ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

近所の風景

2008-11-30 22:58:25 | その他

この土日、東京は天気もよく過ごしやすかったですね。
カメラをぶら下げて近所を散歩してました。

イチョウ並木がちょうど良く色づきました。



サクラの葉はもうほとんど散ってしまいました。



もう町の紅葉も終盤です。





何の木?でしょうか。オレンジ色の実がぎっしり。



公園は親子連れでにぎわっておりました。



公園の道端。
少し日に雲がかかり、柔らかい光になったところなので
ペタンとした絵のような画像になりました。



土手を走る自転車のシルエット。




大菩薩嶺 2008年11月 その5

2008-11-29 20:34:06 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
白谷丸から少し下がったピーク
展望の良い、いかにも気持のよさそうなところで
ゆっくり昼食をとりながら展望を楽しむ。



再び白根三山



東側に雁が腹摺山



そのかなたには・・・
右端に特徴ある大岳山、そして三頭山、御前山、
彼方には筑波山でしょうか・・・



富士山も相変わらず大きく。



湯ノ沢峠に下り、甲斐大和への道をたどる。
天目山の温泉周辺は、まだきれいに紅葉していました。






水の流れも爽やかな渓谷



日が傾くのも早い晩秋の道を駅へと進む。



景徳院に武田家のかつての栄光をしのびつつ甲斐大和へ




途中の里山の風景を楽しみつつ進みました。
駅に着いたときはすでに薄暗くなっていました。
ちょうど腹もすいたころ、駅前の店でほうとうを味わいつつ、
今一度山旅を振り返る。

大菩薩連嶺の魅力を十二分に感じた旅でした。





大菩薩嶺 2008年11月 その4

2008-11-29 00:39:21 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
展望を楽しみながらの縦走が続きます。



川胡桃沢の頭から
小金沢連嶺はさほど大きな登り下りはなく
目立ったピークというのは少ないのですが、
それぞれ周囲の植生を変えて風景を変えています。



黒岳は森に囲まれた頂上。



落葉樹の稜線
すっかり葉を落とし、明るくふっかりとした道を行きます。
木にはコゲラの姿もありました。






さっと前が開けると、最後のピーク白谷丸。
遠く左に丹沢山塊、そこから右手に御正体山、杓子山に連なる道志の山々



振り返れば金峰山、国師岳
ぽっかりと浮かぶ雲は、天候の変化の予兆でしょうか。



そして再び南アルプス、前景の甲府盆地は靄がかかって湖のようです。



北岳、間ノ岳、農鳥岳。
小さく見える街並みに比べ、スケールの大きさを感じます。



右から塩見岳、小河内岳、荒川岳、雲がかかっているのは赤石岳と聖岳
三千メートルクラスの山がずらりと並びます。



白谷丸のまえに、丸い開けた小ピーク
花崗岩と風化した白い砂を敷き詰めた庭園のような
気持のよいところ。
日も高くなり日差しの温かみを感じながらここで大休止。
温かい飲み物と、食事。



三つ峠の後ろに、大きく聳える富士山が何よりのおかずです。



続く

大菩薩嶺 2008年11月 その3

2008-11-27 23:37:16 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

朝方はかなりの強風でしたが、同宿の皆さん
ご来光を見ようと小屋前に出てきました。



朝食を簡単に済ませ、出発。
すぐ樹林の登りをこえて石丸峠。
笹原が広がる気持ちの良い斜面。



広角レンズで南アルプス全山を見渡す。



笹の葉の氷の粒が季節を実感させます。



今日の行程は、静かな森林の道と、おおらかな笹原の展望のコントラスト。
メリハリのある風景が縦走を盛りたててくれます。



視界が開ければ正面に富士山。
似たような写真が続きますがご容赦を。
しかし、今日の展望は富士が主役。



北東には雲取から鷹巣まで石尾根の長大な稜線が広がる。



小金沢山を越えて、稜線を進む。



大菩薩周辺の三つの「雁ヶ原擦山」のひとつ牛奥の雁ヶ原擦山



山頂の南は開けて、真正面の富士。
それを目当てに三脚を構えた写真家さんが集まっていました。





西には南アルプスがくっきり。
気持のよい縦走が続きます。


大菩薩嶺 2008年11月 その2

2008-11-25 23:14:15 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

大菩薩山行続き

丸川峠から大菩薩嶺への登りは、コメツガなどの針葉樹の森の中。
この季節の北面の斜面は冷え込みが厳しい。
時折、木の間から奥秩父主脈の山々が望める。
写真に見えるのは国師ヶ岳、奥千丈岳のあたり。



