いにしえの紫式部も仰ぎ見て
都偲びし日野山今も
源氏物語一千年紀にあたり、
ホームページ掲載中の旧作写真短歌を蔵出しすることにしました。
紫式部は、我が故郷、越前に住んだことがあります。
それは、長徳2年(996年)、父の藤原為時が、
越前の国守に任じられた時のこと。
それに伴って国府があった
福井県武生市(現在の越前市)にやってきたのです。
この地で、彼女は
「こゝにかく日野の杉むら埋む雪
小塩の松に今日やまがへる」
と歌っています。
小塩というのは、越前市の王子保のことだと思います。
目の前の日野山に降り積もる雪を眺めながら、
懐かしい都を思う心がこめられているとされます。
なお、この和歌は、市内の紫式部公園に、
谷崎潤一郎筆の碑として残されています。
もう二首
「ふるさとに帰る山路のそれならば
心やゆくとゆきも見てまし 紫式部」
「われも見る源氏の作者をさなくて
父と眺めし越前の山 与謝野晶子」
投稿短歌有難うございました。
こむらさき千年の時空(とき)越え逢わむ
越前の山に霧かかるとも らっこさん
HPへリンク→鎌ちゃんの写真短歌、かまちゃんの思い出写真集
紫式部公園があるとか、所縁の多いところで幼いときに過ごしたのですね~。
秋ならではでしょうかね~。
紫式部祭りなんかもあるのですか?
和歌は私にはまだ未知の道ですが、鎌ちゃんさんのグログで少しずつ覚えていきたいものです。
ありがとうございます。
写真を拝見させていただいたとき、奈良の風景かな?と
思いました。
とても長閑な風景に、うっとりしてしまいました。
源氏物語は、瀬戸内さんのを読みました。
なかの歌を抜き出して、もう一度書いて
一つ1つを私なりに解釈したくなりました。
楽しみが出来ました、ありがとうございます。
紫式部公園が出来たのは、私が大阪に来てからなので、
毎年の行事はよく知りませんが、今年は、千年紀
ということで、行事が目白押しのようです。
ずっと短歌を離れてしまったので、今は全く短歌の
感覚が戻りません。
拙い俳句でご勘弁を(笑)
このスポットの近くに、母校の高校があり、
毎日、この風景を眺めての高校生活でした。
いいところでしょう?
「身のうさは心のうちにしたひきて
いま九重に思ひみだる 紫式部」
これも、紫式部公園内に円地文子書で刻まれて
います。
楽しみの一つにしてください。
夏に訪れた万葉菊花園も
今は菊の花が満開のことと
思います。
11月に又行けたら
良いのですが・・・
こむらさき千年の時空(とき)越え逢わむ
越前の山に霧かかるとも
らっこ
拙い歌で、失礼しました・・・
山々が薄墨を流したような風景、日本画を思わせる写真ですね。千年前のいにしえ人もこの山を眺めて日々をすごしていたのでしょうね。
しかし宮人は、日暮れに為ると都恋しさに涙した事でしょう。
高い建物はなく、田んぼと山。
紅葉の時季になったら
奥多摩の山へ行きたくなりました♪