ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

水ノ塔山 2009年12月

2009-12-31 17:03:19 | 上信越地方の山
大晦日
昨日、12月30日にスノーシューで登った水ノ塔山周辺からの展望写真で
今年を締めくくりたいと思います。

アサマ2000スキー場からの水ノ塔山




厚い雲が流れながらも、時折青空がのぞく変わりやすい天気でした。




浅間山を囲むこの山からは、中部のたくさんの山が望めます。
今年登った山も、そして来年登ってみたい山も。


まずは関東山地いわゆる奥秩父





雲海の中に沈む荒船山、ここからはイルカの背のようにも見えます。
左端に両神山のギザギザした稜線、遠景中央は雲取山、右に白石山




笠取山をはじめとする奥秩父中心部、そして甲武信岳



国師ヶ岳から雪で白く輝く金峰山、そして富士山
富士山の手前には瑞垣山の岩峰




八ヶ岳連峰
来年もきっと登ることでしょう
中央にはちょこっと甲斐駒らしきピークも頭を出しています。




美ヶ原の白い高原
右に中央アルプス





そして乗鞍から北アルプスに連なる大山脈




槍穂連峰は雲にかすんでいます。




左にうっすらと立山、右には爺ガ岳の向こうに剣岳の影




鹿島槍ヶ岳と五竜岳はさすがに堂々とした姿です。




こちらは水ノ塔山の北側から
戸隠から高妻山、黒姫山、妙高山




四阿山、万座、草津白根と続きます。




高峯山下りから北側の景色





草津白根






左は野反湖を囲む山々、白砂山あたりでしょうか。
右は仙ノ倉山のようです。








前回の黒斑山に続き、たくさんの動物の足跡を見ました。
足跡の主にもいずれあってみたいものです。






今年も拙いブログにお付き合いいただき、
またコメントしていただきましてどうもありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。

よいお年を!

            trekker-k



原点

2009-12-29 10:48:14 | その他の山
昨日で仕事納めとなりました。
本当は今日は山に行こうと思っていたのですが
納会で飲みすぎたのと、古傷の膝がちょっと痛くて家にいます。
明日調子が良ければ出かけようかな・・・。

先日部屋の掃除をしていたついでに
古いアルバムを引っ張り出しました。
色褪せた写真のスキャンです。

ネタもありませんので懐かしついでにアップします。




1974年8月 開聞岳

中学二年の夏休みに故郷鹿児島に帰省した際、伯父に連れられての開聞岳。
私がはじめて山登りらしいことをしたのがこのときでした。

ここはきれいな円錐形の山体を、らせん状にくるりと巻いて登る道がついています。
歩いて汗をかいて、景色に呆然として、山登りの気持ちの良さを初めて味わいました。
細かい記憶は霞んでいますが、あの時の爽快感はいまだに脳みその奥にしみついています。








なんだか自分の幼い顔に笑ってしまいます。






1976年7月末 北アルプス 
上高地-長塀尾根-蝶ガ岳-常念岳-大天井岳-槍ヶ岳-上高地


高校に入って、山岳部の初めての夏合宿でした。
ここにあげるのは先輩からもらった写真です。

ザックの重さにバテバテで先輩に助けられながら何とか這い上がったという感じ。

写真は長塀尾根から前穂高




槍穂高のパノラマ




蝶ヶ岳の小屋
右端にはなつかしきキスリングザックが写っています。
登りは苦しかったですが、初めて見る槍穂連峰の景色に感動しました。





常念岳




大天井から大雨になり、ビニールのポンチョは風に巻き上げられて
びしょぬれで西岳にたどりつきました。
ここで一日停滞。
西岳の幕営地では強風で傾く家型テントのポールを皆で
必死に支えていた覚えがあります。

天気が回復した朝、オレンジ色に染まる風景が印象的でした。







山岳部に入ってからは、新田次郎の小説を読みあさりました。
孤高の人を読みながら夢に描いた槍ヶ岳を目前にして
ずいぶん興奮していた気がします。




最後は槍沢の雪渓にはしゃぎながら下りました。


読んでいただいた方、
古い記憶におつき合いいただきありがとうございます。


冬空と木と

2009-12-20 17:08:02 | その他

今日も一日、快晴でした。
冷えた空気、澄み切った空、嫌いではないです。


駅前の古木、マンションに囲まれた小さな広場ですが、
大きく柵で囲って大事に守られています。






葉を落とした木、深く青い空





これは昨日の写真、糸のように細い月
夕暮れの空にひんやりと浮かんでいました。


望岳都3

2009-12-20 08:48:07 | その他
東京から見える山、続きです。


武甲山の特長ある三角形が見えています。
錦糸町オリナスの高いビルに隠れていますが
その上に見えるギザギザが両神山でしょう。
左の高いビルが池袋のサンシャインです。