しばしの登りで大菩薩嶺の山頂。
森に囲まれたひっそりとした所。




山頂を後に南へ数分で雷岩、視界が一気に開けます。
遠方に富士山、左手に明日の行程、小金沢連嶺が連なっています。




この季節の冷たく澄んだ空には、飛行機雲が似合います。



西には夕暮れ間近の光線の中、南アルプス連峰が一望されます。
右に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白根三山、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳・・・
手前には塩山の町並み



富士山と大菩薩湖



稜線を大菩薩峠に向けて下る。
途中小さな避難小屋、数人は泊まれそう。



その先、小さな隆起を超えると今夜の宿、介山荘が見えました。



小屋は新しくきれいです。
三連休とあって客は多かったですが、
ひとりで布団一つ、ゆっくり眠れそうです。
お茶とお菓子を頂いてから夕日を見に外へ。
同宿の皆さんも外に出て、西の空を見守ります。

ほんのりピンクに染まる空の下の富士山



赤石岳のあたりに沈む太陽



夕焼け空に、白根三山のシルエット



黄昏の中、やがて町の光が瞬きだしました。



介山荘の夕食は名物?のカレーライス、食前酒に地元の白ワイン、
その他のおかずもボリュームがあります。
小屋のご主人から登山道の様子などいろいろ情報提供していただきながら
おいしく頂きました。

同じ部屋には、ベテランのご夫婦。明日も同じ小金沢連嶺縦走。
もう一人、女性の単独行の方は、さらに足を延ばして滝子山までとのこと。
夜はうっすら雲がかかり、星空は今一つでしたが
明日も好天が期待できそうです。

続く






大菩薩嶺 2008年11月 その1

2008-11-24 21:36:28 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2008年11月22日~23日

晩秋の大菩薩に行ってきました。
丸川峠から大菩薩嶺をこえて介山荘に一泊、
翌日、小金沢連嶺を縦走して甲斐大和へ降りるコース。
好天の予報通り、申し分のない青空でした。

久しぶりに塩山の駅に降りる。
柿の季節、駅にも駅前の土産物屋にも、そしてバスが走る
道沿いの家の軒にも吊柿がぶら下がっています。
いかにも食欲をそそる鮮やかな色。





裂石のバス停、愛想の良いおばさんのいる店の前で準備を整え
歩き始める。





周囲の山は紅葉も終盤。
鮮やかな色のなかに葉を落としきった木も混じる。







振り返れば雪をかぶった南アルプスの峰。




上日川峠への道と別れて丸川峠へ。
このあたりの沢沿いは葉を落とした広葉樹に囲まれた明るい風景。
落ち葉が深く降り積もっています。





実は調子に乗って、丸川峠への分岐を見落とし
しばらく沢を登って行ってしまいました。
途中で気づいて引き返したのですが、1時間のロス。
急坂を登り切ると明るく開けた丸川峠に出ます。





こじんまりとした昔ながらの山小屋、丸川荘。
コーヒーが美味しいと評判。




枯れた草原沿いに見える富士山の眺めを楽しみつつ一服。



続く




紅葉とデジカメの故障

2008-11-20 22:54:49 | その他
秋の澄み切った空、
通勤途中の公園で写真を撮ろうと、
少し早めに家を出ました。

ポケットにIxy400・・・
いまどき400万画素?ですが、数多くの思い出を残してくれた長年の愛機。

ところが帰って見てみると、端っこがおかしい


↓変色してしまう



最近一眼レフがメインなので出番は減っていましたが、
例の剱岳もこいつが活躍しましたし、山での過酷な使い方に結構頑張ってくれました。
近頃、液晶画面の映りがおかしかったのをだましだまし使っていたのですが、
いよいよセンサーまでおかしくなってしまったのか。
形あるものはいつかすべて朽ちていくとはいえ、うーん・・・

以下はトリミングしたもの
まあ、こうすれば使えるんですけどね。















都心の秋

2008-11-18 00:06:24 | その他
東京の街中も紅葉が盛りとなってきました。
我が家の周辺もケヤキ、桜はすっかり色づいて散り始め、
イチョウは間もなくピークといった感じです。

