来ぬ人を春待ち草や夢二抄
雪を被って、春が来るのをじっと待っているように見える草を、
「春待ち草」と名付けてみました。「春待ち草」~~「宵待草」~~
竹久夢二のあの詩が重なりました。
「待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬさうな」
バレンタインデーなのに寂しいコメントになりました。
汝にも待つ春あるや粉挽き臼
捨てられ、忘れられ、朽ちて行こうとしている粉挽き臼です。
子どもの頃には、これで蕎麦粉を挽いたり、小麦粉を挽いたりしたものです。
今は、活躍する場も失って、寂しそうです。
まるで自分を見ているようです。
粉挽き臼にも暖かい春は来るのでしょうか。
歳時記の若きページや浅き春
歳時記を材料として、春の到来を詠んでみました。
「歳時記のページ巡りて浅き春」と迷った末、上記を採用しました。
どうでしょう?五十歩百歩でしょうか?
HPへリンク→鎌ちゃんの写真短歌、かまちゃんの思い出写真集、掲示板