ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

2008年 振り返って

2008-12-31 09:10:38 | その他
今年登った山を振り返りますと

3月  三毳山 
5月  八ヶ岳 三頭山
6月  両神山 上州武尊山
8月  北アルプス
9月  中央アルプス
10月 六ツ石山 那須岳
11月 八ヶ岳 大菩薩嶺
12月 百蔵山 鷹巣山 高尾山-陣馬山

8月の北アルプスの記録でブログを再開してから
拙い文章、写真をご覧いただき、またコメントをいただきまして
ありがとうございました。

山登りも日々の忙しさのなか、通う回数が減ってしまい
何となく自分の気持ちも遠のいていた時期もあったのですが、
最近はまた山に対してワクワクする気持ちが湧きあがってきました。
色々な方のブログを拝見しながら山へのあこがれを
分けていただいたような気がします。

今年最後に高尾-陣馬を独り歩きながら、
やっぱり自分は山を歩くのが好きなんだということを改めて感じました。
そう思うと、かつて登ってご無沙汰している山、登ったことのない山
季節を変えて訪れたい山、
行きたいところがたくさんあります。

来年も時間と体力があればできるだけ多くの山に登りたい、
そう思っています。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。


最後は2008年で特に印象的だった夜明けの写真で


槍ヶ岳から昇る日



穂高曙光



武尊山の夜明け



高尾山-陣馬山 2008年12月 その2

2008-12-30 21:21:19 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
景信山から陣馬山へ
道はよく整備されており、道標もしっかりしていて
安心して歩けるコース。
時々トレイルランナーやマウンテンバイクが現れてびっくりしますが。



時折開ける展望、富士山が見守ってくれております。



道標の目盛もだいぶ進み、残り四分の一ほど



やがて林の向こうに陣馬山山頂の影が見えてきました。



もうひと登りで山頂。
12時を回ったところで、山頂は昼食を楽しむ方が何組か。
私もあいた木のテーブルに荷物を置いて大休止。



おなじみのモニュメント



冬の好天の中、360度の展望。
頂上の西にどっしりと生藤山



鷹ノ巣山、御前山、その右奥には長沢背稜から川苔山に連なる稜線。



そして再び大岳山



生藤山の左手には大菩薩連嶺



大菩薩の右奥に雪をかぶった峰が小さく見えます。
金峰山ですね。その右は国師岳、奥千丈岳の奥秩父主稜線。



富士山が笠をかぶりました。



南方には丹沢山塊



高尾山でお会いした人も先についてコーヒーを飲んでおられました。
私もゆっくりと昼ごはんとコーヒーを味わう。
風もなく、日差しは暖か。
冬の低山歩きの醍醐味ですね。

あとはゆっくり帰路につくだけ。
藤野の駅へと栃谷尾根を降りて行きます。



山道を進むとひょっこりとお茶畑にでて、そこが栃谷の集落。
里山をつなぐ舗装道路を淡々と進みます。



駅前のお店で缶ビールを仕入れ中央線に乗り込みました。


終わり

高尾山-陣馬山 2008年12月 その1

2008-12-30 19:32:34 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
12月29日

年末の諸事を片づけつつ(放り出しつつ?)、
良い天気に誘われて、今年最後の締めくくりの山登りにいきました。
これも本当に久しぶりの、高尾山から陣馬山まで。

いつもはハイカーや観光客で賑わうこの山域も
とても静かで、落ち着いて山の雰囲気を味わうことができました。

京王線の中で夜明けを迎え、歩き出したのが7:30頃。
登山口のベンチはさすがに霜がおりて白くなっています。
この日は沢沿いの6号路から入りました。



琵琶滝の修行場横に見ながら



見事な大木を見上げて



針葉樹と広葉樹、常緑樹と落葉樹、さまざまな樹木が渾然とした森。
植物の多様性が高尾山の魅力。



沢の源流からはジグザグに高度を上げる。
朝日に照らされた落ち葉の道。



やがて舗装路に出るとまもなく山頂。
予想通りの富士山の姿。
その左には丹沢大室山がどっしり構えています。



その右彼方には南アルプスが見えています。
塩見岳のあたりでしょうか。
(画像を拡大してシャープかけたのでザラザラしてしまいました)



周囲に休憩している人数名。
6号路で出会った方に声をかけると、
目指すは同じ陣馬山、お互いに健闘を祈って出発。

風もなく、天気も申し分ない上々のコンディション。
所々開けたところで、展望を楽しみつつ快調に進む。



日の当るところは乾いておりますが、日陰にわずかに雪。
道の霜柱もまだ凍っています。
午後にはぬかるみになるかな?



