ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

2012年の山 

2012-12-31 12:06:28 | その他の山

 

2012年

今年はブログのアクティビティーは下がり気味でしたが、

山登りはまずまず満足のいく回数登ることができました。 

今年は手がけていた仕事が進展し、来年はいよいよ佳境を迎えることになりそう。

プライベートでもいろいろなことがあったけれど、

こうして穏やかに楽しく年末年始を迎えることができて良い一年でした。

 

1月 

(1)八ヶ岳 天狗岳 

 

 

 

(2) 祓沢の滝から浅間嶺

 

2月は出張やら何やらで山は無し(涙)

上海にて

 

その分3月の山は結構充実してたかな

(3)篭ノ塔山へのスノーハイク

 

(4)梅の花を見ながらの高尾山(蛇滝コース)

 

 

(5)高尾から城山湖を経てカタクリの里へ

 

勤続表彰でカミさんと出かけた四国旅行

(6)剣山

 

(7)石鎚山

 

4月 今年は笹子起点で富士山の見える山をいくつかたどりました。

(8)笹子雁ヶ腹摺山

 

 

(9)そしてGWは、燕岳から蝶ヶ岳へ

 

 

5月

(10)笹子起点で富士山を見るシリーズ、滝子山

 

(11)そして春の恒例行事、高原山詣は今年は二回

リンゴさんyamasanpoさんと見るアカヤシオ

Naoさんともばったり

 

長らく待ち望んでいた金環食、川崎に限って雲が出るとは・・・

 

(12)笹子起点で富士山を見るシリーズ、清八山、本社ヶ丸

 

 

6月

(13)高原山シロヤシオオフ

 今年の参加者は、リンゴさん、やまとそばさん、yosiさん、Naoさん、ネビルさん

5月のアカヤシオは花付が寂しかったけど、シロヤシオは見事でした。

 

 

 

(14)富士山を見るシリーズ、雁ヶ腹摺山、・・・残念ながら雲の中

  シオジの森のしっとりとした雰囲気は悪くなかったけれど

 

(15)谷川岳に出かけるはずが登山靴を忘れて小浅間山へ

 

 

7月

(16)今年の夏山は花の白馬三山

 

 

8月

(17)鳳凰三山から甲斐駒ケ岳へ、雨が降り続く中の縦走となってしまいました。

 

9月

(18)高水山から棒ノ嶺へ

 

(19)会社の若手と尾瀬へ   至仏山、燧ケ岳

 

 

(20)しりもちをついて痛めた尾てい骨の様子見ながらの高尾山

 

 

10月

(21)そして今年のアルプス第4弾は中央アルプス越百山から南駒ケ岳、空木岳へ

   見事な紅葉でした。

 

 

(22)そして丹沢は大山へ

   静かな参道と、大混雑の山頂

 

11月

(23)raymariさん、ブルーロイさんと雲取山へ

   楽しいお酒と美しい紅葉

 

 

(24)高尾山、景信山から北高尾山稜を通って八王子城へ

午前中は見事な富士山、午後は東京都心部の眺めが良かった


 

出張で松江へ

天気が良ければ大山(だいせん)に登ったんだけど・・・

でも松江城、宍道湖の夕暮れ、出雲大社それぞれに印象深かった

 

 

12月は渋いところ3つと北八へ

(25)鹿岳と下仁田御岳山

 

 

(26)鳥ノ胸山

 

 

(27)奥秩父の二子山

 

 

(28)そして北八ヶ岳は、三ツ岳、北横岳、縞枯山

  こちらはまだレポも書いていませんが。

 

こうしてみると結構たくさん登ったなぁ。

忘れ物や道間違いなど、相変わらずポカも多かったけれど

十二分に充実した一年の山行でした。

来年も良い山登りができますように。

 

それでは皆様良いお年を。

来年もよろしくお願いいたします。


北八ヶ岳 2012年12月 速報

2012-12-30 23:08:35 | 八ヶ岳

2012年12月29日~30日

秋に一緒に尾瀬に行った会社の若手、B君、N君の雪山デビューに同行。

3人で訪れた北八は・・・

 

29日は望外の好天に興奮

 

 

快晴のもと快適なルートとちょっとしたスリル

 

 

山頂で迎える夕暮れ時

 

 

 

 

 

