ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

朝日岳・大源太山で見た花 その4

2009-06-24 23:40:42 | 関東の山

シリーズ最後です。
清水峠から朝日岳の間で見られた花たち。


タテヤマリンドウ
朝早く登り道ではすべてつぼみでしたが
帰り道では少しずつ花開いていました。








マイズルソウかな?




ツマトリソウ
これも稜線上のあちらこちらで咲いていました。




清水峠の先では、まだカタクリが咲いていてびっくり。
また、森の中に咲いているという先入観があったので
明るい稜線上で出会ったのは意外でした。









朝日岳山頂近くの雪田の後の湿地で
ハクサンコザクラが咲き始めていました。
これも出会ってうれしい花です。





同じく湿地に咲いていたショウジョウバカマ





アカモノの丸いピンク色の花もかわいらしい




朝日岳山頂のシャクナゲ




そしてホソバヒナウスユキソウ




朝日岳は花の豊富な雲上の楽園。
展望がなかったのが残念ですが、
別の機会に改めて登ってみたい山の一つです。


朝日岳・大源太山で見た花 その3

2009-06-23 21:36:51 | 関東の山

シシゴヤノ頭にたどりつく森林限界あたり
ベニサラサドウダンでしょうか?




ムラサキヤシオ?






森林限界を超えて、
シシゴヤノ頭から先の明るい稜線からは、
たびたびシラネアオイに出会いました。




これは何でしょうか・・・?
(?ばかりですみません)





