どうして心に疑いを起こすのですか。（ルカ二四・三八）
主はすべてのものをお顧みになり、最も卑しい被造物さえ、主の普遍的な摂理にあずかっている。しかし、主の特別な摂理は聖徒の上にある。「主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。」「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」
主は万人の救い主であるが、特に主を信じる者たちの救い主であられるとの事実によって、あなた自身を励まし、また慰めよ。あなたは主の特別な顧みを受けている。あなたは主がご自分のひとみのようにお守りになる宝であり、昼となく夜となくお守りになるぶどう園である。「あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。」
主があなたをことに愛されるという思いをもって、あなたのたましいの悩みを静めさせよ。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」神は昔聖徒に語りかけられたように、あなたにも語られる。「恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。」
私たちは、主の御約束を教会全体に与えられたものとして読み、自分に当てはめないために、多くの慰めを失っている。信者よ。神のみことばを信仰によって自分自身のものとして把握せよ。イエスがあなたに向かって「わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました」と言われたものとせよ。主があなたの苦難の湖上を歩かれたのを見たと思え。なぜなら主はそこにおられ、あなたに「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われるからである。
おお、キリストの感謝すべきみことばよ！ しばらくよけいな事を忘れ、イエスの御声をあなたに語られたものとして受け入れて、こう言え。「イエスは慰めをささやいておられる。私はそれを拒むことはできない。大きな喜びをもって主のみもとに座ろう」と。
逃げる雀のように、
飛び去るつばめのように、
いわれのないのろいはやって来ない。（箴言二六２）
きょうの箇所は、分かりにくいでしょうか。リビングバイブルでは、こう訳しています。「雀やつばめは、すいすい飛び回っている限りだれにも害を与えないように、理由もなく人をのろっても、少しも効き目はありません。」
岡山のある女性から聞いた話です。ご主人の妹さんが、手おくれのがんになってころがりこんできました。水商売をして、男から男へと渡り歩き、すさみきった人生を過ごしてきた人でした。しかしその方は、主人の妹なのだから、親切に世話をしてあげようと思いました。ところが、心が荒れすさんだこの義妹さんは、「義姉さん。ありがとう」のひとことを言うでもありません。それどころか時々、まるで暴君のようにお膳をひっくりかえします。我慢ができずご主人に訴えると、「お前が心をこめていないからだ」と相手にされません。とうとう、「こんな女、早く死んでしまえ」と思うようになったというのです。――私は、この方の気持ちがよく分かります。そして、「こんな女、早く死んでしまえ」という気持ちこそ、のろいの気持ちだと思うのです。これは、あなたや私の心にも住みやすいものではないでしょうか。
教会に通い始めたこの方は、ある日曜日の朝、「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです」（Ⅰヨハネ三16）という聖書のことばを聞きました。この人は、電気に触れたように分かったのです。のろわれても仕方のないこんな弱い罪深い私を、神はのろわずに愛し、私のために死んでくださった。私も、義妹をのろうのでなく愛し、自分を捨てるべきだと。その結果、その義妹さんも変わり、みなが平和と喜びに満ちたご一家になったのです。
取り囲んでいる……。（Ⅱコリント五・一四）
あなたは主からどれだけの恩義を受けているか。主はあなたのために何をなされたか。あなたの罪を赦されたか。あなたを義の衣でおおわれたか。主はあなたの足を岩の上に置かれたか。あなたの歩みを定められたか。主はあなたのために天国を備えられたか。またそこに入るのにふさわしい者とされたか。主はあなたの名をいのちの書に記されたか。あなたに数え切れない祝福を与えられたか。あなたのため、見たことのない、聞いたことのないいつくしみを用意されたか。それなら、イエスの愛に報いるために何かをせよ。
