ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

御岳山・日の出山から金毘羅山へ 2014年11月

2014-11-04 20:44:25 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2014年11月2日

三連休であるが初日は雨、3日には用事があったので中日に日帰りで出かける。

長く通っている奥多摩もまだ歩いたことのない道はたくさんあり、なぜか日の出山もその一つ。

この日は御岳山から入って日の出山から金毘羅尾根を歩き、武蔵五日市へ降りるルート。

昨日の雨天から打って変わって真っ青な空。

中央線の車窓からは丹沢、富士山、奥多摩の山々がくっきりと見えていた。

 

御嶽駅から滝本のケーブル駅まではバス。

今日はケーブルカーは使わず歩いて登る。

先日の健康診断でここ数カ月の不摂生がしっかり数値化されてしまったので

脂肪を燃焼せねばならない。

 

神代の大銀杏から歩き始める。

 

御嶽山上の集落までは細いながらも舗装された道、

時折下界から山上へと通う車やバイクが行き来する。

暗い杉林に、眩しい朝の光が差し込みコントラストの強さに目がくらむ。

 

 

しばらくは急坂が続くが、ケーブルカーの線路をくぐるころから傾斜が緩やかになる。

 

やがて山上の家々が見えてきた。

 

標高800m付近、ちょうど紅葉が始まって色鮮やか。

朝の強い日差しに色が飽和してしまうほど。

 

 

 

長い階段を登って神社にお参り

 

 

この後に向かう日の出山の先は雲海が広がっていた。

 

 

 

神社から一旦降りて蕎麦屋に立ち寄る。

朝が早かったので午前のおやつ。

 

ここから日の出山へ。

道はよく整備されていてアップダウンも少なく、とても歩きやすい。

 

遠くに見えるのは大山か。

 

日の出山山頂に到着

 

 

開けていて景色が良い。

あちこちのルートから登ってきたハイカーが休憩していた。

これから向かう金毘羅尾根

武蔵五日市の方はかすんでいる。

 

丹沢方面

 

御嶽の向こうにみえるのは石尾根であろうか。

 

東には大都会が広がっているのだが、今日は靄の中。

 

 

さて一服したところで金毘羅尾根のトレイルに入る。

 

 

あちこちにリンドウが咲いていた。

 

 

金毘羅尾根に入るところからはぐっと道が狭くなる。

 

 

しばらく森の中を進むが、時折伐採された斜面から遠くが見通せる。

 

 

 

 

 

早朝の快晴から次第に雲が増えてきたようだ。

森の中も靄がかかってきた。

 

 

 

メインルートから一旦外れて麻生山へ

杉林の中の静かなピーク

 

 

マムシ草の赤い実があちこちに見られた

 

雑木林を潜って

 

また開けた道に出る

 

道はアップダウンもほとんどなく、淡々と南南東にのびていく

それでもところどころに見られる小さな秋

立ち止まっては、しんと静かな森の空気に浸る

 

やがて金毘羅山が近づいて

車道がここまで登ってきている

 

 

小さなお社がありました

 

この周辺は公園のようになっていて

あちこちに木のベンチが設置されている。

2歳ぐらいの男の子を連れたご夫婦がお弁当を食べていた。

私もその傍らで昼食。

今日はアルコールバーナー麦とホップ号と空き缶ゴトク二号でカップヌードルカレー

そして一番搾り!

 

 

あとは武蔵五日市に向かって降りていくだけ

 

 

そろそろ秋も深まり山茶花が暗い森に一際鮮やかでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


高尾山・城山 2014年9月

2014-10-13 17:54:53 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2014年9月14日

7月、8月と、夏山ハイシーズンに1回しか山に行かなかった(前回アップの大菩薩)。

何となく腹がだぶついた気がするし、足慣らしに高尾・城山へ。

 

この日は晴天で高尾山はかなりの人出でした。

 

高尾の数あるコースでも一番よく使っている琵琶滝からの6号路。

この日は結構渋滞していた。声をかけながら先に進ませていただいたけど、

本当はこんな爽やかな日こそ、ゆっくりゆっくり歩く方が良いのだろう。

 

 

 

 

沢を詰めた後のいつもの階段、ここもまずまずのペースで登れたので

心配するほど足は衰えていなかったようだ。

 

今日の山頂の景色。

富士山は雲間から、ちらり。

 

 

今日は城山まで往復しよう。

 

 

 

開放的な一丁平は、いつ来ても良いところ。

きょうはここでヨガの教室をやっていた。

 

 

ここまではところどころぬかるんでいたけれど、

城山の登りに差し掛かるところから、道がきれいに整備されていた。

登山者、トレランのひと、ここは人気のコースなのでこの方が山を傷めずに済むのかもしれない。

 

 

 

城山に到着。いつもの天狗さん。

 

高尾山を振り返る。

 

今日は空気も澄んでいて、スカイツリーも良く見えた。

 

何はともあれ・・・

 

帰りは富士見台の巻道経由。ここは通ったことがなかった。

 

 

帰りは薬王院にお参りをしていったが、あまりの人の多さに辟易して、

途中から2号路に入りそのまま沢に下るコースを取った。

 

晴天の土曜日、半日のハイクでいい汗かいた。

 

 


大菩薩 2014年8月13~14日

2014-10-09 23:05:37 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

すっかりご無沙汰、失礼しております。

ブログ界からしばらく離れており、6月の谷川岳から更新も止まっておりました。

山登りも7月はゼロ回、ここ数年なかったような・・・

ご心配をおかけしましたが、私はいたって元気であります。

8月のお盆休みにようやく出かけたのが大菩薩ですが、写真も撮ったまま放置してました。

いまさらですが記録にしておきます。

 

ずっと山に行っていなかったのですが、衝動買いしてしまったのがこちら。

Finetrack zeltⅡlong (近所の公園にて)

