ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

出雲大社

2012-11-25 22:30:46 | その他

2012年11月23日

島根最終日は出雲大社にお参りに行きました。

松江から一畑電鉄の駅「松江しんじ湖温泉」へ

途中宍道湖畔に出るところ、川べりにたっていたのは國暉酒造

初日に松江の居酒屋で飲んだお酒を造っているところでした。

 

 

一畑電鉄、私は見ていないのですが

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」という映画の舞台になったところ。

映画で主人公が運転する設定になっているデハニ50型という車両も

のちほど出雲大社前駅で見ることができました。


今回乗ったのはこちら、むかし南海電鉄で使っていた車両だそう。

私は特に「鉄」ではありませんが、レトロな車両って趣があっていいですね。



 

宍道湖を眺めながら一時間ほど、途中一度乗り換えて

出雲大社前の駅に到着

 

 

駅前の道を北に向かって歩いていくと間もなく木の鳥居

わきには「神在祭」、「神迎祭」との立札

今晩、神在月にあたって全国の神様をお迎えする神事があるようです。

 

 

 

鳥居をくぐって坂道を下ってゆきます。

 

土俵がありました。

出雲は相撲の始祖、野見宿祢の伝承の残るところ。

またかつて松江藩のお抱え力士となった雷電も出雲大社で相撲を取ったようで。



参道わきの木々も色づいて華やか



今日は神事が始まるとあって、白装束の神官の方があちこちで活動中。



大国主命の像がありました。

もちろん傍らにはウサギさん




手水舎で手を清めて御仮殿へ

 

 

 

平成の大遷宮で来年本宮にお移りになるまでは、ここに祀られているそうです。

今は本殿は修造中とのことで外から眺めるだけ

 

 

 

 

東十九社、全国から集まった神様がここに泊まるのだそうです。

 

 

 

一旦出て、神楽殿へむかう

 

ここには大きなしめ縄があります。

 

 

迫力ある大きさ

どうやって綯うのでしょうか

 

さざれ石がありました

小さな礫が融着した状態

巌となって苔がむすのはまだまだ遥か先のようです。

 

 

さて、もう少し時間にゆとりがあるので

出雲大社脇の歴史博物館によってみました。

 

 

出雲大社の本殿は、かつては木造建築とは思えない高さだったという。

その規模はいろいろ学説があって定まっていないようですが

その中で一番規模が大きい説に従って作った模型がこれです。

階段の途中の人形と比較するとなんとなく規模が想像できるかと。

 

ほかにも銅鐸や銅剣、卑弥呼の鏡といわれているものなど

博物館内は一部を除いて撮影もできますし、

あちこちに学芸員の方がいて丁寧に説明してくださいます。

 

 

 

 

・・・

気が付くとお昼近く

帰りの電車に乗る前にぜんざいを食べようと思っていたけれど

時間切れになってしまったのは残念。

 

出雲の歴史に触れ、古代の空気を吸ったようなひととき

いい旅ができました。

 

(もちろんちゃんと仕事もしましたよ)

 

おしまい

 

 


宍道湖 2012年11月

2012-11-24 21:23:04 | その他

2012年11月22日

松江の街をぶらついて、日も傾いたころ

宍道湖の夕陽を見に行きました。

 

宍道湖の岸沿いに続く道、

散歩、ジョギング、それぞれに秋の夕暮れ時を楽しむ姿

 

 

 

コンクリートで固められた護岸は味気ないものの

東京の〇〇川の岸が、ゴミだらけなのに比べればとてもきれい。

 

 

湖に沿って続くビル群にも夕陽があたってほのかに色づいてきました。

 

 

水鳥の種類も数も多く、生態系の豊かさを感じます。

 

 

水辺に沿って県立の美術館前まで南に歩いてゆきました。

このあたりが夕陽を見る格好のスポットとなっているようです。

 

 

 

水辺にはその時を待つ人たちが次第に集まってきました。

二人ならんで静かに西の方向を見つめているカップル

三脚を立てて、カメラの設定に気を使っているアマチュアカメラマンたち

小さな子供さんを連れた家族

・・・

 