贖い主に、口先だけの礼を言ってはならない。主がおいでになる時、あなたは主のために何もせず、あなたの愛をため池のように閉じて、貧しい主の民に注ぎ出さず、また主の働きのためにも流し出さなかったと告白しなければならないとすれば、あなたはどう感じるか。このような愛を追放せよ。
人々は実行を伴わない愛を何と考えるだろう。彼らは言う。「あからさまに責めるのは、ひそかに愛するのにまさる」と。あなたにただの一度も、自己否定、寛大、義なる行為、熱心な行為をさせないような弱い愛を、いったいだれが受け入れよう。
見よ。イエスがどれだけあなたを愛して、ご自身をあなたのために与えられたかを。あなたはその愛の力を知っているか。それならその愛をあなたのたましいの中の疾風とし、あなたの俗悪の雲を吹き払い、罪の霧を消し去れ。「キリストのために。」このことばをあなたを支配する炎の舌とせよ。「キリストのために。」このことばを天来の歓喜とし、あなたを地上より高める天来の霊感とし、あなたを主の奉仕において獅子のように大胆に、鷲のように敏速にする天与の霊とせよ。
愛は奉仕する者の足に翼を与え、働く者の腕に力を与えるものである。神に対する揺るがぬ節操を保ち、不動の決意をもって神をあがめ、うむことのない熱情をもって前進し、こうしてイエスに対するひたすらな愛を表明しようではないか。どうか、神の天然の磁石が私たちを天に引き寄せてくださいますように。
5:31 「主よ。あなたの敵はみな滅び、主を愛する者は、力強く日がさし出るようにしてください。」こうして、この国は四十年の間、穏やかであった。
敵の将軍シセラは滅び、このシセラを打った女性ヤエルは褒めたたえられました。
主とその主の御心に逆らった人々は滅ぼされ、主の御心に従った人々は褒めたたえられています。
歴史は、この世の流れに従うのか、あるいは主の御心を行うために立つのかという、２つの立場のどちらかになります。
そして多くの人は、この世の流れに上手に乗ることを考えます。
しかし主が求めることは、どのような時にも主と共に歩み、主の御心をなすことです。
そうしたことを喜びとする人こそが、主が受け入れてくださる方であることを、告げているのです。
これは今の時代でも同じです。
日常の家庭生活の中で、また学校や会社の働きの中で、自分たちがどこに立って判断をし、行動をするのかということは、いつも問われる問題です。
その時に、神を愛し、またそのことの故に、人を愛して歩む道を選んで行く人こそ、主が喜ばれる人です。
共に、主に喜ばれる人となりたいと思うのです。
★ すると突然、人間の手の指が現れ、王の宮殿の塗り壁の、燭台の向こう側の所に物を書いた。王が物を書くその手の先を見たとき、王の顔色は変わり、それにおびえて、腰の関節がゆるみ、ひざはがたがた震えた。
■O:今日のコラム
ベルシャツァル王の時代に主は、この御業を行われました。
そのことにより国は、揺り動かされました。主の御業はこの地を揺り動かすことがあります。
またこのことは国家的な問題。悩みとなりました。主は、この地に問題を投げかけることがあります。
しかし、それを解決する道も同時に主はお与えになります。主は困難と共に脱出の道も備えられる方ですから。
そして、この時のように国家的、地域的な規模のものとなるとその解決に、主は、ご自身に親しい者を用いられます。そのことによってご自身の栄光を示されるのです。このパターンは、エジプトにおいてのヨセフのときと似ていますね。
私達は、問題を恐れてはいけません。元々、私達は、世にあって患難がある、という事を知ってるはずです。
光は、闇でこそ明るく輝きます。問題は、解決する者の足台となるとき、大きければ大きい程、その者を高く上げることになります。
問題を解決したダニエルの周りの見方は、『神の霊の宿った者』です。それは、御霊に満たされている事が、周りから見て理解できるほど、内側から、あふれるばかりになっているということです。
主は、そのような者を用いてご自身の栄光を大きくあらわされるのです。問題を恐れず、チャンスであると考えましょう！
■A：考えてみよう
問題をチャンスと捉えよう！
その為にさらにいつも御霊に満たされていること、それが人の目にも明らかなほどとなるよう願おう！
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。