あまりの出来過ぎのコンディションに

冬山を甘く見ないようにとの山の神のはからいか、翌日は吹雪の洗礼

 

 

今年最後の山行は成功裏に完了しました。

 

 

 


二子山 2012年12月 西岳編

2012-12-25 23:28:24 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年12月22日 二子山の続き

東岳から股峠に戻って、今度は西岳へ

上級者コースと一般コースがあるようですが、

今回は稜線を直登する上級者コースへ。

 

 

ちなみに東岳に登った時に見えた西岳、

上級者コースというのは、おおよそ赤線のルートと推定。

(取りつきのあたりは合ってると思いますが、あとはかなりいい加減です)

 

 

東岳から見たときは、どこから登るんだろうと思いましたが、

見上げるような岩壁のすきを縫ってうまくコースができています。

 

 

スタート地点、ところどころに埋め込みボルトや赤いペンキ目印がついています。

立札に書いてあったとおり、以前設置されていたという鎖はすべて撤去されています。

 

 

それでも、しっかりしたホールドが豊富なので、見た目ほど恐ろしくはありません。

 

しばらくは急な壁ですが、しばらく登ると傾斜が緩んできます。

 

 

振り返れば先ほど登った東岳。

 

 

灌木帯を抜けると山頂手前のピークに出ました。

立札が頂上のしるし

 

 

両側切れ落ちた岩稜をたどっていく。

 

 

 

・・・と、ほどなく頂上に出ました。

 

 

 

ここも素晴らしい展望台です。

これからたどる稜線の道、細かいアップダウンが続いているようです。

 

 

北側には西上州の山々、

よく見ると小さく白い山が頭を出しています。

浅間山でしょう。

 

 

 

足元はすっぱりと切れ落ちています。

股峠ですれ違ったクライマーたち、今頃この下を登っているのでしょうか。

 

 

何はともあれ、昼食。

冬の定番カレーヌードル

 

 

周囲を見渡していると、バタバタとエンジン音が近づいてくる。

ヘリコプターが飛んできました。

 

 

見上げていると、こちらに近づいてきて山頂上空でホバリング、

ヘリには「埼玉県」と大きく書かれていたので、県警のヘリでしょうか。

こちらに向かって拡声器で何か話していますが、

プロペラの音が大きくてまったく聞き取れません。

何か警察に注意されるようなことをしただろうかと胸に手を当ててみましたが

思い当たることもなく。

そのうち山頂の周りを二回りほどして遠ざかっていきました。

きっと、「気を付けて歩いてくださいね」と言っていたのだろうと解釈して先に進みます。

 

ここからは稜線がさらに狭まります。

 

 

先行している人が見えました。あそこを歩いていくんですね・・・

 

 

 歩き始めてみると、ここもルートはしっかりしていますので、

見た目ほどのことはありません。

ただうっかりつまづいたりしたらやばいので、慎重に歩みを進めます。

 

 

振り返ると先ほどの西岳山頂。

こうしてみるとドロミテの岩峰群みたい、というのはさすがに言い過ぎか・・・

 

 

うねる稜線をたどると、西岳の陰にかくれていた東岳も見えました。

 

 

石灰岩の岩は、でこぼこに風化して不思議な造形を作っています。

 

 

西岳岩稜の端まで来ました。

 

 

ここに来たブロガーの方は皆さんコメントされてますが、

叶山の痛々しい姿です。

 

とはいえ、自分もセメントに囲まれた都市生活の恩恵を受けている者、

ちょっと複雑な心境。

 

ここから下りに入ります。

しばらくすると、5mほどの鎖場。

 

 

ここを降りると森の中へ

 

 

しばらく急斜面をジグザグ降りていくと

伐採された尾根道に出ました。

 

 

左に開けた明るい道を進んでいくと

うしろに先ほど歩いてきた岩稜が望めました。

 

 

進むにつれて二子山の全様が見渡せるようになります。

素晴らしい景色です。

 

 

両神山を前に見ながら進む。

何とも気持ちの良い山道です。

 

 

森の入り口に標識が立ってました。

ここが二子山を眺める最後のスポット。

コーヒーを入れて一服。

 

 

今日歩いてきたコースを振り返る。

天気も良く、風もなく、いい山歩きができました。

 

 

あとは落ち葉の降り積もる尾根道を坂本に向かって下りていくだけ。

 

 