ここから見る夕陽、ちょうどいい具合に島があってアクセントになっています。

 

 

 

湖には夕陽を眺めるための遊覧船も出ていました。

 

 

 

じわじわと沈んでいく夕日に繰り返しシャッターを押していました。

 

 

 

たそがれ時、夕焼けの余韻を味わいながら帰路につく人々

 

 

まだ5時台ですが、あとはもう飲んで食べるしかありません。

 

 

出雲はお酒の発祥の地でもあるそう。

地元のお酒をいくつかあじわう。

 

こちらは辛口を冷で

 

 

そして熱燗

 

 

とっぷりと暮れた川岸の道、ホテルへと歩いて帰りました。

 

 

・・・

 

翌朝、三連休の初日、せっかく来た島根の地、

出雲大社にお参りしてから帰ろう。

松江の駅から松江しんじ湖温泉の一畑鉄道の駅へ

この日は雨の予報でしたが、午前中は何とか持ちこたえそうです。

 

宍道湖河口に出ると

おびただしい数の小さな船が湖へ

 

 

何やら沖を見つめる鷺

 

 

 

しじみをとっているようです。

 

 

湖の岸辺には小泉八雲の碑

 

 

 

耳なし芳一の像

 

苦悩の表情が銅像にも刻み込まれています。

 

 

 

ということで出雲大社へ

 

 

 


松江 2012年11月

2012-11-24 11:03:19 | その他

2012年11月22日

松江での仕事二日目、とあるイベントに参加していたのですが

主催者の配慮によりお昼過ぎには終了。せっかくですので松江の街に出てみました。

街中も、周囲の山々も紅葉していて、歴史ある落ち着いた街のたたずまいに

彩りを添えていました。

 

 

宿泊先は松江の駅の近くですが、お城のある中心街からは離れています。

集会バスなども走っていますが、ぶらりと歩いてみました。

 

 

途中立ち寄った蕎麦屋で遅めの昼食。

ちょうど中にいたグループが食べ終わって出たところ

お客は私ひとり。

 

シジミごはんと割りこ蕎麦

 

 

ビル街を歩いていると松江城が見えてきた。

 

 

 

橋を渡って場内の公園、

赤や黄色がいい感じ

 

 

本丸に登っていく、

風格のある立派な天守閣です。

 

 

 

関ヶ原の後、堀尾吉晴がここに築城したという。

現存する十二天守閣のうちの一つだそう。

 

黒板で囲まれたきりりと精悍な雰囲気です。

 

 

天守閣の上からは四方に素晴らしい展望。

 

 

 

お堀に囲まれた松江の街のようす。

 

 


東側遠方に白い影



大山です!

少しかすんでいますが雪をかぶった姿は堂々たるもの

ちょっと感激してしまった。

三連休天気が良いなら、山道具もって大山まで行こうかなんてちらりと目論んだのですが

今回はあきらめました。いつかぜひ!

 

天守の周りをぐるり

見事なカエデの木がありました。

 

 

お侍に模した案内の方

 

 

 

 

お堀をたどって松江市内をめぐる船

 

 

 

松江の街、全体に小ざっぱりとしてとてもきれいな印象。

連休前の平日だったからかもしれないけど

観光地ではあるけれど落ち着きがあって

あるいていて、のーんびりした気分になれた。

 

日が傾いてきたので、夕陽を見に宍道湖へ向かいます。

 

 


空から

2012-11-22 19:44:54 | 航空写真

2012年11月21日

今朝羽田を出まして、松江のホテルにいます。仕事で山陰は初めて。

 

今日は関東中部地方は、穏やかに晴れて上空から見る初冬の山々が見事。

まずは離陸してまもなく目に入った日光の山々。

ベルト着用サインが消えるのを待って直ぐにカメラを取り出す。

奥白根、男体山のてっぺん辺りが雪をかぶっています。

 

 

まもなく秩父上、中央が武甲山です。

 

 