開ききる前のコバイケイソウ








ミツバオウレンもたくさん咲いていました。




清水峠の東京電力管理小屋の周りで
ミヤマツボスミレが群落を作っていました。




ミヤマキスミレ
七ツ小屋山周辺でたくさん見かけました。




ジャンクションピークの登路で咲いていたムシカリです




花でもう一回引っ張ります・・・続く

朝日岳・大源太山で見た花 その2

2009-06-22 22:13:16 | 関東の山


こちらはシシゴヤの頭への登りからで出会った森の中の花+動物です。


季節がらカエルの姿をたくさん見ました。
見事に枯れ葉に似せた姿で、間違えて踏んづけてしまいそう。





虫たちも多種多彩。
中には顔にまとわりつく厄介ものもいましたが。

たくさんのカエルや鳥たちを養う虫たち、
森林の食物連鎖の裾野を広げ支えているのでしょう。








森の中に咲いていた花々。名前を調べきれていませんが・・・


























次回は稜線に出てから出会った花です

朝日岳・大源太山で見た花 その1

2009-06-21 18:17:25 | 関東の山
イワカガミ

この山行を通じて、かわいらしい姿で道端を飾ってくれていました。
山では比較的ありふれた花ではありますが、
ピンクの可憐な花は山道で元気をくれます。


シシゴヤの頭への登路の途中で最初に現れました。
樹林の下の道、木漏れ日を拾ってつややかな葉を広げていました。











こちらは白崩避難小屋の裏の斜面の群落
他の花とも入り混じって小さなお花畑を作っていました。


















朝日岳・大源太山 2009年6月 その3

2009-06-20 11:09:11 | 関東の山

雨があがって日が射し、暑くなってきました。
雲が流れて景色も広がってきます。





稜線にでるともう一つの目的地、朝日岳が大きな姿を現しました。





笹原の中の道をのんびりと辿ってゆきます。










大源太山





やがて七ツ小屋山の頂上も間近に





頂上で展望を楽しみながら昼食。
今日はほかに登山者もなく
あたりに濡れた雨具を広げ乾かす余裕もあります。




頂上を後にして白崩非難小屋へ
ここにテントを張って一夜を過ごします。





翌朝、朝日岳へ出発









雪の残る谷間を右手に見ながら着々と高度を稼ぐ
ジャンクションピークまでの登り道




ジャンクションピークを越えてから再び周囲はガスの中。

雪田が消えた跡から、ハクサンコザクラが顔を出していました。




やがて朝日岳山頂へ
展望が利かないのが残念。
それでもホソバヒナウスユキソウの群落が迎えてくれました。




山頂付近の稜線は、雪と笹原が広がりかわいらしい花が群生する素敵なところでした。





山頂を後に再び清水峠に向かって降りてゆきます。









七ツ小屋山に登り返して、いよいよ大源太山へ

ガスの切れ目から時折現れるその姿は、
なかなかの迫力です。




シラネアオイの咲く道をたどり、いよいよ頂上に向かって岩稜を登っていきます。




いくつかの鎖場を超えると山頂





残念ながらここも全く展望なしです。
それでもラーメンを食べながら山頂にたどり着いた充実感を味わいます。


あとは急峻な道を下って駐車場へ
途中から雨が降り出し、滑りやすい道に難儀しましたが
変化にとんだ山旅に満足です。

次はこの山行で出会った花の写真をアップします。

朝日岳・大源太山 2009年6月 その2

2009-06-16 22:57:44 | 関東の山
2009年6月13日


夜の関越道を走って、登山口へ
梅雨の季節、晴天は望めませんが時折日が射す空の下を出発






タニウツギの鮮やかなピンク色が山道を彩る











沢を渡ってまもなく分岐点。左は大源太へ、右はシシゴヤノ頭へ
登りは謙信ゆかりの道とある右を取ります。





しばらくは鬱蒼としたブナの森
下草も多種多様な複雑系の世界
小さな花や虫たちはまた別にアップします。













谷間を離れ、本格的な登りに入ったころ雨が降り出しました。
雨具を付けて淡々と登る
・・・

森林限界に差し掛かるころ幸いにして雨が止みました。
ガスのかかる稜線を進む。




雲の切れ目から見える幾重にも重なった尾根
この山の奥深さを感じさせます。




曇り空の沈んだ色合いの中に、鮮やかなツツジの花




武能岳から茂倉岳の山並み
主稜線まではもうひと頑張りです。





いよいよ左手に大源太山が見えてきました




さらに雲が切れて、遠方に巻機山も姿を現します。




主稜線に出ました
笹原の広がるのびやかな景色が広がります。




茂倉岳から谷川岳に連なる主峰群




しだいに大源太山の特異な岩峰も迫ってきました。
明日はあの頂に立ちます。





続く



朝日岳・大源太山 2009年6月 その1

2009-06-15 23:20:02 | 関東の山
2009年6月13-14日
上越国境の山、朝日岳と大源太山に登ってきました。


昨年、この時期に登った武尊山から見えた朝日岳の姿にひかれ
ぜひ訪れようと思っていた山でした。
また、大源太山もその個性的な姿に魅力を感じ
この二つの山をつなぐ旅を計画しました。

決して天気に恵まれたとは言えませんが、
ガスの切れ目からの展望、たくさんの花たち、虫、カエル、ブナの森・・・
盛りだくさんの山旅を楽しんできました。


大源太山を望む





朝日岳手前のジャンクションピーク




ホソバヒナウスユキソウ
朝日岳山頂にて


睡蓮

2009-06-09 22:32:56 | 花や動物

佐倉城址公園の池では、睡蓮も見ごろとなっていました。


日当たりの良い池の水面で、葉が生い茂る中を
かき分けるように顔を出した真っ白な花。





















ところで、花菖蒲の咲く水辺ではカルガモの夫婦が
のんびりとくつろいでおりました。




こちらは睡眠
見ていると私もなんだか眠たくなっているような
あまりにも長閑な、カルガモのお昼寝。



花菖蒲

2009-06-08 22:15:39 | 花や動物

佐倉城址公園に行きました。


昨日は良い天気でしたね。
千葉の実家に行ったついでに寄ってみました。
花菖蒲がちょうど見ごろで、朝からにぎわっておりました。






佐倉城の跡には「歴博」があります。
今日は花目当てなのでこちらの見学はパス。





駐車場から、森の中の道を下った先がその場所。




明るい日差しの中に、花が咲き誇る。
6月の晴れ間にふさわしい風景でした。











紫陽花 続き

2009-06-07 01:25:52 | 花や動物
サッカー日本代表
ワールドカップ出場おめでとうございます!