この土日は天気が悪く、また色々用事が出来て写真を撮れませんでしたので
昨年同時期のものをアップしてお茶を濁します。

2007年11月26日 六義園にて















水面に映った紅葉のモザイク模様



次の休日は晴れるといいですね。

入笠山 2005年5月

2008-11-15 21:41:22 | 南アルプス

日向山から下山し、車を走らせたのが入笠山です。
山頂間近まで車で上がれますが、花の季節にはまだ早いこの時期、
山の中は静寂。


この日お世話になった山彦山荘。



この脇に車を止めてあたりを散策。
小屋の近くは明るい草原。



草原の中の湿地に水芭蕉が咲いていました。





こちらは山荘前に小さな池



開けた草原を山頂へ向かう。
八ヶ岳が頭を出してきました。



開放的な山頂



八ヶ岳・・・編笠にはじまり蓼科まで全容が見渡せます。



南側には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳



有栗展望を楽しんだあと、山荘に戻る。
1階の食堂で夕食の後、お酒を頂いていると、
この山で働いている方が山荘に飲みに来て
ご一緒させていただきました。
いろいろ話し込んだような気がするのですが
今はよく覚えていません。

宿泊客は私ともうひと組ぐらい。
静かな夜、ゆっくりと休むことができました。

夜明け前に、山荘を出て再び山頂へ
強い風が吹く中、日の出を待ちます。






丸い太陽が顔を出しました。
このところ5月の写真は、このところいつももやっとした感じ。
夕陽のような朝日です。
黄砂が濃くなっているのでしょうね。

直前の思いつきで来てしまった山ですが、
今度はぜひ花の季節に訪れてみたいとおもいます。






日向山 2005年5月

2008-11-13 22:27:42 | 南アルプス
2005年5月4日

日向山は、私がデジタル一眼を購入して最初に行った山。
新しいおもちゃを買うと年甲斐もなく興奮して飛び出してしまう性格です。

甲州街道から、道の駅白州のところで尾白川渓谷への道に入る。

のどかな5月の山麓



山麓から甲斐駒ヶ岳



登山口に車を止め歩き出す。
このあたりは遅い春が来たばかり。

カラマツも新芽を伸ばし空をつかむよう



足もとにタチツボスミレ



キジムシロ



葉が出る前のミツバツツジの花が彩りを加える



足もとでカサコソと笹を揺らす者・・・
今日は暖かく、彼らの動きも滑らか



明るい林の道を登り、あっという間に山頂です。
山頂は木に囲まれていますが、ここの魅力はその先にある雁ヶ原。

花崗岩の風化した砂と奇岩の谷間



白い砂の向こう、八ヶ岳の展望が見事です。






岩の不思議な造形と八ヶ岳



そして背後には甲斐駒ヶ岳、雪の残り方がいい感じです



鳳凰三山  ピントが甘いのが難ですが地蔵岳のオベリスクも見えています。



このあと尾白川渓谷へ
途中、若葉の中から見える鳳凰山



つり橋を渡り渓谷の遊歩道へ



さすがに名水の源、甲斐駒ヶ岳に発し白い砂の中をくぐってきた清流
文字通りの南アルプスの天然水





天気も申し分なく、
河原でコーヒーを飲みながらのんびり過ごす至福の時です。

このあと勢いで入笠山へ。それはまた後日。

剱岳

2008-11-10 22:37:32 | 北アルプス
2003年8月10日~11日


例によって季節はずれの古い写真です。
低気圧と台風の合間、8月10日は一日だけのよい天気でした。

この日室堂から入って、山頂を目指したのですが
普段の不摂生か、寝不足のせいか、前剱のあたりまで登ったところで体調不良。
なんとも気持ち悪くなり、先に進めず引き返すはめに。
今までこんなことはなかったのですが、これも一種の高山病?
「俺も年かなー」と感じてしまった、ある意味思い出深い山行です(苦笑)。

その晩は剱山荘に泊まり、翌朝3時に起きて再び頂上を目指しました。
無事登頂するも霧の中、展望はゼロ、そのあと大雨になり、
室堂まで冷たい雨の中をとぼとぼ歩いて戻りました。
写真も天気の良い時ばかりしか撮っていません。
以下、順に写真を並べておきます。

アルペンルートで室堂へ向かう途中。
黒部湖越しのスバリ岳、針の木岳。



室堂はすばらしい青空。
あたりの花を楽しみつつ雷鳥沢への道を進む。



ミクリガ池も鏡のように空を映しています。



血の池も明るい雰囲気



雷鳥沢キャンプ場の雪解け水



雷鳥沢の雪渓の登り



大日岳



竜王岳、浄土山、遠方に薬師岳



剱御前から剱岳



剱岳、次第に大きく





長次郎尾根だったかな



一服剱のあたり





前剱の登り




残った写真を見ていると、とても良いコンディション。
この日に登れていれば、さぞ景色も良かったことでしょうが・・・

次はぜひ晴天のときに山頂に立ちたいものです。
(雨の降った山は、ほとんどそう思うのですが・・・)