そして奥多摩上空

オフ会の記憶も新しい雲取山、

小さく雲取山荘の赤い屋根も見えています。

 

 

主翼の向こうに北アルプス。

中央が剣立山、右側に鹿島槍やら白馬やら

左のどっしりした山は薬師岳でしょうか。

 

奥秩父上空、左上端の岩場が乾徳山です。

 

そしてわずかに雪が積もった金峰山

左に瑞垣山の岩峰

 

 

浅間山

 

 

八ヶ岳もいい感じで雪をまとっています。

 

 

南アルプス上空

この8月に歩いた早川尾根・アサヨ峰、そして甲斐駒ヶ岳、鋸岳

なつかしや・・・

さらに西に進んで中央アルプス

右下が越百山、南駒ヶ岳や空木岳、秋の紅葉がすばらしかった。

さらに檜尾岳から宝剣、木曽駒まで

 

手前に大きく木曾御嶽山、どっしりと根を張った立派な山です。

その奥には乗鞍岳、そして北アルプス連峰が立ち並ぶ。

今日はこのあたりの山、どこに登ってもすばらしい展望でしょうね。

 

さらに西から北アルプス

 

白山・・・と一口に言うけれど、これも立派な連峰をなしています。

 

米子空港に到着、そして松江へ

お昼はお蕎麦

 

そして仕事を終えての一杯

松江の駅の近くの居酒屋を適当に選んで入ってみました。

 

カウンターで飲んでいると

お隣にすわっていた地元の年配のご夫婦に声を掛けられてしばし話し込む。

かなりのお歳と伺いましたが矍鑠としたもの、

話の勢いでお酒をご馳走になったり、お料理を分けていただいたり

なんだかご馳走になってしまった。

これもまた旅の醍醐味。

 

明日もここでお仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


高尾山から景信山、杉沢の頭、八王子城址 その2

2012-11-14 22:52:30 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年11月10日

景信山からの続き

好天の休日を楽しむ人でにぎわう山頂の茶店前で、のんびりビールを飲んだ後

東に降りる尾根道に向かいます。

 

 

小下沢分岐で小仏のバス停に降りる道を分け、

さらに尾根沿いに進んでゆきます。

 

 

 

ここまでは山道とはいえ幅の広い整備された道でしたが

この先は道は明瞭ですがぐっと細くなります。

さきほどまでのにぎわいをよそに周囲の人影もない

静かな山道になりました。

 

 

倒木をまたぐように東尾根のコルに降りると

道が急角度で西北西に折れ曲がり

小下沢にそって斜面をトラバースする道に入ります。

 

 

しばらく進むと前方からやってくる10名ほどのパーティーとすれ違う。

読図の講習会でしょうか、ガイドの方が地形を説明するのを聞きながら

皆さん熱心に地図を見ています。

高尾の山域は低山とはいえ複雑で険しい地形、こうした地図の講習会をするには

良いフィールドかもしれません。

 

 

時折、森が途切れた隙間から谷間の向こうに都心が望めます。

 

 

このあたりでヘルメットをかぶった人たちが多数山の斜面で作業中。

あとでネットで調べて知ったのですが、日本山岳会高尾森づくりの会の活動のようです。

手入れが行き届かなくなった杉の森を健全に保つためのボランティア活動をされているとのこと。

さらに先に進むと沢に向かって道は下りてゆきます。

小下沢の源頭部に出ました。

 

 

沢に沿って道が続いています。

 

 

 

やがて道が開け沢を渡る橋に出ました。

 

 

この手前に水場があります。

 

 

そしてキャンプ場の跡地

 

車が数台止まっていました。

ここは先ほどの森づくりの会の方々の拠点となっているようです。

広場の傍らに作業小屋がありました。

 

さて、沢に降りた後ここから北高尾山稜に登り返します。

 

 

杉の森の急斜面につけられたジグザグのみちを標高差にして200mほど登る。

 

 

 

稜線近くの道、倒木が数か所。

 

 

 

峠のあたりを走る林道に出ました。

 