城山直下から高尾山を振り返る。
東京方面が逆光に霞んで見えます。



城山を越えて、小仏峠へ。
道の途中にはこのような道標があって、はかどり具合がわかります。
三分の一は来たようです。



峠の小さなお地蔵さんには、きれいな花が供えられていました。



杉林の中を登り、あかるくなると間もなく景信山。
ここは東から北にかけて大きく開けています。
埼玉県の平野側。
近くの町はくっきり見えていますが、上空にはよどんだ空気。



北東に目を凝らすと奥日光の山が見えています。
右から女峰山、男体山、その左に日光白根山。



北には奥多摩の目印大岳山、左に御前山



どこから見ても周囲から頭一つ抜け出して存在を主張しています。



御前山はいつでも鷹揚にかまえた姿。
その左手は、先日登ったばかりの鷹ノ巣山



景信山のベンチに座り、温かいココアを飲みながら
しばし展望を楽しみました。

後半へ続く


鷹ノ巣山 2008年12月 その2

2008-12-25 23:23:40 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
鷹ノ巣の山頂から、
まず目につくのは特長ある大岳山、どっしりとおおらかな御前山



そして三頭山、奥多摩の三山がそろい踏み




大菩薩連嶺
西から天気は下り坂、雲からもれる光線をあびて



そして富士
冬のコントラストの強い光線の中、逆光のモノクロームの世界



西には七ツ石、雲取へと続く稜線



この日は冬至、短い日を惜しみ、早々に石尾根を奥多摩へと下る。
防火帯の草原の道。
雪をかぶったおおらかな稜線をたどる。
低気圧が近づいているため、南からの温もりのある風をあびながら
気持のよい縦走。



稜線も北面に入ると、凍りついたような風景



六ツ石山をこえて三木戸山に近づくころ、
暮れかけた空の下、御前山の堂々とした姿



あとは枯れ葉がどっさりと積もる冬の道を奥多摩駅へと急ぎます。



林道に出るころにすっかり日は暮れて、ヘッドランプを頼りに
駅へと道を下ります。




久しぶりの鷹ノ巣山
歩き応えのある、大きな山でした。
冬の一日を堪能した後、駅前で一杯、
ほろ酔い加減のいい気持で帰路につきました。

鷹ノ巣山 2008年12月 その1

2008-12-23 13:13:03 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2008年12月21日

年の瀬の天気の良い一日、奥多摩へ出かけました。
天気は夕方には下り坂の予報。
しかし早朝の中央線からは青空の下、山並みがくっきりと見えています。
奥多摩駅からバスに揺られて、東日原へ。
登山口手前から、
奥多摩らしい柔和な尾根の末端に、特異な形の稲村岩が聳えているのが見えます。



谷間を渡って、稲村岩を巻くように沢沿いの道を進みます。



沢から離れるあたりから、稲村岩への急登。




朝のなれない体でワンピッチ目を頑張り、尾根上に上がってきました。
背後には三つドッケのあたりの山陵が見えています。



ここから鷹ノ巣山頂までは単調な登りが続きます。
最初は葉をすっかり落とした明るい森の道。
思ったよりも気温は高く、このあたりでは手袋も要らないくらいでした。





標高が1300mに差し掛かるあたりから、あたりに雪が見えてきました。
北面なのでもう少し雪があると思っていたのですが
ちょっと拍子抜け。



それでもさらに進むと次第に雪が道を覆うようになってきました。
それにしても淡々と続く尾根道。
ひたすら高度を稼いでいきます。



山頂手前、ヒルメシクイノタワを超えると、多少凍り気味の雪の斜面。
このあたりでアイゼンを付ける人が多い様子で、
雪道に歯の跡がついています。
それでも山頂まであと一息ということでノーアイゼンで通してしまいました。



