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鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

自分史

2008-05-02 09:30:40 | 写真短歌・写真俳句

5月4日より、数日留守に致します。

皆様、どうぞ、よい連休をお過ごし下さい。

 

 

親の無き日々もありけり 鯉のぼり

 

 

鯉のぼりに、親がいなかった子どもの頃を思い出しました。

両親の離婚によって、母の手で実家で育てられていた私。

5歳の頃のある日、突然です。

母が花嫁姿で出て行く姿を見送ることになりました。

人一倍、母離れの悪い私には、

知らされないまま話が進んでいたようです。

 

 

 

 

 

離されて涙せし日々 母子草

 

 

その後、自分の気持ちをどう処理したのか記憶にありませんが、

以来、人知れず涙することの多い日々になりました。

高校入学と同時に、ようやく母の再婚先の現在の家に、

養子として認められて行くことになったのですが、

義父のもとで冷たい視線を受けながらの生活は、

それまた、針の筵に座らされているような日々でした。

 

 

 

 

 

この人があなたの実父(ちち)と老い母が

 

示しし古き新聞写真

 

義理の父は、7年前に他界しました。

そしてようやく、あの頃のことを聞けるようになりました。

3年ほど前に、母が、アルバムから古い新聞を持ち出して、

「これがあなたの父さんやで」と見せてくれました。

目元、鼻形など、まぎれもない父の顔がそこにありました。

生まれて初めて、自分の父の顔を記憶した一瞬でした。

 

今回は、つまらない思い出話にお付き合いいただいて、

ありがとうございました。 

 

 

 

 

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