ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

蔵王 2009年7月 その2

2009-07-31 21:26:37 | その他の山

この日の仙台の天気予報、
午前中は晴れ間がのぞくが、午後2時頃からは雨。

まずはエコーラインの駐車場から屏風岳に向けて歩き始めました。







右のピークから前山、杉ヶ峰、そして屏風岳














水がたまった道を下っていくと、早速湿原が現れました。















ここではシャクナゲの花がまだ咲いています。






振り返れば刈田岳、山頂に向かって刻まれたジグザグの車道。






杉ヶ峰に向けて高度を上げて行きます。






岩の重なる斜面の傍らに、ミネウスユキソウが群落を作っていました。






高度を上げるにつれ、刈田岳の向こうに熊野岳に至る
蔵王主峰の大きな山容が姿を現してきました。






杉ヶ峰で一息。先着して山頂で休んでおられたパーティーの方から、
冷やした真っ赤なトマトを頂きました。
鮮烈な味わいが喉に染みいります。
どうもありがとうございました。


杉ヶ峰を越えると、前半のハイライト
芝草平の湿原が見えてきました。


蔵王 2009年7月 その1

2009-07-28 22:11:55 | その他の山

先週土曜日、所用で仙台に行きまして
そのついでにと日曜日、蔵王に行きました。
まずはエコーラインから蔵王南部の縦走路を往復して屏風岳に登り、
その後、熊野岳に登りました。

事前の天気予報に反して午前中は日が射していましたが
午後になって激しい夕立ち。
それでも、前半のなだらかな稜線と湿原の花、
後半の御釜周辺の荒々しい風景を楽しむことができました。




