これは今日（6/22）の北日本新聞社説の見出しからですが、東京オリ・パラの５者協議による観客数上限の発表に関連した報道が１面トップから数面にわたって載っていました。そして社説には、言わばその観客数上限決定についての評価とも言える内容が綴られていました。
社説を読むまでもなく、今回の尾身氏ら専門家有志の提言が軽んじられた！？というよりも、むしろ都合よく利用されたような印象もあります。数面にわたる記事から、「観客ありき」のゴリ押しは菅首相の五輪成功を演出したいことや、スポンサーへの配慮があるからとのこと。そして、今日、驚かされたことには、ＩＯＣ関係者は別枠で１万人の入場とか・・・、また、組織委で「観客に酒の販売」を検討していたとのこと。本当にそんなことが出来るかな・・・？という印象です。ただでさえ各種の競技会場へと１万人もの観客が動けば、全体として相当な人流増加となるはず！？で、コロナの感染拡大が懸念されるというものでしょう！！まさに、「人命最優先を曲げるな」と訴えたいところでしょうか・・・。（土）
今日（6/21）の北日本新聞３面と４面に、共同通信社が行った全国電話世論調査の結果に関する記事が載っていました。
世論調査の結果からは、東京オリ・パラ開催で新型コロナウィルスの感染が再拡大する不安を感じているとの回答が８６.７％に上る結果になったとのこと。また、政府のコロナ対応に不満をいだく人の多いことなどがわかる結果でした。にもかかわらず、内閣支持率が若干高くなっていました。これは、たぶん！？コロナの感染拡大が少し落ち着いてきたことや、ワクチン接種のスピードが上がってきて少しばかり安心出来るようになってきたからかもしれません？
菅首相の大号令が効いてきたようです・・・！？来る衆院選に影響するような気配！？しかし、全ては東京オリ・パラでのコロナ状況の結果次第となるのでしょう。注目です！（土）
今日（6/19）の北日本新聞１面・２面・３面の記事に注目しました。１面・２面には、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長らが提言した内容等について報じてありました。今回、３面の記事にある見出しを引用したのですが、リード文には～菅政権は、専門家の動きに神経をとがらせ、組織委とも足並みをそろえて「骨抜き」を図った。コロナ禍での開催に危機感を募らせる専門家と、政府のせめぎ合いの舞台裏を探った。～とありました。だから、特にこの紙面（３面）に注目しました。
記事を見ると、政府は尾身会長らの提言を黙殺しようとした模様！？ただ、尾身会長らの提言も、政府や組織委に受け容れられる程度に抑えた内容にしたもののようで、両者の関係を荒立てるようにはならない程度の収まり方のようです！？組織委の橋本会長も提言を受け取ったことで「受け止めた」という程度には答弁し、新たな進展とはならない雰囲気・・・。結局、関係者にとっては専門家の意見が耳から漏れていくようです！？（土）
今日（6/18）の北日本新聞３面の記事を読むと、「やっぱり！？」との感想をもつのです。同記事のリード文には、～五輪シフトで突進する菅義偉首相の強い意向が透ける。ただ「結論ありき」で危うさをはらむのは否めない。ワクチン接種でリバウンドを抑える一本やりの戦略は変わらず、専門家は東京五輪には間に合わないと指摘する。～とありました。
専門家会議の尾身会長が、専門家の有志でまとめた提言を今日発表しました。やはり、無観客で行うのが望ましいとの主張でした。国民の多くも理解を示すでしょう！？ただ、菅首相はワクチン接種推進をテコに上限１万人での観客入り開催を進めたい模様！？このことに対して記事では、～ワクチンを万能視する首相の姿勢について、専門家の中では疑問視する向きが少なくない～と、ありました。強引な菅首相の手腕には期待も掛かるけど、やはり危険性もあるようです。（土）
今日（6/17）の北日本新聞３面の記事には、菅政権の思惑でオリ・パラに観客を入れて開催するための筋書きと問題点を報じてありました。既に大体のことは分かっていたところです・・・。
個人的にはオリ・パラは無観客で開催してほしいという気持ちですが、改めて観客を入れたい菅政権や組織委の理由や気持ち、そして専門家が語るリスクなどが解ると、観客数の上限が１万人というのは〝吉〟と出るか〝凶〟と出るか？傍から見ると興味深いものの、何だか博打のように見えなくもないのです。どのように決まっても日本人としては成功を祈りますが、成功した暁に菅政権の手柄になるのはちょっと癪（シャク）でもあります・・・。（土）
