にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【観劇】『ハムレット』

2007年03月14日 | STAGE
ピッコロ劇団第27回公演『ハムレット』
作:ウィリアム・シェイクスピア。
翻訳:堀江新二。
台本・演出・美術:ワレリー・ベリャコーヴィチ。
出演:剣幸(客演)。橘義。岡田力。平井久美子。

知人から、ワレリー・ベリャコーヴィチ演出の『ハムレット』あるんだけど行きませんか?とメールがあった。正直言います。私はその時「誰よそれ?ベリャ・・・え?覚えられないよ」と思ってしまった。観に行った今でも「ワレリー・ベリャコーヴィチ?誰よそれ?」な状態ですが・・・(^^;)。
ま、ともかく訳わかんないまでも昨年観た『ハゲレット』のおかげで『ハムレット』の物語はしっかりと頭に入っているし、いつも観劇なんかのお誘いしたらお付き合いいただいている方だし、真っ当な『ハムレット』も観たかったし、ということで行きますという返事をしてチケットはその方におまかせしたのですが・・・いやぁまさかA列ど真ん中とは・・・驚きの座席でした。役者さんの唾まで飛んできそうな位置(笑)。だけど舞台の場合はこの位置は前すぎますね。まるでテニスの試合を見ているように右に左にと目をむけなくてはならない・・・(^^;)。しっかりと首を右に左に動かして観劇しないといけないというのはかなりつらいですね。観劇のベストシートはセンターの10列目くらいなのかな・・・。

で、肝心のお芝居ですが・・・。
真っ当な『ハムレット』ではなかったです。
"光と闇の魔術師" ワレリー・ベリャコーヴィチなんだそうで、なかなか面白かったです。ただ基本的にはストレートな芝居しか観たことのない私には、演出上組み入れられているバックの微妙なダンスがいただけなかった。だって、軽いステップがなんだか「ド・ド・ドリフの大爆笑」のステップなんだもん(爆)。あぁ~、きっとこんな風に観たのって私だけだろうなぁ・・・(^^;)。あ、あとねぇ、音楽がワンパターンで同じ音楽の使いまわしで音にはちょっと飽きちゃった。それと、ミキサーが悪いのか、大きな音楽がバックで流れているところで話すセリフがまったく聞き取れなかった。と絶賛するほどの面白味は感じなかったんですけど、衣装も面白いし、セットも面白い。こういう形式のお芝居って初体験だったので、舞台の演出の面白さ、違いっていうのがわかって観に行ってよかったとは思ってます。

-2007.3.13 兵庫県立芸術文化センター-