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「にいがた県内専用バスガイド」「観光ガイドタクシー運転手」日々のお仕事やプライベートの日記をお届けします♪

鉄道の町にいつ商店街現地研修会

2015年10月22日 | 観光

新潟県観光人材育成セミナーの特別課外授業
鉄道の町にいつ商店街で現地研修会を行いました。


新津駅に到着
大きな陶芸の作品は、


佐渡出身で、東京芸大の学長 宮田良平さんの作品なのですね。
他にも、イルカの彫金、ステンドグラスに作品もあります。


鉄道資料館のサテライト施設「ていしゃば」で待ち合わせ。


スーパー公務員の鉄道資料館副館長の水澤さんと
商店街の川名花店でありながら、鉄道マニアの川名さんにご案内いただきます。


「ていしゃば」には、新幹線Maxのボディーが!
無料のレンタサイクルもありますよ。


雨上がりの新津駅を出発!


駅前には、駅弁屋さんがあります。
新潟県初の駅弁屋さん、明治30年創業の「神尾弁当」と
ゆきだるま弁当でおなじみの「三新軒」
20分くらい待てば、出来立てのお弁当を作ってくれるそうです。


川名さんが、昔の写真を使いながらご案内
質問すると、本当に何でも答えれくれます。
マニアって感動!


商店街に突如、C57の動輪が!

その時、商店街に放送が
「観光人材育成セミナーの皆さま、ようこそ新津へ!どうぞごゆっくり楽しんでいってください!」
参加者一同、超びっくりして、とても嬉しかった。
この放送は、一体なんなんですか???


シャッターアートも楽しい。
開店中のお店は見られないから、ちょっと残念だったりする。


なんだか鉄道好きそうな歯医者さん


歯医者さんの前には、遮断機が!
「カンカンカン・・・♪」
うわぁ~鳴るんだ!
三村歯医者さんが、電気の配線に詳しくて、鳴るようにしたんだそうです。
(電車は来ません。道路の許可は取ってあります。)


次は、八百屋さんへ


バナナにシールを貼った「トレインバナナ」


最近、新発売した「トレインみかん」も
こうゆう面白さって、観光には大切。


続いて、村木呉服屋さんへ


店頭のウィンドウには、上質な着物
その傍らに


鉄道資料が!
商店街では、「にいつ鉄道商店街」と題して
鉄道資料館から貸し出された資料や地域のみなさんが持ち込んだ資料を
展示して、商店街を巡ってもらおうということを行っています。


そのおとなりには、
「きてきち」という放送局が


玄関に歓迎看板。
商店街に放送が流れる放送室みたいなところ。
お店のコマーシャルが流れたり、地元の小中学生がお話したりしています。
歓迎の放送は、ここからだったんですね。


子どもも大人も楽しい
駄菓子屋さん「C57」


焼きそばや、


クリームソーダといったメニューも充実しています。


レトロな雰囲気の座敷で、食べることができます。


参加者たちも、私も駄菓子を買う買う!大人買い!
昔から、変わらない味です。


最後は、平成26年にリニューアルオープンした鉄道資料館へ


電車の模型をみたり


新幹線の動輪をみたり


鉄道資料館バージョンの自販機も


リニューアルの時にやってきた
200系新幹線とSLC57


リニューアルから1年後にやってきた
DD14系機関車と485系電車
運び込まれた時に苦労話を伺いました。

商店街の人たちの温かさに触れて、みんなが一生懸命に盛り上げている姿に触れることができました。
新津は、昔から鉄道の拠点になってきた経緯があり
地元の人の生活には、鉄道が身近にあり過ぎて
「鉄道の何が面白いの?」ってつい、5~6年前まで思っていたそうです。
他の商店街の真似をして、屏風を飾ろうと思ったこともあったとか。
地域の中に昔から根付いている文化に光を当てることで、
全国から、鉄道ファンを中心にしたお客さまが集まってくるようになりました。

呉服屋さんの村木さんのところに ある日、県外からご夫婦のお客さまがやってきて
鉄道ファンのご主人は、鉄道資料を熱心に見学中
時間を持て余した奥さまは、お着物をご覧になって、鉄道に付き合ったのだからと
着物の帯をおねだりして、ご購入されたことがあったそうです。
鉄道ファンのお客さまが、呉服用品をお買い求めになるとは、村木さんもびっくりだったようです。

今年、経済産業省の「がんばる商店街30選」に認定。
まだ、完成の途中~これからの新津商店街の変化と発展が楽しみです。