 

ウルトラライト系の人に人気らしい。

実際、本体で340g、今まで使っていたモンベルのより軽くて小さくたためる。

うたい文句の通気性は確かに優れていて、結露が気にならないのが良い。

大雨の時はどうなんだろうか・・・

ただ、モンベルのについている、大きなベンチレーターは、使い勝手が良かった。

ファイントラックはメッシュがついているのが良いけど、

中でバーナーを使うときには(推奨される使い方ではありません)

ファスナーをあけとかないと換気が不安。

 

2014年8月13日

とりあえずこいつをもって、大菩薩へ

甲斐大和からバスに乗って、上日川で下車。

福ちゃん荘まで歩いて、ツエルトを設営。

 

 

 

この日は唐松尾根から雷岩、大菩薩峠をぐるりと回って福ちゃん荘に戻る。

大菩薩らしい、開けた尾根道が気持ち良い。

残念ながら雲が多く富士山は見えなかった。

 

 

 

 

 

さすがにお盆休みとあって

大菩薩峠では人が多かった。

曇り気味だけど明日がの暑さに思わずアイスクリームを買って食べていると

雷岩から続いて降りてきた人が次々続いて買っていく。

いい広告塔になったようだ。

 

 

テント場に戻って、福ちゃん荘にてビールを調達

おばさんがきゅうりの塩漬けをおまけしてくれた。

 

食事は早ゆでパスタのペンネ

 

 

夕方、雨が降ったけれど、新品のツエルトに入念に撥水剤をスプレーしてあるので

ばっちりはじいてくれた。

ツエルトとはいえ小柄な私が一人一夜を過ごすには十分なスペース。

 

 8月14日

今日は大菩薩峠に戻ってから、南に縦走し大蔵高丸まで

ツエルトをたたんで、出発。

天気予報は下り坂だけれど、大菩薩峠に着くまでは晴れていた。

 

介山荘に泊まった人が、大菩薩嶺に向けて登っていくのを見送り、石丸峠へ向かう。

この山にとってはお盆はオフシーズンなのか、大菩薩峠から湯ノ沢峠まで全く人に会うことはなかった。

私も大菩薩は何度も登ったけど、ほとんど秋から冬で、こんな真夏に来たのは初めて。

 

富士山は雲をかぶっていてかろうじて姿がちらりと見える程度。

 

石丸峠のあたり、雲間からさす朝日と朝もやで良い雰囲気。

 

 

 

 

 

樹林と笹原・草原が交互に現れる快適な縦走路が続くが、次第に雲がかかってきた。

 

 

森の中の苔も良い。

 

黒岳に向かうあたりは草が伸びきって、下半身がびしょびしょになる。

途中で下半身だけ雨具をつけた。

 

 

 

 

湯ノ沢峠が近づくとお花が増えてくる。

 

黒岳から湯ノ沢峠に下る道、植生保護のためであろう、

数年前とはルートが変わって笹の中の刈り払いの中を下る。

笹の根が滑りやすくちっといやらしい。

湯ノ沢峠の避難小屋に荷物を置いて大蔵高丸へ。

 

 

ここのあたりのお花畑、ピークはずれていたけど、

シモツケソウやハクサンフウロのピンク色がきれいだった。

 

 

 

湯ノ沢峠からは沢沿いに下って林道に出たところで雨が強くなった。

雨具をつけて天目山温泉まで舗装路を歩いていく。

 

びっしょり濡れた雨具と汗の染みた服を脱いで温泉につかる。

そして最後はビール

 

あとはバスにゆられて甲斐大和へ

久しぶりの山行、静かにしんみりと味わいました。

 

 

 


御前山 シダクラ沢 2014年5月

2014-05-25 10:27:16 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

昨夜はNHKの「グレートトラバース」見終わったら、疲労で眠くなって寝てしまった。

田中陽希さん、すごいです。続きが楽しみ。

 

2014年5月24日

先週は雷雨など不安定でしたが、土曜日は一日安定した天気との予報。

気温もだいぶ上がって、そろそろ沢に行ってみようか、

ということでシダクラ沢を登ってきました。

難しい滝もなく、遡行自体はまずまず快適でしたが、

かなり沢は倒木や土砂が流れ込んで荒れてました。

そして最後の詰めが・・・

 

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奥多摩の駅のバス停は雲取山方面に向かう人でにぎわってました。

臨時のバスも出ていて何とかバスの隅っこに潜り込み、惣岳で下車。

バス停のすぐわきに多摩川側に降りる道があり、「むかし道」の舗装道路まで下る。

 

上流側に歩くとトイレ、その先に不動明王 (山と高原地図に出ています)

 

まもなくシダクラ沢の谷間が見えてきます。

奥の稜線は大ブナ尾根、あの奥に登っていきます。

 

シダクラ橋、ここが沢への入り口

 

橋から見下ろす多摩川の流れ

 

杉林をぬけて

 

取水口のところから沢に降りる。

 

ジャブジャブと沢の水につかる感覚、久しぶり。

今日は天気もいいし気持ちいいなぁ。

 

 

防水のデジカメを持っていないので、今回はコンデジをジップロックに入れてポケットに入れてある。

Nikon1 AW1が気になる今日この頃・・・

はじめ小滝が続きますが、いずれも快調に超えていきます。

 

 

しばらくすると倒木が沢をふさいでいる地域に入った。

左から巻いて超える。

 

倒木の下には雪がまだ残っていた。

この先まだ残っているのかも

 

苔むした岩には小さな花が咲いていた。

 

倒木帯を抜けると、再びきれいな流れを取り戻し

気持ちの良い遡行が続く。

 