 

ここから稜線沿いの山道に入ります。

 

 

けっして展望の良いコースではなく、周囲の風景も地味ですが

とても静かな領域です。

 

 

ところどころにピークの標石とベンチ

 

 

高ドッケにむかって小さなアップダウンが続きます。

 

 

相変わらず天気は良好、気分も良好

たださすがに足に疲労がたまってきた感じ

 

 

高ドッケを超えてなおも進む

 

 

青空が気分いいなぁ

 

 

そして間もなく杉沢の頭へ

 

それを超えると富士見台に出ます。

 

 

おもったほど展望の開けたところではなかったけれど、

木々の間から確かに富士が見えました。

 

せっかくですのでコーヒーを入れて小休止

 

 

ここで道が二つに分かれます。

一つは稜線沿いを伝って、高尾に向かうコース

もう一つは八王子城に裏から入るコースです。

 

今回は八王子城への道をたどる。

森の中を降りて行って、稜線の岩が削られて切り通しになっているところ

 

ここに八王子城最奥の天守跡がありました。

 

 

なおも尾根をたどると

 

 

前方に西日に輝くピーク・・・八王子城の本丸あたり

 

 

 

 

 

 こんな山の斜面に井戸がありました。

ポンプはもちろん近代のものですが、古くからある井戸らしい。

山城では貴重な水源だったのでしょうね。

ポンプを押すとちゃんと水が出てきました。

 

 

この先で久しぶりに人の声が響く。

お城の大手から登ってきた人がちらほら現れます。

 曲輪にでました。神社の建物がひっそり立っています。

 

 

 

 

あまり予備知識なしに来たのですが、思った以上に大規模な山城。

秀吉の小田原征伐の際、北条氏照の城代横地監物の守りに対し、上杉、前田、真田の軍が攻めかかり大合戦になったところ。守備側もよく戦ったようですが、さすがの堅城も豊臣側の大軍の前に一日で落ちたとのこと。

二の丸から降りる道、途中に関東平野を一望できる展望台がありました。

 

 

秋の午後、西に傾いた日に照らされて

東京の街並みがくっきりと見えていました。

 

 

こちらは房総の山を背後に横浜方面、ランドマークタワーがひときわ高く。

 

景信山ではかすんで見えなかった筑波山が再び姿を現しました。

 

そして都心方面

朝の風景に比べ、ビル街やスカイツリーがより細かく写っていました。

 

 

少し南側に目を向けると

東京タワーも見えています。

 

急な石段を降りていくと最後は堀に架かった橋をわたって道路に出ました。

 

 

 

お城の前に八王子城の歴史を案内する施設があります。

 

 

さて、ここから霊園前まで30分程度と歩き始めたところ目に入ったバス停、

 休日に限りここから高尾までバスが出ているようです。

これ幸いと停留所の前で待つこと10分あまり。

たどり着いた高尾の駅前で

 

 

前半のにぎやかな高尾山、後半の静かな北高尾山稜

天気に恵まれた、さわやかな秋の一日でした。

 

 

おしまい

 


高尾山から景信山、杉沢の頭、八王子城址 その1

2012-11-12 21:00:23 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年11月3日

土曜日に入っていた用事がキャンセルになり、天気は快晴の予報

こんな時気軽に出かけられるのは高尾周辺の山。

ただ今回は目先を変えて景信山から北高尾山稜を通って八王子城へのルートを歩いてみました。

前半の高尾山~景信山はさすがに賑やかでしたが

後半は地味なルート、静かな山旅になりました。

 

まずはいつもの高尾山口

山麓の紅葉も進んできたようで、狙い通りの青空に映える。

 

今日は展望期待で稲荷山を経由します。

 

 

尾根道を歩く人たち、皆さんマイペースで人の密度に濃淡あれど

常に前後に人影があるという状況。

いつもはあいさつを交わしながらの山道も、

これだけ人が多いと声をかけにくい雰囲気になります。

 

 

すぐに稲荷山の展望台

都心方面に開けています。

新宿のビル街、スカイツリーの影

 

