介護保険制度の問題…先日の地公三単産・地公退高齢者集会に来賓として挨拶された社民党副党首の福島瑞穂氏の話にインパクトがありました。しかし、既に6月に「医療介護総合推進法」が成立してしまっているのです。法案のいくつかには評価できる点もあるようですが、福島瑞穂氏の突いた問題点を考えると法案は素直に受け入れできないように思います。
特に、「介護保険給付の市町村事業への移行」は、条件整備無しで進めるやり方に不安が残ります。さらに、介護報酬改訂の審議も進行しているようで、来年4月に値上げとなる可能性があります。今月は、生活関連物価がいろいろと値上がりしているとの情報もあり、介護の必要な人々の生活がますます苦しくなっていくのではないでしょうか。今後は、地域の介護が安心して受けられる充実したものになるよう地方自治体への働きかけが必要になってくるようです。