若楓人老い易く成り難く
(わかかえでひとおいやすくなりがたく)
青葉風微笑むやうに老い来たる
(あおばかぜほほえむようにおいきたる)
5月21日~31日のつぶやき句を、自選34句にまとめました。
小満の人和し天地満つるかな 小満や身のほど知りてこと足れり
高齢の独居す里家青大将 青大将老老介護如何にせむ
ガキ大将に振り回されし青大将 若葉風五年の寿命得たりけり
八十の爺の恋歌若葉風 裸婦像の胸先撫でて若葉風
マネキンの高き鼻先若葉風 走り茶や寅蔵唸る次郎長伝
走り茶やどうやら我も好々爺 不器用は父に似たるか金魚釣り
箱釣や十円玉が宝物 箱釣や破れた恋の数多あり
恋初めし少年竹の皮を脱ぐ 竹の皮をみなのはらり帯を解き
竹皮やかばん袈裟懸けして少年 パナマ帽メタボの腹が目立つのみ
パナマ帽ちょい悪どうも決まらずに 城崎の朝湯巡りや麻暖簾
女湯の姦しきかな麻暖簾 夏暖簾ママもお客も老いにけり
男らの昭和を酌みて麻暖簾 豆飯の一口ごとに猪口すすみ
押し込めてはちきれそうに豆の飯 血糖値気遣う妻や豆の飯
豆飯を食らひて平和なるが夢 葉柳やあれは湯巡る下駄の音
葉柳や橋のたもとに佇つをみな 夏柳橋のたもとの幽女かな
言い逃れ上手なあなた夏柳 甘藍や剥けど正体見せぬ国
甘藍や老いて草食系となり 甘藍や深層心理に迷ふ夢
今日は暑かったですね。
グッタリです。
鎌ちゃんも身体に気をつけてね!
「少年老い易く学成り難し」という慣用句が
ありますね。
月日の経つのは本当に早いもの。
あれもしたい、これもしたい、と言ってる間に
あれよあれよと時は過ぎていきます。
振り返ってみれば思ったことの半分も出来てない
そんな気がしますね。
>青葉風微笑むやうに老い来たる
微笑むやうに・・・が何ともホッとします。
老いは誰にも平等にやって来ますね。
老いを悲観するのではなく老いを受け入れ
上手に生きていくことが大切かな、と思います。
若楓人老い易く成り難く
青葉風微笑むやうに老い来たる 鎌ちゃんさん
季節は勝手に変わって行きます・・・。
楓の年を数えても変わっていますね・・・・。
青葉風のように何頃もさらりと行きたいものです。
私も若い方ではありませんが、気持ちだけは
若くありたいですね。
つぶやき句
葉柳やあれは湯巡る下駄の音
温泉を回る元気があれば言う事なしですよ。
「青葉風微笑むやうに老い来たる」
若葉が眩しいこの頃です。
体力の無いときは、その眩しさにも負けてしまいそうです。
気持ちまで老け込まないようにと思いながら暮らしたいものですね。
そして新しくなって、老いて散り、生まれ変わりますが、人は
その人自身は亡くなりますが、次世代に新しき違う人生が始まりますから、繰り返しではなくていいのだと思っています。
しかしすぐ年月は経ち、怖ろしいようです。
このところの高温傾向は全国的な現象のようですが
梅雨前線もいよいよ本土上陸のようですね。
>青葉風微笑むやうに老い来たる
ここ数日の陽射しは結構強いですが、木陰に入ると
やはり若葉・青葉風がとても気持ちがいいですね。
つぶやき句は下記をいただきました。
>男らの昭和を酌みて麻暖簾
おい、おい、万年青年の鎌ちゃん、老いとは、おいそれと言ってはいけません。
老いとは、それなりに年輪が掛かってますよ。
鎌ちゃんは、後、5~6筋の年輪が足りませんよ。ウフッ!!
青葉風、若楓、楽しむ前に猛暑となりましたね。
お体に気を付けて、もう少し楽しみましょうね。
< 青葉風微笑むやうに老い来たる
真夏日が続きますが!木陰に入ると青葉風が
ことに涼しく感じられますね♪
老いを楽しんで生きたいと思います♪(汗・笑
< 城崎の朝湯巡りや麻暖簾
< 血糖値気遣う妻や豆の飯
< 葉柳やあれは湯巡る下駄の音
を頂戴いたします♪
青葉風微笑むやうに老い来たる
二句に「老い」を詠まれている
温もりの伝わる句と思います。
このようにすっと読む実直な人柄が
鎌ちゃんですね。若葉、青葉との対比も伝わります。
不器用は父に似たるか金魚釣り
恋初めし少年竹の皮を脱ぐ
こちらが特に好きです。