にゃんこな日々

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【落語】「第28回 桂米二音太小屋寄席」

2012年04月09日 | 落語会
「第28回 桂米二音太小屋寄席」(2012.4.8)
-演目-
桂優々さん「花ねじ」
桂米二さん「二階借り」
桂ちょうばさん「ハンカチ」
桂米二さん「住吉駕籠」

前日の寒さが嘘のように暖かく天気もよく、見事なまでのお花見日和。これだけ天気がいいんだから落語会だけではもったいないと落語会の前に大阪城公園へ。桜を愛でて春のほんわかした気分のまま落語会へ。この日はちょうど名古屋からやってきた友人と迎撃チーム二名をなかば強引に落語会へと引っ張ることに成功。一人は寄席初体験。二人は落語好きだけど長いブランクがあり。ま、名古屋の友人さんはMixiの米二さんコミュにも入ってらっしゃるから全然気にならなかったんですが、あとの二人は少し気になってた。でもね、米二さんの会でそんな心配することなかったんだよね。はずれっこないもんね。三人とも・・・いや私も含めてだから4人とも大満足の落語会でした。

桂優々さん。2回目です。以前動楽亭で「東の旅 発端」を拝見しております。あれから半年。なんかグッと上手くなっているような気がする。「東の旅」よりもこちらの「花ねじ」の方が面白い噺だからかもしれませんが(笑)。お噺の前に携帯電話の電源を切ってねという注意をなさるんですが、以前自分の携帯が鳴ってたなんて自分にふるところが性格の良さを物語ってるような気がします。どんどん伸びて欲しいな。

米二さんの「二階借り」は、元は「茶漬間男」というタイトルだったそうで・・・まんまですね(笑)。昔の盆屋の説明聞いててふと「春の雪」を思い出した。清顕と聡子が逢瀬を重ねる場所、あれ盆屋ですよね。このお噺では盆屋は使わず二階を使うんですが、もちろん「春の雪」のような美しいカップルでもありません(笑)。しかし、よく「知らぬは亭主ばかりなり」なんて言いますが、この噺の亭主はかわいそすぎる。

桂ちょうばさんの「ハンカチ」。これは二丁拳銃の小堀さん作・・・と言われてもこの方が一体何者なのか私全く知らないんですけどね(爆)。とにかくその人が創作落語コンクールで賞を取った作品なんだそうです。でもなかなかいい噺でしたよ。若い人が作った作品っぽくなかった。

そしてトリは米二さんの「住吉駕籠」。私、この噺も初めて聞くんだと思ってたんですが、これは聞いたことありました。むかーし・・・ホントにむかーし。落語番組とか見てたからそれなりに記憶残ってるんですね。米二さんって「りくつ」と呼ばれていたというだけあって、知的なキャラ(落語には少ないようですが)はストンと見事にはまるんですが、マヌケなキャラとかちょっとボケたキャラになると妙にキュートになるんですよね。一緒に行った友人があの酔っ払いはかわいいと絶賛。こうなるとぜひとも「替わり目」が聞いてみたい。いつかは聞けるかな。