長寿国の嬉し悲しや万愚節
(ちょうじゅこくのうれしかなしやばんぐせつ)
万愚節予約できない明日のこと
(ばんぐせつよやくできないあすのこと)
満ちひらく越路の春や甲子園
敦賀気比高校、優勝!万歳!
敦賀は、私が生まれた地です。
3月の写真俳句を アルバム と デジブック にまとめました。
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3月21日~31日のつぶやき句を34句にまとめました。
春分や止まりしままの古時計 お中日地軸傾く地球かな
亀集ひ動くともなしお中日 二人ゐて独りと独り涅槃西風
背伸びする新弟子検査名草の芽 草の芽や耐へる生涯始まれり
抜くべきか愛づるべきかと名草の芽 朧夜や記憶の中の貰ひ風呂
渦潮や盛者必滅壇ノ浦 渦潮やかくて平家の滅びけり
渦潮の如く酒酔ひに落ちにけり 渦潮を海の笑窪と覚えけり
少年の鳴らぬ口笛春の鳥 春禽や森の学び舎姦しく
鳴き声を真似る少女や春の鳥 窓際に活けし一枝や初桜
初桜貌の薄れし狛の上 翻る巫女の裳裾や初桜
のんびりと時計の響く日永かな 煙草屋の看板婆の日永かな
永き日の姿勢崩さぬロダンかな 花鳥や梢吹く風柔らかく
花鳥と言へど阿修羅の見え隠れ ままごとの母さん刻む繁縷かな
母さんを真似る少女や花はこべ 花はこべ摘むやしばしの童返り
なで肩の夢二のをみな紅枝垂 紅枝垂に結ぶ御籤や恋祈願
茎立や携帯持たぬてふ頑固 アナログの昭和世代や茎立ちぬ
茎立てなほの見頃を迎へけり 日野山を遥かす里や春の塵
払ひたき過去ある身かな春の塵 春塵の昨日を洗いくれし雨