はらはらドキドキの試合でしたが、勝ち切ってくれて本当によかったです。
(何せドーハのトラウマを引きずる世代ゆえ、一点差は心臓に悪いです)


昨日の紫陽花の続き
午後になって、日が差し青空が顔を出しました。
ファインダーの中もふんわりと光が満ちてくる感じです。




















紫陽花

2009-06-06 20:38:53 | 花や動物


もう6月、いつの間にか紫陽花の季節になりました。

午前中は雨。神保町に買い物に。
お昼過ぎ、帰る途中には雨があがって蒸し暑くなってきました。

紫陽花のしっとりと雨に濡れた姿をもとめてカメラを持って近所を散策。

































高原山 2009年5月 その3

2009-06-03 22:11:18 | 関東の山
シロヤシロ



雲に覆われた空の下、いつもより暗めの森の中にあって雨に濡れていても、
その清々しさが損なわれるものではありません。


剣が峰を越えて、大入道への道へ
霧のかかった森、笹の斜面
このような風景も実は結構好きなんです。








そして斜面に現れたシロヤシオ
同じツツジの仲間でも、都会のものと違って
荒々しくもたくましい木の幹
そこに咲く白い花
自然の中にあっての味わい深い姿です





ミツバツツジも時折混じってアクセントになっています。










今年は去年よりも早く満開を迎えた様です、とはリンゴさんのコメント
木の上で開く花、地面に散ってなお趣を添える花





日本の山道ならではの風景ではないかと・・・




先ほどの青空は一瞬の気まぐれでしょうか、
ガスの動きは急、
あたりはさらに暗くなってきました






そして大入道に差しかかったころ
とうとう大粒の雨が降り出しました
あわてて雨具をかぶり、足早に進みます。
ここをホームグラウンドにしているリンゴさんが
先の道を解説しつつ軽快に先導していただきました。
心強い限り。

雨にぬかるんだ道を注意深く下り
沢沿いに進んでいくと
やがて小間々台へ

かつてキャンプ場だったという草原を過ぎると
再びレンゲツツジの群生する高原となりました。

大間々台に戻るころ、再び雲の切れ間から周囲の山が姿を現しました。



釈迦ヶ岳の山頂に立てなかったとはいえ、
花と森の雰囲気に浸った満足感がわいてきました。

私、もちろん晴れた山が好きですが、
高校時代から「雨になると元気の出るヤツ」と言われてました。
実は雨の降っている山もそんなに苦ではなかったりします(変人?)。

このあと、学校平に場所を移して昼食。
案内所の山の写真を鑑賞。
そして名残りを惜しみつつ山を下りました。

悪天候の中お付き合いいただいたリンゴさんに深く感謝です。
釈迦ヶ岳という宿題を残してますので、
また季節を変えて訪れたい山の一つとなりました。










高原山 2009年5月 その2

2009-06-02 21:37:32 | 関東の山
駐車場近くを散策していると、リンゴさんの車到着。
既にブログでやり取りさせていただいていたこともあり、
お互い初めてお会いするとは思えない感じを受けました。


天候が下り坂ということで
シロヤシロ中心に剣が峰までの周遊コースを歩くことにしました。

駐車場から見晴らしコースへと入ります。
ここにも所々に鮮やかなツツジ




今日は頼もしい先達についての山歩き。
地元のリンゴさんに周囲のコースをご案内いただきながら
登山道への入り口に向かいます。




しばらく林の中を進むと、周囲が開けた岩混じりの道になります。
天気が良ければ素晴らしい展望があるはずですが・・・ちょっと残念!

八海山神社へと登っていく自分。
これはリンゴさんにいただいた写真です。




八海山神社の前に出ました。




お社の前で記念撮影。これもリンゴさんから頂いた写真です。





さらに先に登っていくと、いよいよシロヤシロが目立ってきました。
今年はミツバツツジが遅めだそうで、
ピンクと白の花の共演となっています。







矢板市の最高点1590m
海抜ゼロメートルが広がる我が江戸川区とは訳が違います。




いよいよシロヤシロが華やかに咲き誇る道となりました。
とても清楚で高貴な印象の花です。

曇り空とあって花の白さが埋もれてしまったのが残念。
(と撮影の未熟さを天気のせいにしてます・・・)










このときわずかに青空が見えて日が差しました。
もしかして天候回復?との期待をしながら先に進みましたが・・・
この日は「晴れ男」返上の日となりました。

剣が峰を越えて大入道へと向かいます。


続く