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今日の筆洗

2017年02月27日 | Weblog

 <しろやぎさんから おてがみついた くろやぎさんたら よまずにたべた>。おなじみの童謡「やぎさんゆうびん」。作詞はまど・みちおさんである。発表は一九五二年だが、完成までには戦争をはさんで約十三年かかった▼最初は親やぎからの手紙を子やぎが食べてしまうという内容だったが、推敲(すいこう)を重ね、しろやぎとくろやぎの間を手紙が無限に行き来するという内容に落ち着いたそうだ▼子どもは無邪気に歌うが、手紙の内容を永遠に知ることができない白と黒のやぎを思えば、気の毒でもある。やぎの間を走り続ける配達人のことも考えてしまう▼「やぎさんゆうびん」ではないが、黒ネコ宅配便のドライバーさんが大量の荷物を抱えヘトヘトになっている。宅配便最大手のヤマト運輸の労働組合が今の春闘の労使交渉で、荷物の取扱量を減らしてほしいと要求した▼アマゾンなどネット通販の普及拡大によって荷物が増える一方だが、人手は足らず長時間労働を強いられている。よく荷物を抱え小走りの高齢ドライバーをお見かけするが、音を上げるのも当然であろう▼便利なネット通販とはいえ、利用者にも宅配ボックスの用意や在宅時間を正確に伝えるなど、再配達の手間をかけない配慮が欠かせないだろう。あの童謡の手紙だって、心優しい誰かがやぎの代わりに読んでやれば、配達人はどれだけ助かったことか。