2012年11月23日
島根最終日は出雲大社にお参りに行きました。
松江から一畑電鉄の駅「松江しんじ湖温泉」へ
途中宍道湖畔に出るところ、川べりにたっていたのは國暉酒造
初日に松江の居酒屋で飲んだお酒を造っているところでした。
一畑電鉄、私は見ていないのですが
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」という映画の舞台になったところ。
映画で主人公が運転する設定になっているデハニ50型という車両も
のちほど出雲大社前駅で見ることができました。
今回乗ったのはこちら、むかし南海電鉄で使っていた車両だそう。
私は特に「鉄」ではありませんが、レトロな車両って趣があっていいですね。
宍道湖を眺めながら一時間ほど、途中一度乗り換えて
出雲大社前の駅に到着
駅前の道を北に向かって歩いていくと間もなく木の鳥居
わきには「神在祭」、「神迎祭」との立札
今晩、神在月にあたって全国の神様をお迎えする神事があるようです。
鳥居をくぐって坂道を下ってゆきます。
土俵がありました。
出雲は相撲の始祖、野見宿祢の伝承の残るところ。
またかつて松江藩のお抱え力士となった雷電も出雲大社で相撲を取ったようで。
参道わきの木々も色づいて華やか
今日は神事が始まるとあって、白装束の神官の方があちこちで活動中。
大国主命の像がありました。
もちろん傍らにはウサギさん
手水舎で手を清めて御仮殿へ
平成の大遷宮で来年本宮にお移りになるまでは、ここに祀られているそうです。
今は本殿は修造中とのことで外から眺めるだけ
東十九社、全国から集まった神様がここに泊まるのだそうです。
一旦出て、神楽殿へむかう
ここには大きなしめ縄があります。
迫力ある大きさ
どうやって綯うのでしょうか
さざれ石がありました
小さな礫が融着した状態
巌となって苔がむすのはまだまだ遥か先のようです。
さて、もう少し時間にゆとりがあるので
出雲大社脇の歴史博物館によってみました。
出雲大社の本殿は、かつては木造建築とは思えない高さだったという。
その規模はいろいろ学説があって定まっていないようですが
その中で一番規模が大きい説に従って作った模型がこれです。
階段の途中の人形と比較するとなんとなく規模が想像できるかと。
ほかにも銅鐸や銅剣、卑弥呼の鏡といわれているものなど
博物館内は一部を除いて撮影もできますし、
あちこちに学芸員の方がいて丁寧に説明してくださいます。
・・・
気が付くとお昼近く
帰りの電車に乗る前にぜんざいを食べようと思っていたけれど
時間切れになってしまったのは残念。
出雲の歴史に触れ、古代の空気を吸ったようなひととき
いい旅ができました。
(もちろんちゃんと仕事もしましたよ)
おしまい