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命尊重思想と反戦、コロナ対策、ベーシックカム

2022-04-15 11:00:04 | 日記
    フェイスブックの一友人からベーシックカムの論文を頂いた。国民全部に、必要な生活費を一人一人に与えるシステムである。着想は良いが、「必要なお金の額」が不明だし、財源の事もある。施行された場合、生活保護、障碍や高齢基礎年金との兼ね合いも難しくなる。今すぐはムリだと僕は見ている。

  将来、それが施行される場合、生命尊重の価値観が世間に行き渡ることが必要ではないか。「どのような人間でも、かけがいのない命を持っており、尊い」という思想。それがなければ、旧ソ連みたいな役人本位の停滞社会になってしまうだろう。晩年のマルクスは自然環境などの命の尊さを説いたが、後継者の全部はそれは無視し、命を尊重しなかった。共産社会失敗の一因だと思われる。歴史を見ると、古代インドのアショカ王、徳川綱吉公が命尊重の政策をしたが、それぞれ世間の価値観と衝突し、一代で終わった。

  命尊重は反戦運動や疫病対策にも必要。今は世界的にウクライナ戦争への反対運動が起きているが、同時にロシア人差別も起きている。命尊重のない反戦はこうなるようだ。本当はロシア人も命を持つ人間なのに。一人一人が命を持つ。戦争を命じたのはプーチンだけなのに。同様に、コロナ対策も、命尊重がなければ、他人に対しても同じ命を持つ人間とは見れず、自分がかかりたくないから、患者を差別してしまう。特効薬プロミンができるまでは、世界的にハンセン氏病患者がそのような露骨な差別を受けていたわけである。

  命と言えば、歴史を見ると、十字軍戦争以降、ヨーロッパとロシアでは、戦争とか魔女狩りなどの残忍な事が増え、命尊重しなくなっている。伝説のノアが草木さえも大切にする様子の映画を見たが、本来のキリスト教やユダヤ教、イスラムも「神に与えられた命」を非常に大切にする思想があるが、その伝統が十字軍戦争で終わり、次第にお金を尊重する文明になり、日本も明治に導入され、果てが今のウクライナ戦争ではないかと思いたくもなる。人の孤立とか。人間は命と命を通して神や他者、他の生物とつながるのだから。十字軍戦争と関係のなかった日本、韓国・朝鮮、中国・台湾、ベトナムなどから新たな命尊重の思想と文明が現れて、世界平和に導いてほしいものである。







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