鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

冬陽射し

2012-12-10 19:44:58 | 写真俳句

冬陽射し暮らしの端を映しつつ

(ふゆひざしくらしのはしをうつしつつ)

 

影絵図の窓辺に揺るる小春かな

(かげえずのまどべにゆるるこはるかな)

 

 

       12月1日~10日のツィッターつぶやき句をまとめました。

                            (一部省略、一部推敲)

    寄せ鍋や絡まる箸の恥ずかしさ            寄せ鍋や無礼講だと言はれても

    寄せ鍋につい口をつく本音かな             寄せ鍋や恋す二人の遠慮がち

    寄せ鍋に秘めたる恋のばれにけり           鬨の声あげて冬の怒涛かな

    寒涛や独り酒ぽつり飲みをりて             砕けても砕けてもなほ冬の波

    手袋を脱ぎてあなたの手の温み            手袋や右手はあなたのポケツトに

    手袋も契れんばかり選挙カー              立ちシヨンをする無粋かな冬紅葉

    いにしへの都の跡や冬木立               冬眠の熊の如くに炬燵かな

    冬木立阿形の駒の吠える先              冬木立聖人君主然として

    炬燵にてたゆたふ刻の過ぎにけり           体力と知力の失せる炬燵かな

    ケ・セラ・セラ決め込みもぐる炬燵かな        十字寝の昔ありけり堀炬燵

    “ばんどこ”の名も懐かしき炬燵かな         麦の芽や貧しき戦後育ちきて

    麦の芽や父を知らずに育ち来て           麦の芽ややんちや仲間の古写真

    癌晴ると言ひて逝きけり散り紅葉           大雪や露地に雀ら餌探し

    大雪や嫉妬の嵐吹き荒び               悲劇なき人生はなし冬木立

    老いてなほ夢持つ人や冬紅葉            開戦日ハワイ旅行の人多し

    尖閣の波高くして開戦日                国防軍唱へる党首開戦日

    顔見世や墨跡太く勘亭流               顔見世の涙の襲名披露かな

    顔見世や四条の橋にだらり帯            顔見世や声も涙の大向こう

    箸先に鱈の身もろく崩れけり             鱈切れを分けて夫婦の夕餉かな

    風邪ひきや酒より勝る薬なし             風邪に臥す雀の唄を聞きながら

    波が牙剥く越前や雪中花               見通しの立たぬ世に生きすす払い

    一片が合わないパズル総選挙(川柳)

 

 

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