 

朝とあって、逆光気味に浮かんでいます。

 

うっすらと筑波山

 

 

さらに整備された道を進んでいく

 

 

頂上直下の階段を登って

 

 

西側がぱっと開ける

 

 

ちょうど良い加減に雪をかぶった富士山がくっきりと

 

周りにいる人々も口々に富士山の素晴らしさをたたえています。

たれが見ても印象的な姿。

でもここからの富士山はなかなか写真の構図が難しい。

左の大室山が大きくて富士山の迫力をそいでしまう感じ。

富士だけアップ

 

 

左手には蛭ヶ岳を筆頭にずらりと並ぶ丹沢山塊

こちらは雪の季節はもう少し先

 

 

丹沢の主脈からはちょっと離れて

独立峰のごとくそびえる大山

先日登ったばかりで記憶も新鮮

あちらにも今日はたくさんの登山者が向かっていることでしょうね。

 

 

木を大きめに入れてみました。

 

 

 

山頂のカエデも赤く色づいていました。

 

 

さて足を進めてもみじ台から一丁平へ

 

 

このあたり木のベンチが点在しております。

ピクニック気分を楽しむ人たち、

まだ人は多いですが、高尾山頂付近に比べれば落ち着いた雰囲気です。

 

 

一丁平の展望台

 

三つ峠方面

 

 

さらに城山へ

道端にまだリンドウの花が残っていました。

 

まもなく城山

 

 

おなじみの天狗さん

 

ここからも関東平野が一望に見渡せます。

 

都心方面をアップで

 

さらに拡大

日が南側に回るにつれ、新宿方面のビル群も明瞭になってきました。

 

いったん小仏峠に降りて景信山へ

 

 

景信山で早めのお昼にしました。

なめこ汁に持参のおにぎり

天気もいいし、適度に汗をかいて気持ちがよい

ビールののど越しが何とも言えません。

 

 

展望も申し分ありません。

 

 

富士山に相模湖

 

 

そして手前に城山、遠方に大山

 

ここまでは何度もおとずれた勝手知ったるところ、

ここから北に向かいます。

 

後半に続く

 

 

 

 

 

 

 

 


雲取山 2012年11月 その3

2012-11-11 09:53:59 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

遅くなりましたが、雲取山オフの続きです。

 

雲取山頂でraymariさん、ブルーロイさんと別れ、

一人、三峯口へと向かいます。

 

 

森の中を下るとすぐに見えてくる赤い屋根。

 

 

昨夜は相当な混雑だったそうですが、

今は宿泊した人たちも山頂へ、下山路へと散って行ったようで

小屋の前はベンチでくつろぐ人数名、ゆったりとした雰囲気です。

 

 

 

山荘を超えた狭い尾根上が幕営地、下のほうまでだんだんに降りていけば

そこそこの数テントが張れそうですが、小屋に近いところは森に囲まれて解放感はありません。

だいぶ小屋から離れてしまいますが、離れた尾根の上の小ピークのあたりは、

展望が開けていました。

さらに大ダワに向かって進んでゆく。

 

 

気持ちの良い青空、きょう一日好天が続くようです。

尾根の上から両神山や、浅間山がよく見えていました。

 

 

今は閉鎖されている雲取ヒュッテの跡。

 

 

男坂の道をたどってぐっと下がると大ダワの鞍部に出ます。

 

 

ここから芋ノ木ドッケをまくように尾根の西側をトラバースしていきます。

細い道を進むと木の階段や露岩をこえて登り気味に道が続きます。

鴨沢からのルートはほとんど一本調子に登りが続きますが、

三峯ルートは大小のアップダウンがあちこちにあります。

 

左手には和名倉山がどっしりと構えています。

 

 

 

芋ノ木ドッケへの鞍部をこえてさらにすすむと白岩山。

森の中のピークは展望はありませんが、登山道のわきに小さな広場があり

ベンチが置いてあります。 

小休止でご夫婦二人と、途中抜いてきた父娘のお二人が一緒になりました。

どちらも雲取山荘泊まりだったそうですが、8畳間に18人!