と思ったら再びボサがうるさくなってきた。

倒木をかいくぐりながら歩いていくのは気持ちがなえてしまう。

と前方に人影。

男女二人のパーティーでした。

すると後ろからも人影、こちらはソロの男性。

この沢で人に合うとは思わなかった、との談。

 

この先、またいくつかの滝が続きますがいずれも問題なく登れます。

 

 

 

 

これが最後の滝

ここはあえて左からしぶきを浴びながら登る。

爽快です。

 

ここから、詰めへ向かってガレ場を登る。

奥はやっぱり雪がだいぶ残ってました。

 

ニリンソウがあちこちに咲いてました。

 

 

標高800mを過ぎて、奥の二股

左は雪渓が残っており、こちらが本流のようだが左のシダクラ尾根側がかなり急斜面になっている。

「東京起点沢登りルート120」の遡行図では右側の尾根から回り込むようなルートになっているのだが、

右の尾根に取りつくとここも、急でグズグズの斜面が続いている。

これは右俣の方から大ブナ尾根に上がったほうが良いかも。

ということで尾根を少し下って右俣側にトラバースし、ガレた斜面を登る。

しかしこのトラバースが、中途ハンパだった。

惣岳山の方に登る枝尾根に取りついてしまったようで、

足元がゆるゆるの斜面と岩場が続く小さな尾根に追い込まれてしまった。

とにかく上を目指すが、この辺りが一番きつかった。

体力も精神も消耗する登りが続く。

やがて枝尾根上の、とっても小さなピーク(ともいえないようなピーク)に出た。

高度計と25000図で惣岳山に向かう詰めの斜面の1090mあたり、

小さな枝尾根が突き出しているところが現在地点と見た。

 

落石の恐れがなく割とゆったりとした場所だったのでここで大休止。

実際シャリバテ気味でもあったのでコーヒーを入れて

チョコレート他、行動食で腹を満たすとちょっと落ち着いてきた。

しかし惣岳山までもまだ300m近くあるのか、

こんないやらしい斜面がまだまだ続くかと思うとゲンナリ。

 

気を取り直してまた登り始める。

気合を入れて高度を稼いでいくと、だんだん傾斜が緩くなってきて、

コバイケイソウの株が並ぶ斜面になってきた。

どうやら主稜線は近いぞ。

結局、惣岳山から大ブナ尾根に下った1230mのあたりの緩いピークのあたりに出た。

 

整備された登山道に出た時にはほんとにホッとした。

御前山方面から下ってきた人が何人かいたけれど、

へんなところから泥だらけの私が飛び出してきたので

ぎょっとしていた様子。

 

当初は御前山に登ろうと思っていたけれど

さすがに消耗したので、このまま奥多摩湖に降ることにする。

靴を履き替えて尾根道をゆく。

急な尾根ではあるが、整備された道はなんと快適であろうか・・・

 

 

奥多摩湖を見下ろす

 

そしてダムへ

下ってきた尾根を振り返る

 

バス停に着いた時にはさすがに疲労困憊。

沢自体はかなりボサがあったけれど難しいところではなかったのですが

最後の詰めが実に厳しかった。

奥多摩駅行きのバスに乗ると、境橋から沢で出会ったソロの男性が乗ってきた。

そちらはそのまま左を詰めたのだが、やはり途中で進めなくなって、

一旦ロープを出して沢に戻りシダクラ尾根側に登って行ったのだそう。

 

電車に乗って河辺の温泉で汗を流す。

生ビール一気飲みのあと、かつ重。

 

詰めの甘さで難儀したけれど、うまいビールが飲めたので良しといたしましょう。

 

おしまい

 


七ツ石山 2014年4月 その2

2014-04-17 22:42:59 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

またまた間が空いてしまいました。

 

2014年4月6日 七ツ石小屋にて

夜になって一気に冷え込んだ感じがしていました。

予報でも夜中にみぞれが降るかもしれないということでした。

 

案の定、起床後外に出てみると・・・ 

 

 

昨日とは風景が一変していました。

 

 

 

しかし真新しい雪をかぶった森の風景はとても清々しい。

生憎、雲がかかって展望は利きませんが、ゆったり流れる雲の間から見える風景も

味わい深いものです。

 

 

小屋番さんが、昨日一つだけ目を出していたのを見つけたというフキノトウを見に行く。

雪をかぶって痛々しい感じもします。

 

 

今日はメンバーが午後に用事を控えているため雲取まで行くのは難しい。

せっかく山に来たので山頂は踏んでいこうということで七ツ石へ。

朝食のカレーライス(レトルト)を食べた後出発。

 

 

 

 

4月の奥多摩にしてこの風景

 

 

石尾根縦走路が雪の中にのびています。

 

 

モノトーンの世界

余計なものを雪で隠し、和の余白美といったところでしょうか。

 

 

 

カラフルなウェアーが目立ってます。

 

 

 

間もなく山頂へ

 

 

 

この先に雲取山から飛龍山が見えるはずですが、もちろん今日はなし

 

 

ちなみに2011年の冬に撮った写真

 

 

 

何はともあれ山頂についてので記念撮影

 

 

元来た道を下ってゆきます。

 

 

 

 

小屋に戻ってきました。

荷物をまとめ、小屋番さんにあいさつして下り始めます。

 

 

 

 

あとは淡々と・・・周囲の風景を味わいながら歩いていく

 

 

 

 

標高が下がると、地面の雪は消え、木々を飾る雪が

満開の花のよう

 

こんな風景が見られたのはラッキーでした。

 

 

時折晴れ間も見え始め・・・

 

降ってまいりました。

 

スミレの花咲く村へ

 

 

 

 

急ぎの用事があるメンバーと別れ、我々のんびり組は温泉につかり

お楽しみのビールでのどを鳴らして帰りました。

 

訓練というにはゆるゆるでしたが、なかなかいい山登りでした。

七ツ石にはまたたこ焼きを作りに訪れるかもしれません。

 

