艫岩の展望の続きから・・・
右手に尖って見えるのは高岩山かな?
彼方に谷川連峰が、白く雪をまとった姿で見えていました。
妙義山の岩峰、その向こうには榛名山
展望台を離れ、荒船山最高点の行塚山を目指します。
ここからしばらくは、平らな森が1km以上続きます。
絶壁の後に広大な大地、不思議な山です。
この時間はまだ佐久の方から流れてくるガスでモヤッとした天気。
間もなくこんな立札
数m道からそれたところに石碑が立っていました。
太古の昔、諏訪の神様と鹿島神宮、香取神宮の神様の間で
争いになりそうなところを
天照大神が和議を結ばせたとの言い伝えを記したものだそうです。
平らな道を進むうちに青空が広がってきました。
行塚山も間もなく
森の中にうっすらとピークが見えてきました。
登りに入ったとたん雪
もうすぐ本格的な冬ですね
最高点まではわずかな登りでした
頂上には小さな石の祠
ここで軽くお茶とお菓子
いよいよ天気は快晴へ
来た道を戻って行きます。
同じ道のはずなのに、天気が変わると雰囲気もがらりと変わります。
木の葉はすっかり落ちて明るい。
来たときに目に留めなかった森の様子が、くっきりとした空気に映えてきました。
大木
枯れ木に残った種
寒い中でも小さな芽が次の季節を待っています。
突然華やいだ光景・・・
枯れた景色の中にも色鮮やかなものは残っていました
荒船山にはこうした小さな祠があちこちにありました
再び展望台に戻ってきました
軽井沢の盆地の向こう、ぽっかりとした雲の下は草津白根のあたり
艫岩展望台の避難小屋
そろそろ下っていくことにします。
日も登って霜が解けたのか、道はさらにぬかるんできました。
途中木の陰に、八ヶ岳の一角が見えました
朝はガスのかかっていた岩も、青空を背景にくっきり見えています。
岩についたつららも融けていました
遠ざかる艫岩
愛車の待つ駐車場に帰ってきました
西上州の山はこれまでほとんど登ったことがなかったのですが
荒船山の周囲、地味な中にも個性的な山がまだまだありそうです。