ガサゴソと音を立てながら、足取りも軽い冬の山道

 

 

国道に出ました。

木の枝越しにまた二子山が見えました。

 

あとは舗装道路をちょっと歩けば、駐車スペースに戻れます。

12月にしては穏やかな一日、今日も静かな山旅を楽しみました。

 

おしまい

 


二子山 2012年12月 東岳編

2012-12-24 20:59:14 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年12月22日

奥秩父、両神山の向かいにそびえる二子山に登ってきました。

奥秩父の北から西上州にかけては、

個性的な岩のピークを持った山がたくさんありますが、この二子山も石灰岩の岩壁に囲まれた

なかなか風格のある山です。

 

日曜日の朝、車で関越へ

花園から長瀞を経由して県道37号を経由して西へ向かう。

東京は曇り空でしたが、埼玉に入ると次第に青空が広がりました。

前日の雨で路面の凍結を心配していたのですがそんなこともなく

穏やかないい日和になりました。

坂本の集落を過ぎて、登山口のちょっと先にある駐車スペース、私が5台目でほぼいっぱい。

支度をして歩き始める。

 

 

背後には両神山の稜線

スッキリ晴れた空が気持ち良い。

 

 

始め杉林、すぐに枯葉の積もった沢沿いの道。

二子山の岩が頭を出しています。

 

 

しばらくはこんな感じの荒れた沢をあるく。

目印のテープがたくさんついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

再び杉林の中へ

股峠まではぐいぐいと急斜面の道を登る。

 

 

汗かきの自分ですが、気温が低く額に汗がにじむ程度。

気持ちよく高度を稼いでいきます。

 

 

再び落葉樹の森

枯葉をがさがさと踏みしめながら登っていきます。

 

もうひと頑張りでローソク岩への道を分けると股峠の鞍部が見えてきました。

この峠には反対側から登る道もあり、そちらからは10分程度と近いようです。

クライミングギアでいっぱいになったザックを背負ったパーティーが

何組も登ってきました。

 

 

左は西岳・・・あとでね

 

 

右手には木陰に東だけのシルエット

まずはこちらから取り掛かります。

 

 

登るにつれて険しくなり、岩が露出してきます。

 

 

ガイドなどで、要注意とされている岩場のトラバースですが、

ステップの金具も打ち込んであり、技術的に難しいことはありません。

 

 

さらにスリングをかけた岩などがあり、よじ登っていくと展望の良い場所があります。

向かいににょっきりと西岳

なかなか迫力あります。

 

 

前方には東岳のピークが見えています。

狭い岩場の稜線をたどって進みます。

 

 

山頂に到着!

 

 

ここまでの細い稜線から変わって

ここはちょっとした広場になっています。

 

 

展望は素晴らしい。

西側には西岳、遠くに御座山、その先には八ヶ岳らしき白い山も見えました。

 

 

 

 

両神山は逆光ですが八丁尾根のギザギザもよく見えます。

 

 

さて一服したのち、股峠へと来た道を戻ります。

 

西岳編へ続きます。

 

 

 


二子山 2012年12月 速報

2012-12-24 06:42:00 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

 

ここしばらく、頭が仕事+宴会モードになっていまして

すっかりブログが御留守でした。

 

 

2012年12月22日

二子山に行ってきました。

鳥ノ胸に行ってから2週間ぶりではありますが、

なんだかものすごく久しぶりに山を歩いたような感じ。

思いのほか暖かく、風もない穏やかな登山日和、

怪異な岩峰を渡り歩く、楽しい山旅になりました。

 

 

 

 

 

 

 

今日はお墓参りとクリスマスイブというアンバランスなイベント。

明日は最後の忘年会、28日が納会、振り返る間もなく2012年も終わりに近づいています。

年末は雪山で過ごす予定。

 

続きは今日中にかけるかな。


鳥ノ胸山(トンノムネヤマ) 2012年12月

2012-12-09 21:58:52 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

NHKの竹内洋岳さんの特集を見ながら書いています。

 

 

12月に入って、そろそろ雪山など登ってみようかという頃です。

私にとっては馴染みの中央高速沿線の山々ですが

先週発生した笹子トンネルの事故は衝撃的でした。

もう数えきれないほどくぐったあのトンネル

まさか天井が崩れ落ちるとは

・・・

さて当初考えていた予定を変更

今日は大月よりも手前の山に行きました。

道志の鳥ノ胸山、富士山の展望を期待しての小さな山旅です。

 

