座間コミニティー

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コンチェルト・蒼い月

2024年01月03日 03時27分12秒 | 小説・詩

コンチェルト・蒼い月

このままどこまで流されていくのだろうか

50年の放浪の旅路を一歩進める

カーテン越しに見える闇夜に輝く月が寒々とした夜中を照らす眠れぬ夜に寄り添うようにそっと照らす。

いつのまにか寝る時までそっと照らす月、じっと見つめるその先に蒼い月が震えていた。


春おわり

2021年07月25日 22時41分19秒 | 小説・詩

昔の自分は眩しかった

今の自分は輝いている

あなたに逢えて全てが変わった

あの時一人きっりで

逢いに行った

あの日は去って行ってしまった

もう逢えないのだろうか

あの夜のダンスを

あの夜の香水を忘れられないでいる

お御堂で一緒に

祈ったあの倖せを

いつも抱いていたい

師はいつも温かいまなざしで

またいつか

青春

の眩しかった時代

一束に言葉を託して愛を贈ろう

一片の詩と共にこの心を

冷たく戸惑うほどの

痛い青春のページを繰りかえす

友が

恋人が

失ったあの戦争が

憎い

いくつかの人生と共に生きていくのも人生

雨に濡れて馬車道を通り過ぎていく

明日が来るまで

歩き続けよう


しゅく杯

2018年03月26日 14時26分50秒 | 小説・詩

もう1杯

今日も酔いの中で

あなたをもとめて

流離(さすら)う

倖せの

夢に

酔っている

こぼれ落ちた

私はただ

あなたの目を

意味もなく

見つめている

今は冬

白く

粉雪が降り

あなたの

ぬくもり

もとめている


いつしか

愛になるかも

 


寂しい影

2018年01月15日 18時10分48秒 | 小説・詩
                  
微睡(まどろみ)ながら外の街を行きかう人を何も考えずに見つめている。
左手に顎をのせて時よりコーヒーを一口。
もどかしい想いが黙らせる。
街を行き来する人生に想いをはせながら何かを感じている。
ふと思いが興るこの街の何人が愛を抱きながらそれを捧げているのだろう。
 
誰かに奪われているのか?
あなたは愛されるために産まれ愛するために生きてゆくのです。
 
そしてかの人があなたのためにこの世から去られた。
夕暮れあなたの影が寂しそうなら
 
かの人は待っているから。