最後の急斜面を登ると目の前が明るく開け、ようやく山頂。
さすがに稜線に出ると風が強く、体感気温が一気に下がった感じです。
バーナーを風からかばいながら、お湯を沸かし昼食。



西のほうは雲がかかってきていますが、
何とか天気はもっています。
頂上からの展望は次回。


百蔵山 その3

2008-12-15 22:28:48 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

猿橋と大月市郷土資料館


百蔵山の帰り道、猿橋に寄って行きました。
名残の紅葉を見ながら麓の道を歩くことしばし、
剣道の橋を渡ると橋の姿が見えました。



石碑の周り、降り積もった赤い葉に風情を感じます。




橋の下は深い緑色の水が流れる渓谷。



渓谷沿いの遊歩道を猿橋の駅に向かってたどります。
相変わらず真っ青な空。



すっかり葉を落とした木の中で、未だ真っ赤な葉をつけた木。
冬の透明な光線の中で輝いていました。



途中、大月市郷土資料館に立ち寄りました。
この地は写真家白籏史朗さんの故郷ということで、
白籏さんの撮影した大月市秀麗富嶽十二景の写真が展示されております。
休日の午後、展示館の客は私ひとり。
だれにも邪魔されることなく、各所で撮影された富士の姿を
鑑賞させていただきました。

2階には常設展示。
その昔、猿橋のかかる桂川は海峡だったそうで
丹沢山塊は太平洋の島だったとのこと。
インドがユーラシア大陸にぶつかって
ヒマラヤ山脈が盛り上がったように、
丹沢が本州にどしんとぶつかって奥秩父の山が隆起し、
さらに南から、伊豆半島がどしんとぶつかって
丹沢がさらに隆起した。

この地をかつてクジラが泳いでいたかと思うと
楽しくなります。

傾きかけた日を浴びながら、
あとはゆっくり猿橋の駅に戻りました。








百蔵山 その2

2008-12-14 22:49:05 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
百蔵山に東側から登るルートを選んだのですが、
最後はかなりの急登。
枯れ葉の積もった道を一気に高度を上げる。
扇山への分岐を過ぎると明るい尾根道となって、頂上はもうすぐ。