早朝の中央高速を走り、相模湖ICで降りて県道76号から道志みちの国道413号へ

谷間の道をしばらく走って道の駅「どうし」に車を止めます。

 

 

天気は今のところ快晴ですが、強い寒気の流れ込む冬型

中央高速から見る富士山は雲か地吹雪か白い煙をまとっていました。

 

道の駅から道志川を渡り、次の橋は渡らずに手前を左に入ります。

 

 

 谷を挟んで反対側には今倉山

 

 

しばらく林道を歩き、いよいよ山道に入ります。

 

 

霜柱をざくざく踏みしめながらの行程。

さすがに空気がひんやりしてますが、

すぐに暑くなるだろうと思い、ここでヤッケを脱ぐ。

なにせ汗かきなもので・・・

 

 

 

杉林の中をぐいぐい登ってゆきます。

 

 

周囲にはたくさんの巣箱が設置されていました。

春にはたくさんの小鳥が集まるのでしょうか・・・

 

 

しばらくすると広葉樹の森になりました。

すでに葉はほとんど落ちて明るい山道です。

 

 

そして再び杉の森へ

交互に明るい森と暗い森が現れる。

 

 

 

 

道の駅から山頂までは標高差500m程度。

急坂が続くこともあり、着々と高度を稼いでいきます。

 

 

 

斜面の途中から振り返ると富士山の姿。

見るからにすさまじい風が吹いているのでしょう。

 

ひと頑張りで主稜線

やっぱり風が冷たい。

 

ここから尾根上を一段登るとあっけなく山頂。

ここで初めて人に出会う。

先行していたご夫婦に追い付きました。

 

かわいい標識がありました。

 

山梨百名山の標識の向こうに富士の姿。

 

 

西高東低の冬型、富士山頂の周囲には強風が吹き荒れているようです。

 

 

再び上着を着て、コーヒーを入れる。

熱い飲み物が体に染み渡ります。

 

三つ峠のあたりも風にかすんで見えます。

 

 

 さて一服して山頂を離れます。

 

 

下りも急角度

 

 

雲がだいぶ増えてきたけれど、まだ青空ものぞいている。

 

 しばらくして振り返ると鳥ノ胸山の双耳峰が見えました。

 

 

冬枯れの気持ちの良い道

でも太陽が雲に隠れて景色が寒々としてきました。

 

 

雑木ノ頭の標識

ここから畔ヶ丸に続く道を分けて、今日は道志の森キャンプ場へ降りる道をたどる。

 

足早に尾根道を下って行き、キャンプ場の奥にある登山口に到着。

 

降りたところはオートキャンプ場

この寒さにもかかわらず、人工池の周りにテントがいくつも張ってありました。

 

 

あとは舗装道路を、道の駅に向かって進む。

 

全部で3時間ほどの道のり

小さくお手軽な山ですが

富士山を正面に見る展望と

静かで落ち着いた雰囲気のなかなかいい山でした。

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 


下仁田の御岳山(兄倉) 2012年12月

2012-12-08 18:59:04 | 上信越地方の山

先週は忘年会、出張と夜の部が多く、

間があいてしまいましたが鹿岳の続きで・・・

 

2012年12月1日

鹿岳から下って、先ほどまでの吹雪をもたらした雲は去って行き青空が広がりだしました。

時刻も12時前とまだまだ余裕。

 

せっかくだから簡単に登れて展望の良さそうなところはないかと地図を見ると

下仁田の町の南に御岳山という小さな山が有り、

妙義、浅間、榛名等好展望と書いてある。

まずは道の駅で腹ごしらえしてから車を走らせ

麓のほたる山公園に。

ご覧の通りの小さな山です。

 

駐車場からも妙義山が見えています。

 

 

公園の管理事務所。冬の間は休業とのこと。

 

 

御嶽山の登り口

 

 

 

鳥居をくぐりお社の前を過ぎると、いきなり急な登りになります。

 

とにかく小さな山ですが山頂近くまでぐいぐいと急坂

落ち葉を踏みながら登っていく

 

木々の間から浅間山が見えてきました。

 

 

 

途中いくつかの石像が置かれています。

ここも名前の通り信仰の山なんですね。

 

 

 

 

