トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水断大敵、絶滅の転帰は避けたい

2017-01-02 | 水辺環境の保全
 泥水池3の減水        チョロ水になっている

 野暮用続きで水見回りが出来なかった。大晦日に「それでも」と見回りに行ったのだが泥水池3の底が露わだった。吐水口を確認に行ったらチョロ水しか落ちていない。「河床の水路を悪戯されたか」と思いつつも車にスコップや鍬は載せていないから携帯スコップを携行し水源に行った。

 原因はすぐ判明した。導水路から水抜けが発生し、また集水升のフイルター部にヒノキの枯れ葉が堆積し少なくなった水を更に遮断していたのである。フイルター部を清掃し導水路の水抜け部を塞ぎ流入は復活したものの、全長800m落差3m程のU字形下がって上がる送水ラインは吐水口まで自然流下で水量が復活するのに一昼夜以上必要だ。二日ほどたっても回復しなければポンプによる強制通水が必要になってくる。
         水抜け  ➡   補修清掃

 想えば平成28年度は正月の三日からポンプを使用した強制通水から始まったのだった。まあ、「歴史は繰り返す」と思えば普通の事なのだろうが、断水で失ってしまう種の復活は長い時間と多くの労力を費やさねばならず、三が日の作業も避けられないのが現実だ。
 全くの予定外だったけれど「ついで」なのでオーバーフローによる排砂機能を良好にするための水路も整えて終了。この水流は水路を浸食するだろうから、結果として埋まっている止水バルブが露わになってくれるはずである。
 大晦日にこのありさまでは「転んでもタダでは起きるもんか!」と言う気になってしまう。
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