少し引いてみると、右手にひときわ高くそびえたつ塔
スカイツリーです。



アップにしていきます。








これでまだ完成時の半分ぐらいの高さだそうです。
→後で調べたら12/11時点で235mだそうです。
 完成時は634mなので半分どころかやっと1/3を越えたぐらいですね。

背後には西上州の山々





視界を北東に転じると・・・




筑波山







平野が続くこの方向にあってひときわ目立つ姿は、
まさに関東の名峰です。




少し方向を戻して、荒川沿いに北を見ると
うっすらと上越国境の山々
条件が良ければ赤城山や浅間山も同定できるのですが
今日は霞んでしまっています。




黒い山陰の向こうに白い山脈がかろうじて見えています。




Photoshopで、無理やりコントラストを上げてみました。
雲の下に雪をかぶった山があります。





方向は戻って富士山の南側です。
雲の下にうっすらと見えているのが箱根の山。
手前右手の橋がレインボーブリッジです。
右奥に見えているのは愛鷹山かもしれません。




さらに南側、羽田空港の管制塔が遠くに見えていますが
その奥は三浦半島の山だと思われます。




さらに左手、葛西臨海公園の観覧車
東京湾に浮かぶ海ほたる
左奥は房総の山、鋸山の方向です




東側、千葉・幕張の方向には山はありません。




逆光に輝く東京湾、多くの船が行き交います。
オヤ?手前に見える活火山の影は・・・?




プロメテウス火山
東京ディズニーシーです





ここタワーホール船堀は無料で入れます。
東京を一望できるちょっとした穴場スポットです。


望岳都2

2009-12-19 17:59:27 | その他


東京からも遠望が利く季節になりました。
昨年の12月、家から見える山を写してみましたが、
今日は江戸川区は船堀のタワーから景色を映してみました。


いきなり主役登場ですが、富士山の方向




ズームアップしてゆきます。
丹沢山塊も天気よさそうです。
左端のピークが塔ノ岳と思われます。




東京タワーの背後が大室山
富士山の下の右側、高いところが蛭ヶ岳




相当風が強いのでしょうね。
山頂は地吹雪のようです。

片山右京さんのパーティーが遭難されたとのこと。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
冬の富士は厳しさも日本一級です。




方向を少し右に転じると、ビルの間に三つ峠山。




大菩薩の方向です。
左に新宿の尖ったビルが見えます。その右上あたりが小金沢連嶺、
その下にうっすらと見えるのが陣馬山のあたり




奥多摩の方向です。




こちらもズームアップ




雲取山の方ですが、山がごちゃごちゃ重なって良く分かりません。




左の山は大岳山のようです。
右には雪をかぶった山も見えます。
ここのあたりから右の雲取山に向かって石尾根が伸びているものと思います。




残りは次回に・・・


黒斑山 2009年12月 その4

2009-12-15 21:15:41 | 上信越地方の山
黒斑山の中コースを下ってゆきます。
白い斜面に小さな足跡。ウサギのようです。
真冬の森に活動する小動物たちが潜んでいます。









わずかに顔を出す笹の葉
冬本番となればすっかり雪の下に隠れてしまうのでしょう。





樹木の節が、じっとこちらを見つめる。





トレースを忠実にたどっていく










斜面をトラバースして・・・




車坂山の巻道に入るころでした。




登山道を横切って行った黒い影




カモシカでした。

遠くに見たことはあったけれど
こんなに間近に見たのははじめてでした。
思ったより小さい体。
しばらくこちらをじっと見ていましたが、
やがて森の中に消えてゆきました。





車坂峠に帰ってみると、雲が流れて青空が広がっています。





昨シーズン登った水ノ塔山も見えています。




黒斑山の上の厚い雲も消えていってます。
今頃山頂からは浅間山がどっしりと姿をあらわしていることでしょう。
ちょっと残念!








霧ヶ峰の方向はまだ雲の下
光が洩れて下界を照らしています。




西上州の山々も・・・





再び小諸のインターチェンジに戻るころ、
浅間山が顔を出していました。

またいつか会いに来ます。
その時は青空の下で。






黒斑山 2009年12月 その3

2009-12-14 23:14:33 | 上信越地方の山


ガスに囲まれた稜線を山頂に向かって進みます。





雪と霧氷をまとった木々
きりっと引き締まった冷たさ










そんな森の中を雪をかき分け進んでいきます。
(トレースはしっかりついていました)