20分も歩くと道はなだらかになり山頂へ

 

 

あっけなく到着です。

 

先客が3名。

東京からいらしたというパーティー

稲含山に登ろうとしたが、雪が降ってきたので行き先をこちらに変更したそう。

西上州の山はほとんど登ったとおっしゃってましたので

いろいろ教えてもらいました。

 

山頂は一部木の陰になっているものの

妙義、榛名が見渡せました。

 

 

 

山頂でコーヒーを一杯飲み下り始めます。

前方には先ほど登った鹿岳のピークが見えていました。

 

 

 

再び落ち葉を踏みしめて駐車場へ

往復40分ほどの小さな山旅でした。

 

帰りに道の駅に立ち寄り

すき焼きの好きなカミサンへのお土産

下仁田ネギとシラタキを仕入れて帰りました。

 

おしまい

 


鹿岳 2012年12月 その2

2012-12-03 23:22:56 | 上信越地方の山

2012年12月1日

鹿岳の一ノ峰に上がったところから・・・

 

 

登ってきたルートで、一ノ岳、二ノ岳の間のコルに戻る。

下から二組ほどのパーティーが上がってきました。

先ほど二ノ岳で出会ったベテランさんたちは、そのまま下ったみたいです。

相変わらず天気はぐずついていますが、大きく崩れることはないだろうということで

マメガタ峠まで歩いてゆきます。

 

一ノ岳の岩峰を巻くようにトラバースする道。

左は急峻な斜面、張られたロープにそって慎重に進んでいく。

 

 

ピークの下、見上げれば覆いかぶさるような岩壁。

 

 

こんな感じ

 

 

この巻き道が終わったあとは尾根に沿ってぐんぐん下っていきます。

落ち葉で埋まるような道、ガサゴソと踏み分けていく。

 

 

マメガタ峠のほうから登ってくる人も多いようです。

下ってみて分かったのですが、大久保の集落のほうに

数台止まれるきちんとした駐車スペースがありました。

 

しばらく下って振り返ると、ガスの切れ間からうっすらと一ノ岳が見えました。

晴れてくっきり見えていれば、結構な迫力なんでしょうね。

 

 

上部の切り立った稜線から、このあたりまで下ると、だいぶゆったりとした地形に変わってきます。

北側の斜面には名残の紅葉

 

 

時折、突風が吹き付けてくるたびに、赤や黄色の葉がぶわっと舞い上がっています。

 

 

 

マメガタ峠はなだらかな斜面の落ち着いた雰囲気の場所でした。

ここでのんびりコーヒーを淹れ、昼食にしようと思っていたのですが・・・

 

 

急に雪が激しくなってきました。

風も強くあまり落ち着いて座っている状況ではありません。

 

 

 

 

 

ここはさっさと下ってしまおうということで南側の斜面を下り始めます。

登りに通った道に比べ、ゆったりとした道で歩きやすい。

 

 

杉林に入ってしまえば、もう吹雪は気になりません。

 

 

とっとこ下っていくと沢を横切り、緩やかな道になりました。

 

 

そして間もなく山間の開けた畑の斜面へ

 

 

 

寒々とした風景ですが、初冬に似つかわしい季節感かもしれません。

 

 

・・・かと思うと、まだ秋の名残、色鮮やかなカエデの木があったりして

 

 

たくさんの蝶々が一斉に舞い上がったような華やかさ

風に揺れる姿もあでやかです。

 

 

 

 

 

最後はいくつかの小滝を抱えた沢沿いの道。

ここもちょっとした沢遊びには良いかもしれません。

 

 

そうこうしていると、空が明るくなってきました。

前線が通り過ぎたのでしょうか。急速に天気が回復しつつあります。

 

 

 

集落に降りてきたあたりの登山口の標識

 

 

こんな看板がありました。

ここは地元の方の生活の場、それでもここを訪れる登山者のために

気を使っていただいてます。

我々も地元の方の迷惑にならないよう気を配りながら山を楽しみたいものです。

 

 

こじんまりとした集落、昔ながらの素朴な雰囲気がとても好ましい。

 

 

車道に戻るころにはすっかり晴れ間がでていました。

この天気、二ノ岳のピークでほしかったな~。

 

降りてきたのはまだお昼前。

食事をとらずに降りてきたので腹ペコです。

時間もまだ早いし、食事が終わったら・・・もう一つ行って見るかな、ということで、

続く・・・

 