おしまい


七ツ石山 2014年4月 その1

2014-04-08 22:40:16 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

次のゴールデンウィーク、あたためている計画がありまして

いつもの山登りメンバーに声をかけたところ賛同者数名、着々とプランを練っています。

ということで今回はそのメンバーでの前哨戦 2014年4月5日~6日

一泊二日の訓練山行ということでした。

目標は雲取山・・・駄菓子菓子・・・後記の理由により 七対資産 もとい七ツ石山への山行となりました。

メンバーは、常連のBさん、Fさん(ナメコ)、WHさん、この冬天狗岳にご一緒したSKさん、そして新メンバーのWKさん

この他にSEさんが参加予定でしたが直前に体調を崩して残念ながら不参加。6名のパーティーです。

 

ということで4月5日

奥多摩駅集合ということで立川の駅で青梅線の列車に乗ったところ、車内放送がはいる

「人身事故発生のためしばらく運航の見込みなし」

・・・携帯で連絡を取ると、結局全メンバー同じ列車に乗っていることがわかり車内で集合。

列車は1時間以上の遅れ、外は素晴らしい天気なのに身動きとれず。

いきなりのハプニングにダラケモード

 

ちなみに今回の夕食メニューは鍋。

材料を持ち寄るよう分担を決めたのですが、ネギ担当のSKさんのザック

 

 

 

 

ヲイヲイ・・・これで中央線に乗ってきたのね・・・

ようやく奥多摩駅に到着、バスに乗って鴨沢へ

 

鍋担当のWKさんのザックもなかなか目立ってます。

 

まずは恒例のジャンプ

 

 

桜の花咲く鴨沢の集落を後に登り始める。

今日は雲取山ピストンを予定していましたが七ツ石小屋までと予定を変更。

 

 

 

鍋とネギが行く・・・

 

標高800m程度、まだところどころに雪が残る

 

ナメコも行く・・・

水場の近くのいつもの休憩所にて

 

今晩は天気が崩れ寒気が流れ込むとの予報で

小屋泊まりにする旨連絡していたのですが、WKさんはテント泊するとのことで

一人だけ大荷物

 

せっかくの良い天気も時間が回るにつれて雲が多くなる。

雁ヶ腹摺山の向こうに富士山が見えるはずですが、わずかに雪をのぞかせるだけ

 

沢筋にも雪が残る

4月の奥多摩では珍しい雪渓

 

 

七ツ石小屋までもうすぐ

 

到着! WHさん喜びのジャンプ

 

さっそく

 

乾杯です

 

結局二時過ぎからずっと飲んでました。

何の訓練に来たのだかわかりません。

 

 

七ツ石の小屋にはまきストーブ

 

夕方、ストーブに火を入れてもらい料理が始まりました。

 

 

持ち寄った食材を鍋に放り込んで煮る

 

いい感じに出来上がりました。

 

小屋番さんも巻き込んで夕食会

とても気さくな方で、ストーブを囲んで盛り上がる。

 

 

七ツ石小屋は自炊のみですが、鍋なども置いてあって

貸し出してくれるそうです。

いろいろと炊事用具がありましたが、中には常連さんがおいていったというこんなものも

 

 

今度来たときはたこ焼きパーティーをやろうということになりました。

この他にもオーストラリア人と日本人のご夫婦、バイク乗りの男性など

この日テン泊した人たちとも交流。

楽しい夜になりました。

 

 

七ツ石の小屋は10人泊まるといっぱいという感じの小さい小屋ですが

この日泊まったのは天泊のWKさんを除く我々の5名だけ

のんびり夜を過ごすことができました。

小屋のトイレもバイオトイレが導入されたばかり

木の香りのする快適なものでした。

雲取山から少し離れているということで

他の小屋に比べ訪れる人も少ないようですがなかなかいい小屋です。

 

ということで眠りにつきましたが翌日はまた風景ががらりと変わっていました。

 

続く


倉岳山・高畑山 2013年12月 その2

2013-12-08 19:51:12 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

先週は遠出をしたりして更新が遅くなりました。

 

2013年12月1日

倉岳山からの続き

倉岳山の山頂のベンチで一服

ここは南側よりもむしろ北側の展望が秀逸です。

飛龍山から雲取山につながる稜線

 

 

こちらは大菩薩連嶺の南端

 

黒岳、雁ヶ腹摺山

 

そしてその南に連なる滝子山

笹子峠にむかう谷間から甲斐駒ケ岳が見えました。

 

さて太陽が回り込まないうちに高畑山からの富士山を見ておきたい

ということで縦走路を進みます。

 

木の陰から白峰三山

 

穴路峠まで一気に下って

 

天神山のピークへ

 

ここからも奥秩父方面が良く見えます。

手前は百倉山

 

そして扇山、背後に権現山

 

さらに進んで、ひと頑張りで高畑山

 

 

こちらも手前の木が背を伸ばしてきていますが、富士山はこちらのほうが見やすい

 

 

 

富士山をまっすぐ眺められるところに丸太が並べてありました。

ここで昼食といたします。

久しぶりの登場は、アルコールストーブ「麦とホップ」タイプ

 

風もほとんどなく、日の光に温かみを感じるお昼時です。

あとから登ってきた男性はシートを敷いてお昼寝に入った模様

 

幸いにして富士山もまだくっきりと眺められる時間につきました。

富士山の背後の雲がちょっと邪魔な感じがしますが

めでたく富士の写真も撮ることができました。

 

 

山頂の北側、木の隙間から三ツ峠

 

とうことで、下りに入ります。

鳥澤の駅に向かって落ち葉の道を急降下

 

尾根道の西側にそびえる倉岳山

 

ふかふかと積もった落ち葉をかき分けながら

ぐんぐん下っていきます。

 

そして沢に降り立つ

きりっとした初冬の水の流れ

 

小篠の貯水池に出ました

 

 

ダムのヘリから正面に扇山

名前の通り空に向かって弧を描いたおおらかな形の山です。

 

ここから林道を進むと神社、好天に恵まれた楽しいハイキングに感謝

 

集落から百倉山を見ながら駅に向かいます。

 

鳥沢の駅の手前でビールを購入。

ホームで電車を待つ間の一杯!