山頂の南側は大きく展望が開けています。



やっぱり主役はこの山



その右手に三つ峠山



北側は木にさえぎられていますが、その隙間から飛竜山、唐松尾山に至る奥秩父主稜線が見えています。



ゆっくりとコーヒーを飲みながら展望を楽しむ。
今日は風もなく、日向にいれば寒いことはありません。
絶好のハイキング日和。




扇山まで縦走ということも考えたのですが
帰りに寄りたいところもあったので、
名残りを惜しみつつ、山頂を後に西側へ下っていきました。

空家のようです。



下る途中でも、時折富士山が姿を見せます。



暗い杉林に入ると、水場がありました。
地元の方の心配りがうれしい。



やがて山麓へ

再び岩殿山、そしてその奥に雁ヶ原擦り山、大蔵高丸、ハマイバ丸と続く大菩薩南稜の山々



気持のよいハイキング、まだ日も高いので寄り道して帰ります。

続く

百蔵山 その1

2008-12-13 22:49:38 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
12月7日

百蔵山、中央線沿線の小さな山です。
先週の日曜日、1日空きができたので思い立って出かけました。

猿橋の駅から、ぶらりと歩き始める。
しばらくは舗装道路のアプローチですが
天気は申し分なく、周囲の景色を楽しみながら進みます。

左に百蔵山、右に扇山



西に険しい岩殿山、かつて武田氏も利用した砦があったところ。
その先に滝子山



道路とはいえ、結構な坂道で高度を稼いでいきます。
やがて背後に富士山が頭を出しました。



ようやく登山口。
ここまで街中も含め、道標は整備されており、迷わずたどり着きました。



霜柱の道をシャリシャリと踏みしめながら。







すっかり葉の落ちた林の中を登っていく。
時折、背後が開けると富士山。
冬の澄んだ空気の中くっきりと見えています。



ツタの縄ばしご、上へ上へと



落ち葉の絨毯が敷き詰められた明るい山道を進んで行きました。




続く

2008-12-10 23:39:39 | その他

2008/12/7、日曜日の晩は、空気も澄んでとても月がきれいでした。
ベランダに三脚を据えて月を撮影してみました。





私もアポロ計画を、テレビにかじりついて見た世代。
当時は科学の進歩と、それによるより良い未来をシンプルに期待していた時代だったように思います。

年を重ねて私も多少思考は複雑になりましたが、
あのころに感じた色々な出来事が
今の自分に大きく影響していると感じています。








白糸の滝

2008-12-08 22:35:17 | その他の山
2008年5月2日

天城山を登った後、富士山西麓をドライブ
夕暮れ時の富士山
西から見る富士は、大沢崩れを正面にした荒々しい姿。
他の方向から見る端正な姿とは違った力強さ。




2007年5月3日

翌日は付近を散策、白糸の滝に立ち寄りました。

まずは曽我兄弟の伝説の残る、音止の滝



若草の生える清流の先・・・




いくつもの滝が並んだおおらかな風景。それでも音止の滝の豪快さに比べ、やさしい雰囲気です。













奥には大きな滝壺と主流の滝が控えています。
しぶきが周辺を覆い、正にマイナスイオンに満ちた爽やかな空気です。





このあと、朝霧高原、青木ヶ原と観光地を回って帰りました。
朝夕はまだ冷え込んでいましたが、高原の遅い春を楽しみながらの
のんびりドライブでした。
朝霧高原ドライブインの桜、背景は毛無山です。




天城山 2007年5月

2008-12-07 21:41:51 | その他の山
また、昨年のネタを。
5月2日に天城山に登りました。

伊豆のスカイラインを車で走ったのですが
朝はかなり荒れていました。
数メートル先も見えない濃い霧の中のドライブ。
先が思いやられたのですが、駐車場に到着したころから
少しずつ回復の兆し。

駐車場から万二郎岳



雨に濡れたサクラと馬酔木の花





雨具を途中で脱いで、次第に明るくなる山道を進む。
割とあっけなく万二郎岳の山頂に着きました。



ここから少し下ったところが、この山行唯一の展望。



縦走路をいったん下ってゆったりとした道を進む。
ここは馬酔木のトンネルになっています。



縦走路から少し離れた所に、ブナの大木。
ちょっと大きさが表現しきれていませんが・・・



そして万三郎岳。ここも展望はありません。



連休の百名山ではありますが、
今日は人も少なく、静かな森の道を淡々と歩く。



折れた木、空に向かって叫んでいるように見えて・・・






ヒメシャラの赤い幹



シャクナゲにはまだ早く、季節としては中途半端だったかもしれません。
ここの魅力は森の美しさですが、
もう少し木の名前を勉強しておけばよかったと思いました。

このあと、富士山の西をぐるりとドライブしました。
それはまた後日。




望岳都:

2008-12-01 22:56:25 | その他

・・・と呼んだのは木暮理太郎でしたか。

以前は、この季節、我が家のベランダから富士山が見えていたのですが、
周囲を高層マンションやビルに囲まれて、かなり展望も限られてしまいました。
それでも自宅近辺で山が見えると、ワクワクとする自分がおります。

昨日の午前中に撮った写真。
300mmのレンズに、1.4倍のテレコンバータを装着、
カメラのセンサーはAPSサイズですので、約630mm相当で撮った画像です。


ビルの背後は、女峰山あたりと思われます。




橋の後ろに見えるのは男体山ですね。




方向から見て赤城山の黒檜山と思われるのですが・・・



筑波山は結構はっきりと。
頂上付近の鉄塔も見えてますね。