トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

堪忍して欲しい…

2015-08-29 | 小人閑居して憮然
 食草として育成していても成長しないうちに産卵され丸坊主にされるのは「堪忍して欲しい」のが本音だ。若い草木を好む傾向は分からなくもなく、おおむねそうであるとS先生から聞いているけれど「まず成長させてから」と思っている小生としては許容範囲では無い。
 まだ30㎝ほどのキハダの苗、これに10数個も産卵された。一度目は三鉢とも丸坊主にされて蛹化まで行ったのかどうか所在不明のままで終わり、葉が失われて、成長著しいはずの夏を葉の回復で終わらせてしまった。もう食用には回さず今回の卵は全て取り外した。
 フェンネルにもキアゲハの幼虫がいてほぼ全葉を喰いつくしてしまった。ミツバなら十分あるのに終齢幼虫に達するまでの食糧に足らない場所に「産卵するな!」と叱ってみたところで聞く耳は無いし…。
 一方、数回にわたり地際まで食い尽くされたウマノスズクサは復活して60㎝程まで伸びてきた。不思議な事にジャコウアゲハがやってこない。理由は分からない。
 
            キハダへ産卵     フェンネル喰いつくし    

今日のトンボ「これぞ極楽とんぼ」

2015-08-29 | 小父のお隣さん
 水辺巡視中に足元から飛び立ったトンボ。羽化して間もないことは翅の艶めきと飛び方で分かった。降り立った個体を見ると金色に輝いている。翅の付け根の網目も金色だった。種類や名前の同定などどうでもよく「綺麗だなあ!」で十分だ。すでに極楽とんぼなのだから。

繁殖槽の設置

2015-08-29 | 今日は真面目に
 あれほど樹液に群がっていた昆虫が一斉に姿を消した。見事と言うしかない。竹粉の集積場所には大きなカブトムシの幼虫がいるから産卵も終了しているのだろう。そんな頃に「繁殖槽」を用意しても馬鹿にされるだけなのだが、水辺の手間暇がとてつもなく増えた今季では気持ちの余裕がなかった。
 それでも枝葉の集積場所が猪に掘り荒らされるのを許す気にもならず、思いって繁殖槽を設置した。槽はレンジフードの廃品で高さ60㎝、幅55㎝、長さ170㎝のステンレス製品である。底部に10φの水抜き孔を10㎝間隔で開け、集積場所を整地して設置した。主にホダギの廃材を投入して外周を硬い朽木で保護した。
 材の腐植物は黒い土状に厚く積もっていたが、かき分けてもミミズ一匹、カブトムシの幼虫一匹現れなかった。猪が常連の様にやってきて掘り返されれば生存すら難しいだろう。今季の産卵は期待できないけれど、「えひめAI」発酵パワー液の沈殿物を、この繁殖槽に投入し続けて栄養価の高い繁殖用マットを用意して置くのだ。目標は巨大カブト虫…。
   水抜き穴を開ける  ➡   設置完了