 

穏やかな晴れ間のもと、

初冬の雰囲気を楽しんだ山旅でした。

 

おしまい


倉岳山・高畑山 2013年12月 その1

2013-12-02 23:09:15 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年12月1日

このところ良いお天気続き。

日曜日に日帰りで出かけてきました。

狙いはやっぱり富士山の写真です。

秀麗富嶽十二景の9番、高畑山と倉岳山へ。

 

総武線、中央線と乗り継いで梁川の駅へ

車窓からもくっきりと雪をかぶった富士山が見えていました。

期待通りの青空です。

 

桂川を渡る橋、正面にこれから向かう山が見えている。

 

紅葉はもう終盤、ほとんどの木は葉を落としています。

 

 

柿の実のオレンジ色が青空に鮮やかに映える

 

登山口に到着。丁寧な表示板と、石碑と、登山カード入れ

 

 

 

立野峠までしばらくは沢沿いの道

 

谷間にはまだわずかに黄色い葉をつけた木が残っていました。

 

 

一旦、薄暗い杉林に入り

 

再び明るい落葉樹の道へ

 

 

積もった落ち葉がふかふかと

 

 

 

 

早く展望のある稜線に出たいと思い、それなりにペースを上げて歩いてきましたが、

ほとんど同じペースで歩いてきた単独の年配の女性がいらっしゃいました。

72歳だそうです。若々しい足取りにビックリ!

自分もそのぐらいの歳になっても、元気に山歩きができているといいなぁ。

 

沢を離れて立野峠へと最後の詰め。

 

背後に見えるのは権現山か生藤山あたりの稜線でしょうか。

 

暗い森から稜線の向こうが透けて見えてきました。

 

名残の紅葉がステンドグラスのようです。

 

峠に出ました。

ここで一服。キャンディーを出して口に含んでいると、先ほどの女性が登ってきました。

お若いころには、この辺りの稜線を歩き通していたとのこと。

 

 

峠の南側は明るい広葉樹の森です。

無生野の集落へ降りる道。

 

ここからは、明るい稜線をひと登り

 

山頂直下は、急登ですがひと頑張りで山頂に出ます。

 

九番のその一、倉岳山からの富士山

 

周囲の木の枝が伸びていて、上手いアングルを探すのに苦労します。

この十二景が選定・公布されたのは平成4年とのこと。

もうそれから20年たっていますから、こうして風景も変わってきているのでしょうね。

まあ、ありのままの姿で良いのではないかと。

 

続きます。

 


奈良倉山2011年11月

2013-11-30 22:23:46 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2011年11月24日

三ツ峠山から下山したのちもう一つ富士山の展望台を目指して車を走らせました。

目指した先は秀麗富嶽十二景の第5番、奈良倉山です。

御坂みちを甲府盆地に向かって降りていく。

この日も雲一つない青空の下、真白い北岳が輝いていました。

国道20号で笹子峠を抜け、大月の町でコンビニに寄ってちょっと一息。

紅葉に染まった岩殿山の脇をすり抜けて深城ダムへ。

急な山道をしばし走ると松姫峠に到着。

 

 

雁ヶ腹摺山から東に延びる楢ノ木尾根の向こうにちらりと富士山が頭を出していました。

 

松姫峠はすでに標高1250m、奈良倉山1349mまでは地図のコースタイムで45分ほどの行程です。

 

 

素手のこの標高では広葉樹はほとんど葉を落とし、

明るい道のりです。

 

落葉松はまだ黄金色

 

 

アップダウンもほとんどない、歩きやすい道です。

 

 

この標識からほんの数十m登ると森の中の山頂にあっけなく到着。

 

山頂の南西側に伐採されて開けたところがありました。

 

 

 

今朝登っていた三つ峠が富士山の手前に見えています。

 

秀麗富嶽十二景の中では最も富士山から離れているピークです。

きれいに富士山を撮るのにはちょっと時刻が良くなかった。

既にお昼近くになって太陽が南側に回っているので、

全体に白っぽい写りになってしまいました。

 

北側は木に囲まれていますが、ほとんど落葉しているので奥多摩の山々が透けてい見えています。

 

雲取山、山頂手前の開けた尾根道が良くわかります。

 

松姫峠へ引き返す。

常緑の松と落葉松と

道を挟んで対峙しています。

 

往復1時間ほどの、とっても短い山歩きでした。

秀麗富嶽十二景のこれまでの記録です。

〇 登って富士山の写真を撮った

△ 登ったけれど富士山の写真無し

× 登ったことがない

1番  雁ヶ腹摺山 〇、姥子山 〇

2番  牛奥ノ雁ヶ腹摺山 〇、小金沢山 〇

3番  大蔵高丸 〇、ハマイバ 〇

4番  滝子山 〇、笹子雁ヶ腹摺山 〇

5番  奈良倉山 〇

6番  扇山 △

7番  百倉山 〇

8番  岩殿山 〇、お伊勢山×

9番  高畑山 △、倉岳山 △

10番 九鬼山 ×

11番 高川山 〇

12番 本社ヶ丸 〇、清八山 〇

 


雁坂峠から甲武信ヶ岳 2013年11月 その3

2013-11-09 18:31:44 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年11月3日

甲武信小屋に到着しました。

 