監視カメラの鉄塔が見えるとその先に山頂の看板があります。



狭い山頂、
既にいくつかのパーティーが昼食で休んでいました。
先着した方が場所を開けてくださいました。
私も昼ごはん。最近ワンパターンのカップヌードルカレー。


ガスの中、山頂にいる皆の思いはガスが晴れて
浅間山が顔を出すこと。
なかなか皆の思いが届きません。


時折見上げると青空が広がり、
歓声が上がります。








それでも山頂を囲む霧は濃く・・・




しばらく山頂で粘っていましたが、今日はどうも駄目みたいです。
後ろ髪引かれる思いで山頂を後に。
再び森の中をトーミの頭に戻ってい行きます。

遠望は利かなくても身近な冬の風景もまたオツなもの。
太陽が上がって、気温も上がり木についた雪も水滴となって
滴り落ちています。













そんな感じで下っていたところ、不意に左側、
霧が薄れて現れたのは・・・
黒斑から蛇骨岳へと連なる浅間の外輪山
荒々しい絶壁に白い雪をまとい、これまでの風景とは
異次元の世界















ほんの数分でしたが、期待していた風景の一部が垣間見えて
気持ちが高ぶった瞬間でした。
浅間の本体は見えませんでしたが、これも自然の気まぐれ
こんな風にじらされては、またいつか来ざるをえません。


再びガスの中をトーミの頭へ







下山は中コースを取りました。
登りとは違って雪が深く歩きにくかったですが、
雪を蹴散らしながら下ってゆきます。









だいぶ高度を下げてきました。


山行も終盤、ここで思わぬトピックスが待っていました。
カモシカ君との出会いです。


続く

黒斑山 2009年12月 その2

2009-12-13 22:18:42 | 上信越地方の山
雪の黒斑山、昨シーズンは浅間山の活動が盛んで立ち入り禁止になっていました。
今年こそは真っ白な浅間山を間近にみたいと出かけました。

昨日の雨もやんで、天気予報は晴れ
小諸のインターを降りて国道に向かう道から
浅間山を囲む峰々が見えています。




振り返れば遠くに富士山も望めます。



チェリーパークラインを登っていくと、途中から雪をかぶった道になりました。
間もなく車坂峠へ到着。
ビジターセンター前の駐車場に車を止めスタートです。




峠から雪道を歩き始める。
柔らかい雪にはトレースができていて
スノーシューもアイゼンも付けずに登って行けます。
天気は今のところ上々・・・













樹林が切れて南側の展望




雲海が浮かぶ佐久の盆地




車坂山を越えたあたり
黒斑の方角は雲に覆われています。
空全体、雲の割合が増えてきているのが気がかり。




八ヶ岳連峰




八ヶ岳、車山、美ヶ原、さらに奥には北アルプスの姿も見えています。




今年の2月に登った水ノ塔山、やはり上の方は雲がかかっています。




尚も雪の斜面を登ってゆきます。




こちらも前のシーズンにスノーシューで歩いた高峯山




森をいったん抜けて広い雪の斜面
北西の方向には四阿山




ここからさらに森の中を登って行きます。
針葉樹の深い森




雪をかき分け登っていく




まもなく避難小屋前を通って外輪山を形成する稜線に出ます。
雲の高さに入ったようで景色がかすむ。
青空はどこへ行ってしまったのか。




ここからはもう浅間山が大きく見えるはずですが、
視界は白く閉ざされています。
崖の縁をたどる登山路を黒斑山頂に向けて歩き始めます。




カルデラの中に切れ落ちた谷間を見下ろしながら




ローソクのように立つ岩
モノトーンの世界に浸っております




一旦森の中に入り




開けたところに出ました。
トーミの頭です。
先行した男性から「カモシカがいるよ」と教えてもらいましたが
このときはガスの中に何も見えず。


流れる霧に見え隠れするピーク




時折雲の切れ目からわずかにのぞく太陽と青い空
雲が消えてくれることを祈りながら山頂に進みます。




続く

名残りの紅葉

2009-12-09 21:27:28 | その他
月曜日から飲みすぎて、昨日今日と調子がいまいちです。

こちらは日曜日に撮った写真
東京の紅葉も終盤にさしかかりました。
今年最後の輝きを写し撮ってみました。


















何かいるぞと目を凝らせば
セミの抜け殻が、そのまま葉っぱにしがみついていました。




赤いじゅうたん




水の流れに沈む赤い葉
静かに土に帰るのを待つ





日曜日の朝

2009-12-06 21:37:55 | 花や動物

昨日の雨もやんで、快晴の朝

ベランダに出てみると、月がまだでていました。





近所の公園に出てみれば、既に人影があります。
まぶしい朝の光の中に広がる広場の風景が爽やか。




昨夜の雨に濡れた木々、花々も輝きだしました。
















夜のお食事

2009-12-05 22:35:26 | その他

今日は生憎の雨でした。

午前中は雨の降る前に一仕事
スタッドレスタイヤを装着
この冬はどこに登ろうか・・・
思いは雪の降り積もっているであろう遠い山へ



夕方は強い雨でしたがちょっと買い物、

そして天ぷら屋さんで夜のお食事














濃厚な抹茶アイスに、さっぱりとした香ばしいほうじ茶





帰るころには雨もやんで

師走らしく
イルミネーションに飾られた街を眺めながら
我が家へ

明日は晴れそうですね