tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

教育現場の状況について その2

2014年08月07日 | 日記
 県教組に寄せられた退職者のアンケート記述を少し羅列してみます。以下は、学校に関することでの感想・意見等です。
●年々忙しさが倍増している感があった。不登校児や問題を抱えている子などもおりその対応に空き時間や放課後をあてるなどすると、学級事務、校務分掌、授業準備の時間等がすべて自分の時間にやることになる。結局、睡眠時間を減らすことになり、疲れがたまっていく。これからますますいろいろな面で大変になってくる。教育相談や専科の先生等を増やすなどの体制をもっと広げていってほしい。
●現場は忙しすぎると思う。仕事も一生懸命するが、自分のための時間もとれるよう、仕事の簡素化、見直しが必要だと思う。
●学校現場は忙しすぎます。小学校も一人ひとりの持ち時間が20時間以内になるよう、また、35人以下学級が早期実現するよう運動してください。
●職場(小学校)の多忙化で退校時刻が遅くなったり(PM8:00以降)持ち帰り仕事や休日出勤しての仕事が多くなったりして、疲労感が深まっています。少しでも改善できるように組合でも取り組んで頂けたらよいと思います。
●学校現場では、増々大変な職場環境であり、先生方は必至で毎日子どもたちと向き合っています。身体、心の面で疲労が重なっています。今まで以上に組合の力を強めていくことで先生方を守ってほしいと思います。私は組合のおかげで続けてこれました。
●今の学校現場は、とても忙しいです。帰りが遅くなったり、休日出勤して校務をこなしている状況です。私のように自分自身のために時間を使える者にとっても多忙感があるのに、これから子育てをしていく世代の人たちにとってはとても難しくきびしい状況なのです。多忙化を減らしていけるような勤務にならないと大変だなと痛切に思います。安心して教師自身が子育てできる環境や条件を整えてあげてほしいと思います。
●教育現場の多忙化は、年々増すというのに給料、退職金の減額は、勤労意欲を損なう。また、良い人材が採用できるのか不安である。今後の教育界は大丈夫か。退職後も心配している。環境や条件を整えてあげてほしいと思います。

 以上のように、多忙化懸念のオンパレードです。まだまだ沢山の記述がありましたが、この程度に止めておきます。今後の教育界や将来の日本のことも考えると、現状のままでよいとは思えません。

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