深い森の山、奥秩父にふさわしいたたずまいです。

小屋の前のベンチにザックを置いて、山頂に向かいます。

山頂まではひと登りの急登、森の中をジグザグと。

ザックがなければ体も軽く、ぐいぐいと進みます。

 

まもなく森の中から飛び出して背後に視界が開けます。

富士山を背後に木賊山がどっしり構えています。

 

 

そして山頂に出ました。

三角点がない代わりに大きな標識が立っていました。

 

今まで隠れていた景色が一気に開けます。

まずはお隣の三宝山

手前に突き出した大きな岩に立つ人も見えました。

 

北側に御座山、遠くには浅間山

 

八ヶ岳が全容を現しました。

 

編笠、権現、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳・・・

 

そして国師岳から金峰山と続く奥秩父主脈縦走路

 

金峰山の右には甲斐駒ケ岳、そして鋸岳、その先には中央アルプス、空木岳から木曽駒まで

曇り空ではありますが、ピークが一つ一つ見分けられます。

 

 

 

そして富士山

しかし今日は主役よりも印象的な、手前に広がる山並みのシルエット

 

 

東側に戻って先ほどの岩場からは唐松尾山、和名倉山、飛龍山、雲取山、さらには川苔山まで

奥秩父から奥多摩まで続く山々が良く見えています。

 

そろそろおなかも空いたので小屋に戻ります。

その前に・・・小屋の手前にロープが張られた分岐路、

もう記憶が薄れていますが、東沢につながる道でしょう。

かつて東沢を遡行してここに出てきたことがあるはず、です。

 

 

小屋の前に戻ってきました。

 

昼ごはんはいつものラーメン

そして小屋で手に入れたビール。

 

さてそろそろ下山しましょうか。

帰りは木賊山に登ってから、徳ちゃん新道を下ります。

森の中を少々登ると、開けた斜面に出ました。

振り返れば、先ほどの甲武信ヶ岳

次に来るときは、秩父から十文字峠経由?あるいは沢から?

いつか金峰~雲取縦走もやっておきたいですね。

夢ふくらましながらここを後にします。

 

 

 

間もなく木賊山、森に囲まれて展望はありませんが、

木のテーブルがある落ち着いたところ。

 

 

山頂を超えると鶏冠尾根を分けてから、戸渡尾根の分岐に出ます。

しばしこの尾根を下ると展望の良い場所に出ました。

眼下に望む広瀬湖、徳ちゃん新道は

あそこに向かって標高差1200mあまりを一気に下る道です。

 

 

大菩薩から丹沢に至る山並み 

 

 

あとは森の中の急な道をぐんぐん下ります。

逆方向に登ってくるパーティも何組かいらっしゃいました。

確かに甲州側から甲武信ヶ岳に登る最短コースですが、

なかなか辛そうな登りです。

ひたすら下り続けるのもしんどいですが・・・

それでも次第に高度を下げ、標高1500mあたりからは

紅葉が再びみられるようになってきました。

少々疲れ気味の足取りですが、周囲の鮮やかな色合いに励まされつつ下っていきます。

 

 

 

 

 1450mぐらいで枝尾根に入り急斜面を下る。

周囲がますます鮮やかになってきました。

 

 

 

 

ようやく西沢渓谷から続く遊歩道に出ました。 

今までの静けさがウソのように、たくさんの人・人・・・

 

帰りのバスも混雑するかな・・・と、

だんだん急ぎ足になってしまいます。 

 

 

 

それでも時々周囲にカメラを向けつつ歩いていく。

 

 

バス停に着くと、ちょうど山梨市の市営バスが停まっており、

聞けば山梨市駅に直行する便とのこと。

そそくさとバスに乗り込み何とか席を確保できて

あとは駅まで揺られていきました。

 

山梨市駅でビールを買い込み、列車に乗り込めば

あとはのんびり帰るだけ。

 

三連休で行き帰りこそ人ごみの中でしたが、

晩秋の趣漂う雁坂峠~甲武信ヶ岳の稜線は

静かで味わい深い山旅となりました。

 

おしまい

 


雁坂峠から甲武信ヶ岳 2013年11月 その2

2013-11-07 21:37:42 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年11月3日

雁坂小屋の幕営地で迎えた朝

夜は相当な冷え込みを覚悟していたのですが、思いのほか暖かい朝でした。

テントに結露もなく撤収も楽にすみました。

再び峠への道を登り返します。

 

峠にたどり着いて真っ先に目に入ったのがこの風景

 

昨日はガスがかかって全く見えなかった景色を前に思わずニンマリ

さっそく、甲武信ヶ岳へ向かう縦走路を歩き始めました。

 

 

 

背後にも水晶山から唐松尾山へとつづく稜線。

遠くには奥多摩の山も見えています。

 

だらりとした稜線をしばらく登っていく

 

本日最初のピークは雁坂嶺

 

 

目の前には黒金山から奥千丈ヶ岳へつづく稜線、その先には南アルプス

赤石岳、悪沢岳から塩見岳、白根三山と続いています。

天気が良ければもっとくっきり見えるのですが・・・

 

雁坂嶺の山頂を超えると、これから向かう縦走路が見えてきます。

左手前に破風山、その奥に木賊山、真ん中に目指す甲武信ヶ岳、右には三宝山

 

縦走路は、ところどころ縞枯れのようになっています。

 

ちょっと痛々しい枯れ木の林ですが、

その下からは次の世代の木が育っています。

 

 

 

雁坂嶺から鞍部に降り立ったところから

 

何せ富士山を見るとシャッターを切りたくなってしまうもので

同じような写真がいっぱいありました。

 

鞍部から標高差百メートル強の急な登りをこなすと東破風山

この縦走路は甲武の県境ですが、標識は埼玉県

 

東破風から破風山まではところどころ岩が混じった道

とても長めの良いところです。

右手に乾徳山から黒金山

 