大変な混雑だったようです。

 

 

 

白岩山を越えてちょっと下ったところが白岩小屋

 

 

小屋の前は、下ってきたパーティー、これから上るパーティでにぎわってました。

小屋の西側に展望の良いスポットがあります。

 

まず目の前の和名倉山

 

尾根の途中は紅葉しているようで、これから先の行程が楽しみ

 

 

遠くかなたには白馬から立山あたりまで、北アルプス北部の山々がずらり並んで見えます。

うっすら雪をがぶったという感じの南アルプスと違って、

こちらはすっかり雪が深く積もっているように見えます。

 

 

 

さらに先へ、さわやかな秋の空気につつまれ快調に歩いてゆきます。

 

 

 

お清平に向かって下りてゆくと針葉樹から落葉樹へ森の様相が変わってきました。

 

 

そしてお清平

 

 

 

このあたりから、周囲が色鮮やかになってきます。

ここにきて休憩している人たちも、周囲にカメラを向けつつ景色を味わっています。

 

 

お清平から霧藻ヶ峰へ登っていく南側の斜面

 

今日は青空のもと。日の光を浴びて一枚一枚の葉がステンドグラスのように輝いています。

ピークはやや過ぎているようですが、適度に葉を落とした明るい森の中の風景が

とても印象的でした。

 

 

 

 

 

あちこちで立ち止まりながらシャッターを切りつつゆっくり登ってゆきました。

いったん暗い森に入ってから、再び開けた場所に出ます。

霧藻ヶ峰の休憩所です。

 

 

小屋の前で飲み物など販売してました。

そして目の前には再び素晴らしい展望。

だいぶ高度を下げたので浅間山は両神山に隠れかかっています。

 

 

小屋の前のベンチで、コーヒーを入れてしばしたたずんでいると、

先ほどの父娘のお二人組が追い付いてきました。

なんでも長瀞にお住いでこの三峯ルートはもう数えきれないほど登ってこられたとのこと。

お父さんは、雨が降ったときの霧藻ヶ峰の荘厳な雰囲気がすきで、

雨が降ったときにわざわざ登りに来ることもあるそう。

お二人に別れを告げて先に進みます。

 

なおも続く紅葉の森

 

馬酔木の生えた小ピークからは三峯神社の当たりが近く見えるようになってきました。

 

 

 

地蔵峠をこえて杉の林に入りますが、

このあたりの紅葉もまさに今が盛り。

 

 

 

 

たびたび立ち止まりながらも快調に下っていきます。

 

 

やがて鳥居を抜けて、神社と駐車場が近くなってきました。

 

まさに盛りの紅葉で、観光客もいっぱいです。

帰りのバスを待つ間、お店に入って一杯!!

くぅ~、五臓六腑に染み渡るぜ、と心の中で叫びながらジョッキを傾ける

 

 

そして蕎麦を手繰る

 

 

神社の前の木々も輝いていました。

 

 

舗装された歩道をバス停へ

 

 

西武秩父からはレッドアローでゆったりとくつろぎながら

車窓の秩父の山々を見渡していると

いつしかうとうとしていました。

 

 

前半の楽しいオフ会と、後半の紅葉をめでる山旅

今回もいい山行ができました。

raymariさん、ブルーロイさんありがとうございます。

 

 

おしまい

 

 


雲取山 2012年11月 その2

2012-11-08 20:50:06 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年11月3日~4日 

raymariさん、ブルーロイさんとの雲取山オフの続き

 

 

奥多摩小屋前のテント場でまったり中。

rayさんは無線交信を実演してくれました。

「CQ,CQ、・・・jio;den34;@/,]]\[@$%'#(//・・・」

何やら呪文を唱えると、見知らぬ遠くのだれかとつながる。

無線はど素人ですが、自分も技術屋ですので原理はわかっているつもり、

それでもなんだかどこかに不思議さが残る世界。

 

 