 

 

 


鹿岳 2012年12月 その1

2012-12-02 17:31:25 | 上信越地方の山

2012年12月1日

 

かねて気になっていた西城州の山に登ってみました。

鹿岳(かなだけ)です。

上の写真右手の岩峰が一ノ岳、その奥が二ノ岳です。

 

 

この地域にはあまりなじみがなく、登ったのは妙義山と荒船山ぐらいか。

ユニークな形の岩峰が多い西上州の山々、この鹿岳も写真で見てなんだか面白そうな形に魅かれました。

 

土曜日の朝、車を走らせて下仁田へ。

ICをおりてネギ畑の道を走っていると先方にそれらしきものが見えてきました。

 

右の二つの岩のピークが鹿岳、左の山は四ツ又山です。

さらに登山口目指して走って行ったのですが

途中道を間違えて30分のロス

それでも何とか高原の集落手前にある駐車スペースにたどり着きました。

 

 

 

駐車した場所から車道を歩いて数分、

登山口の看板で山道に入ると直ぐに急な登りが始まる。

 

 

一ノ岳、二ノ岳の間のコルまで、標高差500mを一気に突き上げる道。

ぐいぐいと高度を稼いでいくと、低い気温にもかかわらず汗ばんできます。

 

 

しばらく杉の暗い森でしたが前方に青空が見えてくる。

その中に浮かぶ影、迫力ある岩峰は一ノ岳のピークです。

 

 

そしてこちらは二ノ岳

 

 

杉の森を通り抜けてすっかり葉を落とした広葉樹の間をさらに登っていく。

 

 

青空ですが、周囲に雲がわいてきました。

今日の予報は朝は晴れ、午前中一旦崩れて、午後は再び晴れ。

頂上に上がるまで天気はもつでしょうか。

コルへの最後ののぼりはロープ、鎖のかかった岩場。

さほど難しいところではありません。

 

 

稜線に上がりました。

人ひとり分の幅で、左右は切れ落ちています。

 

 

 

まずは二ノ岳へ

俄かに雲が濃くなってきました。

 

 

木のはしごをつたって、鎖場に架かるころ

白いものがちらつきだす。

まさかと思いましたが雪が降り出しました。

コルに上がって冷たい風も吹きつけてきます。

 

 

 

鎖場をこえたところで山頂から降りてきた年配の方のパーティ7名。

休憩していたものの、天候の急変を見てさっさと降りることにしたようです。

 

岩場に上がると展望が開けます。

・・・が雲の流れが速く周囲の山々も見え隠れしています。

妙義山、こんな天候では一層迫力を増しています。

 

下仁田の方向

 

 

山頂に到着しました。

 

小さな霰がぱらぱらと吹き付けています。

さすがに寒い!展望の良い場所ですがあまり長居出来る天気ではありません。

 

 

 

画面に浮かぶ白いポツポツは雪の粒です。

 

 

早々に降りてコルに戻り、今度は一ノ岳に向かいます。

麓から見た姿も迫力でしたが、

二ノ岳のほうから見ても、左右がすっぱり切れ落ちた岩の塔は個性的な形。

 

 

 

一ノ岳の取つき部分、小さな梯子からスタート

 

 

 

こちらも急な登りですが、足場はしっかりしております。

 

見た目ほどのことはなく、すぐにピークにつきました。

 

一旦雪はやんでいますが、雲の流れに日の光も射しては消え。

 

 

 

先ほど登った二ノ岳

 

 

その向こうの山の影、右側にすっぱり切れ落ちた黒いテーブル上の山は

荒船山の艫岩のあたりでしょう。

 

 

ただでさえ地味な印象の西上州の山ですが、

曇り空の下、冬枯れで彩度の落ちた風景はいかにも渋い印象です。

 

続きます。

 

 


晩秋から冬へ

2012-12-01 20:33:01 | 上信越地方の山

2012年12月1日

師走を迎えた日、寒気が流れ込んだ関東地方

めまぐるしく空模様が変わる中、久しぶりに西上州の山を歩いてきました。

 

 

 

 

スタートは青空

 

 

登るにつれて雲がわき灰色の世界

 

 

 

名残の紅葉も、風に散り舞う

 

 

そして昼過ぎには再び青空が広がってきました。

 

 

詳細はまた