そして黒金山から北奥千丈ヶ岳、国師ヶ岳

奥秩父一番高いあたりです。

 

 

眺めを楽しみながら先に進むと間もなく破風山

 

山頂を超えると目の前に木賊山から甲武信、三宝と大きく迫ってきました。

破風山からは岩交じりの道を300mほど急降下

甲武信方面から来た登山者とすれ違いますが、

皆さんちょっと顔をしかめつつ登ってきます。

 

 

この開けた場所からの眺めもなかなか良好です。

赤久縄山をはじめとする西上州の山々、遠くには榛名山

 

 

その東側には八町尾根から両神山に続くギザギザの尾根、

はるか先にうっすらと赤城山

 

破風山から一気に下っていくと笹原の広がる気持ちの良い鞍部となっています。

 

そこには破風山避難小屋

中はきれいに整備されていて快適そうです。

 

南側の谷間に降りる方向には水場の標識もありました。

ただし、地図には水場まで20分とあったので今回はスルーします。

 

 

調度、雲が薄れて青空が広がっていました。

小屋の前にはベンチ・テーブルもあってのんびりするには良いところです。

 

 

さてここから木賊山までが事実上本日最後の大きな登り

笹原の緩やかな尾根道は次第に傾斜を増して

シャクナゲの密集したトンネルをたどるようになります。

花の季節はきっときれいでしょうね。

 

ひと頑張りすると、目の前が開けて花崗岩の砂地になります。

サイノ河原とあるあたりです。

 

 

ここから破風山を振り返る

 

その北側のはるか先に武甲山も見えていました。

 

前のほうからトレランの男性がやってきました。

私とは逆コースで徳ちゃん新道を上がって雁坂経由で西沢渓谷に降りるとのこと。

さすがにスピードがあります。

 

再び森の中をしばらく上ると道の傾斜が緩んできます。

木賊山はもうすぐ。

 

甲武信小屋に続く巻道への分岐です。

木賊山は帰り道に通るので、ここは小屋へ近道をとります。

 

 

木の陰から甲武信ヶ岳が見えてきました。

 

そして甲武信小屋の前に出ました。

 

初日のバスの混雑には辟易しましたが、ほとんどは西沢渓谷のハイキングのひとばかり。

雁坂峠への登りからここまで、それなりに登山者はいますが思っていたよりも少なく、

ここまで比較的静かな旅ができました。

 

 

続きます。

 


雁坂峠から甲武信ヶ岳 2013年11月 その1

2013-11-04 19:24:55 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年11月2日

三連休、カミさんとの自動車争奪戦に敗れ、

電車に乗って塩山へ。

既にバス停には、長蛇の列ができておりました。

残念ながら席には座れず、1時間揺られて西沢渓谷入り口のバス停に到着。

 

 

まだ青空が広がっております。

山の斜面は色づいており、奥には鶏冠山の岩峰が見えています。甲武信ヶ岳はあの向こう。

 

 

ほとんどの人は西沢渓谷の散策に向かう中、一人逆方向へ。

 

 

先ほどの喧騒がうそのような静かな道のりです。

雁坂トンネルに続く立派な橋の下をくぐる。

しばらくは舗装された林道を歩くいていきます。

 

 

周囲の山の紅葉は・・・この辺りはもう少し先か

 

時折現れる鮮やかなカエデの葉

 

 

青空が気持ちいい

 

 

 

沢沿いの道をさかのぼるにつれて少しづづ赤みが増してきているような。

そんな変化を楽しみながらのんびり歩いてゆきます。

 

 

 

 

林道の終点に来ました。

峠が近づくにつれて雲が増えてきたようです。

 

 

山道に入るとこの辺りから先がちょうど紅葉のピークのようでした。

 

 

赤や黄色の、カエデのモザイクが素敵

 

左右の錦を眺めながら、落ち葉を踏みしめて進む。

 

 

沢の二股で一旦河原に降ります。

 

 

調度おなかが空いたのでここで食事にします。

沢の流れの音が耳に心地よい

 

 

峠沢に入り、右岸の道をたどる。

紅葉もこの辺りではそろそろ終盤。

周囲の木々は葉を落として明るくなってきました。

しかし頭上はべったりと雲に覆われています。

 

 

やがて道は沢を離れ急斜面をジグザグに登り始めます。

 

井戸ノ沢を横切るところ

 

 

次第に森は広葉樹から針葉樹へ

 

ここからは急斜面が続きます。

最近は高度計を見ながら

次第に数字が上がるのを楽しみに歩くようにしています。

 

やがて開けた斜面へ

遠くはかすんでいます。

 

次第に主稜線が近づいてきているのがわかります。

 

晴れていれば気持ちの良い草原です。

でも汗かきの自分には曇り空で良かったのかも。

 

笹原を大きくトラバースした後、

最後の急斜面を登って・・・

 

雁坂峠に出ました。

ここは日本三大峠の一つだそうです。

 

水晶山に連なる稜線も雲の中

 

辿ってきた沢を見下ろす。

遠くのほうは晴れているのかもしれません。

 

それにしても、峠に出たとたんにすさまじい風。

雨具を羽織っていても体が冷えてきます。

 

早々に峠の向こう側にある雁坂の小屋へ向かうことにしました。

甲州側の明るい笹原に比べ、武蔵側は鬱蒼とした森になっています。

 

 

木々の間からゴツゴツした両神山が見えました。

 

まもなく森が広葉樹に変わると

 

雁坂小屋に到着。

ご主人が明るい声で迎えてくださいました。

 

テント場は小屋の少し先の稜線上

私が付いたときにはまだ空いてましたが、

そのあと次第にテントが増えて行き近くのスペースはほとんど埋まったようです。

 