山頂からブルーロイさんが帰ってきました。

お初にお目にかかりますが気さくな笑顔にすぐにうちとけ、宴会に突入します。

ブログの写真を拝見していて、私も含め多くの人が憧れるmariさんの山ごはん

 

 

 

テント泊ではめったに新鮮な野菜を持っていくことはなく

こんなメニューはうれしい限り。

 

 

ブタブタミソミソは石割山オフ以来

 

 

はじめビール、そして焼酎のお湯割り・・・料理につられてお酒も進む。

ブルーロイさんは山を始めて3年目とのことですが、

すでに300名山の大部分を登ってしまったという健脚。

自分の行ったことのない山のお話を伺い、

見たことのない景色やルートに想像を膨らませるのも楽しいもの。

いつか自分も登ってみたいという気分がわいてきます。

 

テント場も夕暮れ時を迎えました。

 

 

夕日を真正面に浴びてたたずむrayさん

 

 

黄金色からオレンジ色に染まっていくカラマツの木

 

飛龍山の陰に夕日が沈む

 

南アルプスは薄紫色のシルエット

 

残ったつまみで焼酎を飲み干して・・・楽しい宴会はお開きとなりました。

 

 

自分のテントに戻ってシュラフに潜り込む。

足先が冷えたせいか、初めはなかなか寝付けなかったけれど

やがてうとうとと・・・

目が覚めてテントの外に顔を出してみると星空に月が昇ってきていました。

日曜日の天気は期待できそうです。

・・・・・

起きだしたのは4時半ぐらいだったか。

さすがに夜中は氷点下となって空気がキンと冷たい。

お湯を沸かしてテルモスに満たし、

残ったお湯でラーメンを作る。

やがて空が明るくなってきました。

 

夜明けの富士山、何度見てもいいものです。

 

雲一つない空にカラマツの林もきれいに浮かび上がる。

 

 

raymariさん、ブルーロイさんも身支度を済ませて集合。

皆さんは鴨沢に戻るので空身で頂上往復。

私は三峰に降りてみようということでテントも畳んでパッキング。

 

霜柱立つ山道を歩き始めました。

日が昇ってきて歩き始めれば寒さも気になりません。

朝のさわやかな空気の中、皆さんとおしゃべりしながら山頂を目指す。

 

 

さすがに昨日あれだけの登山者が入っていただけあって、夜明けを山頂で迎えたパーティーが

次々に降りてきます。

 

 

避難小屋が立つ山頂、緑色の斜面がくっきりと鮮やか。

このあたりの風景が、雲取山の魅力ですね。

 

 

月を見上げながら最後の斜面を登っていく。

 

 

 

小屋の前からの富士山

 

 

そして丹沢方面

 

 

石尾根縦走路の先、特徴ある大岳山のシルエットの向こうには東京湾の海面が輝いています。

 

 

そして遠く日光方面の山がぼんやり浮かんでいました。

 

 

山頂へ~

 

 

到着です!

さすがに山頂の看板の前は記念写真の順番待ち

 

raymariさんが昨日の登りで一緒だったというJINさんも加わって

 

山頂からみる奥秩父主脈の山々

甲武信、国師、奥千丈・・・

 

 

はるか東京方面に目を凝らすと逆光の中に

スカイツリーが見えていました。

 

 

さてそろそろ皆さんとはお別れ

楽しいオフ会をありがとうございました。

最後に再会を約して、もう一度山頂で記念撮影

 

そして三峯に向かう北側の稜線を歩き出しました。

 

続く

 