以上



空から

2008-11-09 19:44:18 | 航空写真
今日は完全休養日。

HDDに入っている撮りっぱなしの写真を整理していましたら
しばらく前に、台湾に出張したときに飛行機から撮った写真が出てきました。
このときはとても天気がよく、下界の風景を楽しみながらのフライトでした。


空から見た富士山




南アルプス(クリックで拡大)




そしてこちらは、私の故郷



鹿児島県は薩摩半島の最南端、右手に開聞岳が見えています。
私が生まれて初めて登った山らしい山といえばここです。
写真左手、大隅半島に向かいあった鹿児島湾の出口、
「山川」という漁港の町が私の生れたところ。

まさか空からこんな風景が見られるとは。
結構興奮したことを覚えています。

(写真は2005年3月9日)


写真展

2008-11-08 17:16:07 | その他

11月8日

今日の東京は、寒々とした雨。

そんな中、新宿のニコンサロンに、谷角靖さんの写真展を見に行きました。

北米の大自然:氷河、山稜、森林、砂漠、渓谷、お花畑・・・

背筋がぞくぞくするパノラマ写真。

谷角さんのお話では、季節、花の咲き方、最適な光線を求めて

4年間通い詰めた一枚もあるとのこと。

雄大な景色を捉える一瞬には、精緻な計算の裏付けがあります。

ど素人の自分には及びもつかない世界ですが、

カメラを持ってどこかに飛び出して行きたい!

という刺激を受けて帰ってきました。




八ヶ岳 晩秋 2008年11月 その4

2008-11-08 16:49:50 | 八ヶ岳
地蔵尾根の急降下、時折氷混じりの岩場もありますが
アイゼンがなくても支障ありません。
一気に行者小屋に戻ってきました。
小屋は、昨晩が今年最後の営業。
店じまいと冬に備えての作業で大忙しの様子。

南沢をゆっくりと下り始めました。
先ほどまでの強風の岩場から一転して
静かな初冬のトレッキング。



苔むした森の道に、うっすらと積もる雪。





落ち葉が、沢の流れにくるくると列を作って回っている。



落ち葉を沈めた沢も、氷に閉ざされていきます。



もう間もなく、このあたりも銀世界になることでしょう。
秋の名残りを味わいつつ、帰路につきました。

八ヶ岳 終わり


八ヶ岳 晩秋 2008年11月 その3

2008-11-07 23:51:32 | 八ヶ岳
11月3日

翌朝は、曇り空。
ただ雲はかなり高く、見通しは利きそうです。

文三郎尾根に取り付き、赤岳を目指す。




一気に標高を稼ぐ急登が続く。
ふと、すぐそばでホシガラスの鳴く声。





鉄ばしご、岩の露出した道。
頂上小屋から降りてきた人とすれ違う。
「上はものすごい強風ですよ!」と教えていただく。

中岳、阿弥陀岳がだんだん間近に。




稜線に出ました。

確かに、ごうごうと体が押し付けられるような風。
目も口も鼻もしょぼしょぼと。
ゴーグルをつけずに、スキーで急斜面を直滑降しているような感じ。



それでも山頂直下の岩場を進む。
強風のため、かえって遠くまで見通せます。

山頂付近の展望:西からぐるりと時計回りに・・・

中央アルプス:9月に登った木曽駒から空木まで。
その手前に入笠山とその下に富士見のスキー場



経ヶ岳の向こうに御嶽山がどっしりと。



槍・穂高はもうすっかり深い雪のようです。
その手前の黒い稜線上に、蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳まで続く



北には蓼科、北横岳、天狗岳と続く北八ヶ岳、さらに硫黄岳、横岳と続く。
5月に登った時とは反対側からの景色
横岳の先には浅間山付近の連山が遠望されます。



妙義山から西上州の、怪異な形の山々が続く・・・
その中にあっても個性が際立つ荒船山。
まさに荒海に乗り出す船のように。



奥秩父の山々。甲武信岳、国師岳から金峰山。



権現岳の双耳峰の上には、南アルプス北部のジャイアント、
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳がくっきりと。





手前に清里、野辺山の高原、その先左手に、茅ヶ岳、そして・・・

富士山

本当に雄大、秀麗。
雲のフィルターで減光された空間に、デテールを捨て去り抽象化された姿が浮かび上がる。

火山活動という、破壊的にも思える現象が、
どうしてこうも優美な曲線を創造することができるのでしょうか。




赤岳山頂



赤岳展望荘の前に下る。

阿弥陀岳はここから眺める姿が好きです。



展望をゆっくり楽しみたいところですが、
さすがの強風に辟易して、地蔵尾根を下り始めました。


続く