私が設営した近くでは、いろいろな形のテントが立ち並びました。

ベテラン女性二人組は、U字型フレーム一個で建てるTerra Nova のLaser  Ultra、

若手の三人組はトレッキングポールをA字に組み合わせるタープテントとY字型フレームの軽量テント、

はたまた雲取山から金峰山まで縦走中という単独の男性は

タープを張った下にビビイサックとウルトラライトな装備。

それぞれお互いに張ったテントの中をのぞきに行って

付近は住宅展示場の様相。

自分もあんなテントがほしいけれど、結構高いんだよね・・・

さて、狭いながらも楽しい我が家に戻り恒例の行事

 

ここは稜線から離れているせいか、風もあまりなく

また雲のおかげで冷え込みもさほど出なかった。

眺めは寒々としているけれどなかなか快適であります。

 

夕食はアルファ米をキノコスープでリゾット風にして、チーズを加えたもの。

ナゲットと、定番の豆+小魚でウィスキーをちびりちびり。

 

両神山の周囲を流れる雲

明日の天気を少し気にしながら夕暮れ時を迎えました。

 

続きます

 

 


雁坂峠から甲武信ヶ岳 2013年11月 速報

2013-11-04 14:09:48 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年11月2日~3日

奥秩父主脈の甲武信ヶ岳に登ってきました。

ここに登るのも約20年ぶりぐらいかな。

その時は、会社の同僚A君と東沢を遡行しました。

丹沢にいくつかの沢登りをやって、奥秩父の沢の初級コースに挑戦。

スケールの大きな美しいナメに感嘆しつつ、私は両門の滝で滑落したりと思い出深い山行でした。

 

そんな久しぶりの甲武信ヶ岳、右手のおむすびみたいなピークです。

 

 

西沢渓谷のバス停から、雁坂峠に登りテントで一泊

途中の紅葉を愛でつつ

 

 

 

奥秩父の深い森を味わい

 

時に明るい稜線歩きを楽しみ

 

 

好展望に心躍らせ

 

 

富士山の姿に畏怖する

 

 

天気こそピーカンとはいかなかったけれど

良い山旅になりました。

 

詳細はまたあとで


雁ヶ腹摺山・姥子山 2013年7月

2013-07-08 22:35:38 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2013年7月7日

七夕の日は猛暑となりました。

久々の山登り、富士山が見える山に行こうと思っていましたので、

前回、天気が悪くてまったく展望のなかった雁ヶ腹摺山・姥子山に行くことにしました。

 

 

午後早い時間に戻りたい用事があったので、4時半に家を出て中央高速へ

正面に見える山々を見れば、奥多摩、丹沢は姿が見えるものの富士山は雲の中。

この時はまだ先行きが心配でした。

小金沢林道を走るころには青空が広がってましたが、風もあって時折雲が流れてきます。

大峠には車が3台ほど先着してました。

 

 

森の道を歩き始めます。

 

 

 

 

 

 

尾根の南側に回り込んだあたりで日が差してきました。

 

 

明るい広葉樹の森に日が差すとコントラストが強いまだら模様の世界

 

 

そういえばもう7月、新緑も超えて緑もすっかり濃くなっています。

 

 

南側の尾根を登っていく途中で、景色が開けました!

 

 

滝子山から三つ峠、御坂山塊のあたりはまだ雲をかぶっていますが、

この様子ならいずれ晴れていくでしょう。

 

城壁のような岩が見えると、山頂は近い

 

森を抜けて頂上直下の草原に出ました。

 

 

まぶしい日差しの中、後方を振り返れば富士山

いい感じに風景に溶け込んでいます。

 

 

山頂に到着

案の定、ここまで誰にも会うことなく

山頂も独り占め

 

 

ようやくここからの富士山を見ることができました。

 

 

 

さてここから姥子山へは山登りならぬ山下りです。

森の中を標高差300mあまり

途中岩がごろごろしたところもあれば、

 

ゆったりとした尾根道もあり

 

尾根を横切る林道に出たところでシモツケ

緑色ばかりだったので、ピンク色が一層鮮やかに感じられる。

 

林道を超えて小さなピークを超えると、最後は岩稜になり姥子だけの山頂に出ました。

看板の向こうは雁ヶ腹摺山

 

北側こそ木にさえぎられていますが、

西側から南、東に広がる風景は、本峰の雁ヶ腹摺山をしのぐほどの解放感です。

 

 

 

丹沢から道志、奥多摩南部の山々

 

しかしさすがに暑い!

強い日差しに照りつけられ、水分をたっぷり補給して、

元来た道を引き返す。

 

登りですが木陰なのと比較的風が通るので

何とかしのげます。

 

再び雁ヶ腹摺山へ

青い空に白い雲、緑濃い森と草原の向こうに蒼い富士山

絵にかいたような風景に満足

 

まだ十時ですが、朝が早かったのでここでお食事

まずはこれ!

 

 

・・・でいつものカップめん

 

 

富士山を見ながら麺をすすっていると

ザックの上に来訪者あり

 

再び草原を下ってゆきます。

 

 

下りの尾根から黒岳

 

 

大峠に帰ってきました。

 

 

 

秀麗富嶽十二景と言いながらピークの数は19あります。

1番 雁ヶ腹摺山 姥子山
2番 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 小金沢山
3番 大蔵高丸 ハマイバ丸 
4番 滝子山 笹子雁ヶ腹摺山
5番 奈良倉山
6番 扇山
7番 百蔵山
8番 岩殿山 お伊勢山
9番 高畑山 倉岳山
10番 九鬼山
11番 高川山
12番 本社ヶ丸 清八山
 
 
 まだ登ったことのないのは5番の奈良倉山と8番のお伊勢山、9番の九鬼山ですが
6番扇山と9番高畑山、倉岳山は富士山の写真が残っていない。
 
今年の秋~冬にでも撮りに行こう。