熊野岳避難小屋近くから御釜を見下ろす。背後に刈田岳。







杉ヶ峰に向かう稜線から、刈田岳、熊野岳の蔵王主峰







芝草平のキンコウカのお花畑







チングルマと池塘







刈田岳のたおやかな稜線







御釜の縁、五色岳



白馬大池

2009-07-22 23:42:41 | 北アルプス

梅雨明け期待で出かけた白馬岳
残念な天候となりました。
それでも久しぶりに北アルプスの空気を吸い
たくさんの花に出会えたことが収穫・・・






乗鞍岳の大きな雪田を渡るころ
雨脚が強くなってきました。






乗鞍岳の平らな山頂、大きなケルン、
ガスと雨の中ここは黙々と歩くのみ。

登山道も水たまりと区別がつかなくなっています。
岩の上を、沢の渡渉のように飛び移りながら進んでいくと
霧に霞んだ窪地に白馬大池が見えてきました。

雨に濡れたレンズ越しの風景




7年ぶりの白馬大池
前回も白馬登山後、悪天候の中を下ってきた場所です。
大池の小屋に荷物を置き一服




大きな雪渓、お花畑、記憶の中の風景がよみがえってきました。






雨の中にあっても、きりりとした姿と高潔な白さを失わないハクサンイチゲ








水滴の重さに少しうなだれつつ、可憐なピンク色にそまって
恥ずかしげなハクサンコザクラ





断続的に強くなる雨をかいくぐり、
時折薄くなる雲の下に出ていき高山の雰囲気をかみしめる









大池に一泊した翌日も雨
予報では翌日も荒れ模様

このあたりが潮時と蓮華温泉に下る道を選びました。



蓮華温泉から朝日岳の主稜線
今回はかないませんでしたが、
いつかまた登りに来ますよ。








天狗原

2009-07-21 22:16:32 | 北アルプス

栂池高原と乗鞍岳の途中に広がるのが天狗原の湿原です。
きれいな水の流れとお花を見ながらの木道歩き、
お気に入りの場所の一つになりました。



乗鞍岳への登路から見下ろす天狗原




・・・・・・・・・・・・・

まずは栂池自然園を後に、森を抜け笹原の中を登っていく。
途中わずかに開けた展望。
雲の流れの中に八方尾根や遠見尾根が長い足を延ばしています。








オオシラビソの実がたくさんついています。






こちらはハイマツの花







やがて傾斜が緩やかになると、乗鞍岳を前に穏やかに広がる湿原に出ました。





小さな池の周り、水芭蕉はすっかり葉を大きく広げています。
コイワカガミやイワイチョウなどの花々が咲いています。





イワイチョウ





わずかに残った水芭蕉の花





つややかな葉を広げたショウジョウバカマ





再び登り道、乗鞍岳へ向かって高度を上げていきます。
雲の間に見え隠れしつつ、次第に霞んでいく天狗原。






















雲上の楽園を後に、ゴロゴロとした岩と雪田を越えて進んでいくと
次第に雨が強くなってきました。



栂池自然園

2009-07-20 20:32:33 | 北アルプス

今年の梅雨明けは早いとみて、三連休の計画を立てたのですが
長野は荒れた天気が続きました。
それでも気分を盛り上げてくれた景色や花たちを紹介いたします。


栂池自然園
曇り空の下、初夏の花たちが迎えてくれました。






栂池に向かうゴンドラの発着所から





ゴンドラからロープウェイに乗り換える道、
断続的に降る雨を縫って。
それでも森林の緑は深く豊かです。





栂池自然園に入ると、まず清流を渡る木道。








その先に開けた草原、コバイケイソウが咲き出していました。





その先にはヒオウギアヤメの咲く湿原。





そしてクルマユリの花





キンポウゲの黄色い花に囲まれて、クルマユリのオレンジ色が鮮やかさを際立たせています。





オオバミゾホオヅキ




モミジカラマツ






所々の池塘








そしてワタスゲ




ごらんのとおりの天候ですが、白馬岳に向かって進みました。




夕焼け

2009-07-19 22:34:41 | その他

暑かった一日、家で諸々たまった雑事を片づけ
そろそろビールでも・・・と思って窓の外を見ると、夕日に染まった雲。
思わずカメラを取り出し、景色を納めてみました。

全国的には荒れた天候の地域が多かったこの週末、
明日は穏やかに晴れるでしょうか。


















草津白根山 2006年8月

2009-07-12 17:46:40 | 関東の山

また過去の山行から



2006/8/18 草津白根山へ
弓池前の駐車場から、鏡池経由でぐるりと周遊。
迎えてくれたのはコマクサの群落でした




この日は時折青空が見られるものの雲の多い天気。






逢ノ峰への登り道から駐車場を振り返る。
遠くには雲の切れ目から万座山が見えています。







このあたりは道端にオトギリ草(イワオトギリ?)の黄色い花がたくさん咲いていました。






ガスが流れる鏡池





樹林帯を登ると、やがて砂礫地に出ます。





ここからはコマクサが咲く中を歩いて行きます。
色の濃いもの薄いもの、株毎に個性があるようです。


















ハイマツの広がる平原の中に白骨のような枯れ木








再び弓池周辺の湿原に帰ってきました。




弓池西側の湿原
既に秋の気配を感じさせる草の色




弓池のカモ、観光客の人気を集めていました。




最後は湯釜を見て帰りました。


浅草岳 その5

2009-07-05 17:47:17 | その他の山
浅草岳
前岳を越えて山頂はもう間近です。






山頂手前の湿原

小さな池の周囲にワタスゲがゆれる、素敵な場所です。














木道の道を振り返る。
山頂に向かって登ってくる人も増えてきました。






そして山頂へ





遠くは霞んでいますが、素晴らしい展望

眼下に田子倉湖が広がっています。




田子倉湖の向こうには会津朝日岳など奥只見周辺の山々




鬼ガ面、その先に越後三山












にぎやかな山頂を越えて沼ノ平側に少し降りてみます。
雪渓と草原の広がる気持ちの良い斜面で、
皆さん昼食を楽しんでいました。




ウルトラマン?




ゆっくり風景を楽しんで、山頂を後に
再び大きな雪渓を渡って、
帰りはネヅモチ平へまっすぐ降りるコースをとりました。





終始、見守ってくれた守門岳を正面に、
来年のこの季節には、あの山に登りに行こうと思いながら道を下って行きました。


浅草岳 その4

2009-07-04 22:16:33 | その他の山

桜ゾネからの登山道
しばらくはブナの森の尾根道

日のあたるところ、あるいは森の木の日陰、
それぞれに自分の居場所を見つけて多様な花が咲いています。












やがて大木が灌木に変わり、そして展望の開けた小さなピークへ
雪の残る鬼ガ面山方面、遠方には越後三山も見えていました。









嘉平与ボッチの峰から前岳方面




鬼ガ面山東面は、雪に削られた険しい岩壁





前岳付近は草原の広がる気持のよい尾根道
景色も広がりこの先の行程に期待が膨らみます。




雪渓越しに堂々とした姿をみせる守門岳。


浅草岳 その3

2009-07-03 20:45:29 | その他の山

浅草岳への道

駐車場から林道に入り、最初に出会ったのは赤く熟したイチゴ









夏を迎え元気に活動する昆虫たち












そして道端を飾る小さな花々










塔路はサクラゾネの尾根道を選びました。
林道をいくつもの沢が横切り、清涼さを演出してくれます。









次第に強くなる日差し、青空を見上げつつ林道を歩く。
そして山道へ・・・


浅草岳 その2

2009-07-02 22:15:34 | その他の山


ヒメサユリ

その可憐な名前で、他の花からも羨まれるような花。
(ブタノマンジュウやオオイヌノフグリはないだろう・・・みたいな)
濃いめのピンク色が鮮やか。


浅草岳はガイドブック「大人の遠足」シリーズの花の百名山に
守門岳とともにヒメサユリの山として紹介されていました。
その写真を見て、ぜひ行ってみたいと思っていたところの一つです。

山頂近くはまだつぼみが多く、満開はもう少し先でしょうか。
それでも期待通り、清楚で優しげな花を見ることが出来て満足です。
















中には薄目の色もあります。




浅草岳 その1

2009-07-01 22:06:07 | その他の山
少し間が空きましたが、
先週の山行です。

あこがれのヒメサユリ見たさに浅草岳へ
晴男復活?の暑い一日でした




守門岳を背景に





豊富な残雪、それが少しずつ消えていくあとを追って咲いて行く小さな花々
梅雨の中休みの明るい山をゆっくり楽しむことができました