大菩薩山行続き
丸川峠から大菩薩嶺への登りは、コメツガなどの針葉樹の森の中。
この季節の北面の斜面は冷え込みが厳しい。
時折、木の間から奥秩父主脈の山々が望める。
写真に見えるのは国師ヶ岳、奥千丈岳のあたり。
しばしの登りで大菩薩嶺の山頂。
森に囲まれたひっそりとした所。
山頂を後に南へ数分で雷岩、視界が一気に開けます。
遠方に富士山、左手に明日の行程、小金沢連嶺が連なっています。
この季節の冷たく澄んだ空には、飛行機雲が似合います。
西には夕暮れ間近の光線の中、南アルプス連峰が一望されます。
右に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白根三山、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳・・・
手前には塩山の町並み
富士山と大菩薩湖
稜線を大菩薩峠に向けて下る。
途中小さな避難小屋、数人は泊まれそう。
その先、小さな隆起を超えると今夜の宿、介山荘が見えました。
小屋は新しくきれいです。
三連休とあって客は多かったですが、
ひとりで布団一つ、ゆっくり眠れそうです。
お茶とお菓子を頂いてから夕日を見に外へ。
同宿の皆さんも外に出て、西の空を見守ります。
ほんのりピンクに染まる空の下の富士山
赤石岳のあたりに沈む太陽
夕焼け空に、白根三山のシルエット
黄昏の中、やがて町の光が瞬きだしました。
介山荘の夕食は名物?のカレーライス、食前酒に地元の白ワイン、
その他のおかずもボリュームがあります。
小屋のご主人から登山道の様子などいろいろ情報提供していただきながら
おいしく頂きました。
同じ部屋には、ベテランのご夫婦。明日も同じ小金沢連嶺縦走。
もう一人、女性の単独行の方は、さらに足を延ばして滝子山までとのこと。
夜はうっすら雲がかかり、星空は今一つでしたが
明日も好天が期待できそうです。
続く