人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジャスティン・チョン監督「ブルー・バイユー」を観る ~ 法律により強制送還される市民権のない移民の物語:ギンレイホール

2022年09月01日 07時05分10秒 | 日記

9月1日(木)。わが家に来てから今日で2790日目を迎え、ウクライナに侵攻したロシアのプーチン政権が進める「愛国教育」が激しさを増しており、16歳や17歳ごろの10,11年生では、ロシアでウクライナ侵攻を指す「特別軍事作戦」の目的について、「(ウクライナ東部)ドンバス地方の住民保護」であり、「欧米の軍事支援が戦闘を長引かせ、犠牲者を増やしている」と説明するよう教師に求め、「言葉だけでは愛国者にはなれない。真の愛国者は祖国を守るために武器をとる覚悟がある」と教えさせる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     プーチン政権による洗脳が始まった  これでロシア国民は一生世界の嫌われ者になる

 

         

 

昨日、夕食に「初サンマ」を焼きました あとは「カンパチの刺身」「生野菜とアボカドのサラダ」「冷奴」「白舞茸の味噌汁」です サンマは2尾で500円でした    ここで一句。

サンマ  サンマ  サンマ高いか 明石家か ・・・ おそまつ

 

     

 

         

 

ギンレイホールでジャスティン・チョン監督による2021年製作アメリカ映画「ブルー・バイユー」(118分)を観ました

韓国で生まれ、3歳の時に養子としてアメリカに連れてこられたアントニオ(ジャスティン・チョン)は、大人になった今はシングルマザーのキャシー(アリシア・ピキャンデル)と結婚して自ら家庭を持ち、娘のジェシーも含めた3人で貧しいながらも幸せに暮らしていた ある時、アントニオは些細なことで警官とトラブルを起こして逮捕されてしまうが、その過程で30年以上前の養父母による手続きの不備が発覚する 彼は移民局に連行され、国外追放命令を受けてしまう 下手をすれば強制送還となり、そうなれば二度とアメリカに戻ることはできない。アントニオとキャシーは裁判を起こして異議を申し立てようとするが、そのためには5000ドルという高額な費用が必要だった 途方に暮れる中、家族と離れたくないアントニオはある決心をする

 

     

 

この映画は、養子としてアメリカに連れてこられた韓国生まれの青年が、移民政策の法律の隙間に落とされ、家族と引き離されそうになりながらも懸命に生きる姿を描いたヒューマンドラマです

タイトルの「ブルー・バイユー」は、「青いバイユー(川や沼)地帯」のことで、アントニオが育ったルイジアナ州のバイユー地帯(彼の故郷)を指しています

夫婦そろってパーティーに呼ばれたベトナム女性宅の庭で、「何か歌って」と乞われてキャシーが歌ったのは、ルイ・オービソンが1963年に発表し、リンダ・ロンシュタットのカバー曲としても知られている「ブルー・バイユー」だと思います

アントニオは本業のタトゥーを彫る仕事だけではとても5000ドルを調達できないので、昔の仲間たちと共にバイク窃盗に手を染めます 彼に経済力があればそんなリスクを冒す必要はなかったわけですが、現実には多くの移民が貧しく、犯罪に手を染めがちであることを示しています

エンドロールに移る直前に、実際にアメリカで養子縁組をしたにも関わらず、法律により強制送還される(あるいはその予定の)人々が映し出されますが、この映画が本当に訴えたいのは理不尽な移民政策によりアメリカを去らなければならないこれら「市民権のない移民」の人々の無念であり、怒りではないかと思いました

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