TMA講師代表:個人研究 ある所で北陸には核シェルター都市の建設が必要だ、と講演した。皆さん、唖然としおられた。
北朝鮮は、極東コミンテルンの最も正統なロシア領に移住したコーリアンを核としており、ロシア革命の極東への波及の歴史における先駆者としての優越性がある。それは、孫文の革命運動から分派した中国共産党に比べても、極東コミンテルンの正統を継承する。中国共産党は、延安に政権を移し、旧満州の日本の関東軍との抗日戦争の過程で、中国共産党のロシア化が進行する。その結果、スターリン⇒金日成⇒毛沢東という北朝鮮が主導する体制が整えられる。毛沢東は、毛沢東主義をスターリンに認めさせる代償として、金日成の主導する朝鮮戦争の参戦する。この歴史の陰部において、金正恩の祖母が中国共産党員であるという中共の外戚という事実が絡む。中共の党史と北朝鮮の党史の「陰部」は、中国国務院の外交部の王毅さんでも関与できない闇の部分である。特に、極東コミンテルンの中心にある極東ソ連軍、現在のロシア共和国の極東軍と北朝鮮労働党の軍隊、中国の共産党中央の軍隊である人民解放軍は、「栄辱をともにする」血盟がある。習近平政権は、それを敵に回せない。それこそ、中国中央軍事委員会の歴史の本質であるからだ。従って、外交的に北朝鮮を掣肘するのは限度がある。また、北朝鮮には賠償金は支払う必要がない。なぜなら、1945年に北朝鮮の残した日本国の国有財産および企業の資産の価値は、北朝鮮の民衆被害と相殺しても、日本の在外資産が多くなるからである。これは、蒋介石の戦後処理において、対日賠償を請求しなかった最大の理由でもある。日本国としては、日本海側の都市の核シェルターに実験的に着手するべきである。国としての交戦権を行使する無条約国家が存在する場合、軍事的に圧倒的に優位な体制を整えたうえで、不可侵条約という外交手段を駆使するべきである。
まだ、朝鮮戦争は終結していない。米朝の戦争は、今も継続している。このことを忘れてはならない。