雲取山 2012年11月 その1

2012-11-05 23:46:27 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

2012年11月3日~4日

雲取山の紅葉

標高1200~1400mぐらいが見ごろでした。

 

raymariさんのお誘いを受けて、雲取山一泊二日のテント泊山行。

奥多摩小屋のテント場が集合場所です。

雲取山はこれまで何度か登っているものの、三峯口のルートは歩いたことなかった。

そこで登りはなじみの鴨沢から入り、下りは三峯神社に降りるルートを選びました。

よって電車で奥多摩駅へ向かいます。

中央線青梅行の各駅停車、こちらはのんびり座ってゆきましたが、

青梅につくころには登山客で満員。

奥多摩行の4両編成は通勤ラッシュ並みの混雑でした。

さらに奥多摩駅でのバスの乗り換えはすさまじい人の流れ。

みんなザックを背負っているだけに、人間が2倍にも膨れているような運動エネルギーを感じます。

それでもうまく人ごみをかき分け、鴨沢西行きバスに潜り込み座席を確保することができました。

鴨沢のバス停につくとこれまた乗客のほとんどがここで下車、

バス停の向かいにあるトイレの前にあっという間に行列ができました。

いやはやこの季節の雲取山がこんなに混雑するものとは・・・

 

出発前におにぎりを一個おなかに放り込み

坂道を歩き始めました。

 

谷間を挟んで大寺山から鹿倉山への稜線、

上の方は赤や黄色に色づいているようです。

 

峠の登山口近くも駐車車両でいっぱい、いったい何人の人が雲取に入ったのだか・・・

ちょっとげんなりしつつも山道に取り掛かりました。

 

今日の天気予報は快晴、それにしては雲の多い空。

 

 

涼しいのはいいのですが稜線に上がった後の展望が心配。

 

緩やかな登り道が続くこのルート、ただ黙々と足を運んでゆきます。

尾根筋に上がった平坦な場所がいわゆる堂所、

このあたりから木々の色付が鮮やかになってきました。

 

 

道が傾斜を増して七つ石小屋への近道を分けた先、

道端に立ち止まっている人が多いので何かとみると

富士山がうっすらと顔を出してました。

 

 

ここから周囲の紅葉に、立ち止まる回数が増えてきました。

 

 

 

標高1500mを超えると、だいぶ葉を落とした木が多くなってきます。

曇り空の下、落ち葉を踏み分けながらブナ坂に向かうトラバース道を行く。

 

 

 

 

やがてカラマツの林に覆われた稜線に出ます。

 

 

石尾根縦走路、ここまでくれば奥多摩小屋も近い。

防火帯の開けた道を快適に進む。

 

 

振り返れば七ツ石山のピーク

 

それにしても今日はパーティーの数が多い。宿泊場所は混雑するんだろうな。

 

すでに枯れたマルバダケブキ草原に群生しています。

 

飛龍山も前方に見えてきました。

 

 

しばし枯れた草原を歩くとヘリポート

もう奥多摩小屋は間近です。

 

 

道の両側にはたくさんのテントの群れ

raymariさんは車で来て先に到着しているはず、

取り合えずお二人の陣とる場所は小屋前のベンチあたりと思って

歩いていると前方に見慣れた影

 

手を振るとすぐに気が付いてもらえました。raymariさんです。

一年ぶりの再会を喜ぶ。

さて同じくここに集合したブルーロイさんは山頂に向かったとのこと。

今日は曇り空だし、山頂は明朝でいいかな~なんて思い

早速・・・

 

 

rayさんから無線交信の実例を見せてもらいつつ

午後ののんびりタイムを過ごす。

 

宴会編に続きます。


クモトリベンジ

2012-11-04 20:28:16 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

 

2012年11月3日~4日

先週の雲取オフが急遽変更となって参加できませんでしたが、

その後raymariさんより仕切り直しのご連絡をいただき、

奥多摩小屋前のテント場へ。

少人数のオフ会でしたが、天気にも恵まれ素晴らしい山行になりました。

 

 

土曜日はいまいちはっきりしない曇天でしたが、

本日は快晴、気温も山歩きには快適。

展望にも恵まれました。

 

 

なんといっても料理にお酒!

小さなテーブルはとっちらかってますが、

素敵な山ごはんにアルコールも進む。

 

そして奥多摩では中腹に降りてきた紅葉、何とも見事。

 

 

 

 

右からBlueRoyさん、rayさん、mariさん、頂上で飛び入りのMさん

 

みなさんどうもありがとう!

 

詳細はまた後日