに吹っ飛んでしまいました。










しばらくはこんな感じの小滝が続きます。





数mのまとまった滝が増えてきました。

ヘルメットと合わせて買った、フェルトの渓流靴も結構フリクションが利くようです。











横向きの滝












幅広の滝






シャッタースピードを変えてもう一枚






このあたりホールドも豊富で高さも手ごろな滝が続き
快調に進みます。
















中盤を飾る板立の滝
この沢では一番迫力があります。
逆送気味なので、ここは左岸から巻きました。






葛葉川本谷には初めて入りましたが、
今の私には、手ごろなルート
ここまでであったパーティーも一組だけで
貸し切りのように楽しめました。

やっぱり来てよかった!

・・・で、後半へ続く






ひさびさの・・・

2010-09-05 18:06:28 | 関東の山





本格的にあちこちの沢を遡行されてるたろう君さんはもとより、
なためさんやRomiさんのブログを見て、

「やっぱ夏は沢だよね~」

と思ってしまった。


で、数日前に押入れの奥からヘルメットを引っ張り出したら
何年も使わない間にウレタンがボロボロ


というわけで新調しました。




ブランクの長いおじさんが、ソロで楽しめるところと言ったら・・・

そう、我々には丹沢があるんです!




詳細はまた!