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今年もお世話になりました。

2017年12月31日 | Weblog
今年も残りあと5時間弱となりました。ブログを見て頂いた方々、ありがとうございました。気に入ったダンスの動画と筆洗で気になったことを適当に張り付けてます。
来年も宜しくお願いします。

今日の筆洗

2017年12月31日 | Weblog
年末年始になるとあわただしさの半面、昔のことを思い出すのはなぜだろう。懐かしい気分になる。心地良くもある▼大掃除に松飾り、お節料理の準備に紅白歌合戦。コタツの上のミカン。昔からの年末年始の習慣が子ども時分の記憶や光景を呼び覚まし、懐かしく、温かい感じを与えてくれるのか▼そう思っていたら、「ひよっこ」「最後から二番目の恋」などの脚本家の岡田恵和(よしかず)さんのエッセー「TVドラマが好きだった」(岩波書店)の中に年末年始の懐かしさの理由のヒントらしきものがあった▼岡田さんによれば、家族であろうと他人同士であろうと「人と人が話をすること、本音をぶつけあうこと、許しあうこと、本気で喧嘩(けんか)すること」。そういう場面をドラマで描くと視聴者から必ず、「懐かしい感じがする」という感想が寄せられるのだそうだ▼人間のつながりがやや淡泊な現代だからか。ともあれ懐かしさの原因は人と人のつながりかもしれぬ。なるほど年末年始は人が集まりやすく、遠く離れていた人が家に帰る団らんの季節でもある。その中で「人と人が話をする」「許しあう」。心地良い懐かしさを醸し出しているのはやはり人間である▼さて、小欄も今年はこれまで。良いお年を。帰省するかどうかで迷っている人はできることなら、鞄(かばん)を手に駅へ急いでいただきたい。懐かしさを待っている人がいる。

 

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今日の筆洗

2017年12月30日 | Weblog

 世界には、奇妙な法があるものだ。米国のジョージア州のある町には「フライドチキンは手で食べるべし」という条例があり、フォークを使うと逮捕される可能性もあるという▼伝統を大切にする英国には恐ろしく古い法も残っていて、たとえば、七百年前に制定されいまだに効力を保っているのは「議員は甲冑(かっちゅう)を着用して国会議事堂に入ってはならぬ」との法律。時代遅れもここまでくると文化遺産のようなもの。現実に支障は来さぬから廃止されなかったのだろう▼この国にも頭をひねらざるをえぬ規則は多々あろうが、「奇妙な規則の殿堂」ともいえるのが、学校だ。若者の支援をするNPO有志が理不尽な校則を募ったところ、あるわ、あるわ…▼「カップルは一緒に帰ってはいけない」は中学校の校則。「授業中のトイレは男子一分、女子三分程度にしなければ欠席扱いに」は高校の校則。「登山での水飲み禁止」と、恐ろしく時代遅れの校則もある▼さらに驚かされるのは、「誰かの校則違反を告げ口すれば、自分が過去に没収された漫画を返してもらえる」という校則。恋愛もトイレに行くことも監視され、密告が奨励される…とは、悪夢のような超管理社会ではないか▼理不尽な校則を一方的に押し付けつつ、「自分で考える力をつけよう」と諭す。学校とは「矛盾に満ちた社会の現実を教える場」ということか。


今日の筆洗

2017年12月29日 | Weblog

 <磁石は、古代以来、ときには宗教的祭儀に供され魔術の小道具に使用され、さらには医療の効能ばかりか魔除けのような超自然的な能力までが仮託されてきた>とは、科学史家・山本義隆さんの大著『磁力と重力の発見』の一節である▼近代科学が磁力の正体を次々と解き明かしてからも、事態は変わらなかった。十八世紀末には医学者メスメルが、心身の不調は天体が発する力が人体を流れる磁気を乱すのが原因だと唱えて、磁石を使った治療実験で人気を博した▼彼の治療は、検証実験でまやかしと分かったが、メスメルの名はmesmerise(メスメライズ)(催眠術をかける)との言葉を生んだという(ヴァーマ著『ゆかいな理科年表』)▼そんな「磁気商法」は今も健在のようだ。磁気治療器などを使った「預託商法」を展開していた「ジャパンライフ」が倒産した▼「磁気治療器を買い他の客に貸せば、年6%のレンタル料が入る」との触れ込みを信じ込ませ、約七千人と千七百億円余の契約を結んだというから、大変な催眠術だ▼狙われたのは「お金は持っているが、寂しい思いをしている高齢者」だという。この会社の関係者には、十六世紀の科学者ギルバートが、磁力を使えば永久機関が作れると唱えた輩(やから)に放った言葉を伝えておこう。「そういう嘘(うそ)八百の与太話をでっちあげ、まじめな学徒の心を惑わす輩は地獄に落ちよ」


今日の筆洗

2017年12月28日 | Weblog

 こういうなぞなぞがある。ガラスのコップに一度入れたら、取れなくなるものは、何か? 答えは、ひび▼ガラスは人類が五千年ほど前から作り続けている、付き合いの長い素材だ。割れにくいガラスを職人や研究者たちは営々と追い求めてきたが、常識破りのガラスが見つかったようだ。「割れにくい」のではなく、「割れても、くっつく」という摩訶(まか)不思議なガラスが生まれたというのだ▼東京大学の相田卓三教授らの研究チームが開発したのは、「自己修復ガラス」。タンパク質など生体分子同士をくっつける「のり」づくりに取り組んでいた柳沢佑さん(33)が、ポリエーテルチオ尿素なる樹脂を溶かし固める実験を繰り返していて見つけたという▼透明な板にしたこの樹脂を割り、断面を密着させて数時間おけば切り傷が自然に癒えるように、ひとりでに接着してしまう。世界初という常識破りのガラスだ▼実はガラスとは摩訶不思議なものだそうだ。「ガラスは固体か液体か?」と問えば、「固体に決まっている!」と言われそうだが、事はそう単純ではない。その分子の並び方は液体のように無秩序で、しかも長い長い時間軸で見れば、分子が液体のように動くらしいのだ▼どう見ても固体なのに、液体のようでもある。そういう、なぞなぞのような性質を持つガラスだからこそ、常識を覆す発明も生まれるのだろう。


今日の筆洗

2017年12月27日 | Weblog

 犬もカラスも昔は足は三本だった。不思議な話だが、能登地方に伝わる民話である。三本の足の犬はある日権現さまに「どうかもう一本」と願い、ならばと権現さまはカラスの足を一本取り、犬に与える。それで犬もカラスも今の姿になったそうな▼犬が用を足す時、足をぴょいと上げるのは、せっかくいただいた足を汚さぬためというオチがつく▼犬は満足だろうが飼い主のほうはその犬の小用に悩みもする。散歩途中の壁や柱、植え込み。あちこちに粗相をされては世間さまに申し訳なく、そのたびにペットボトルの水で清めはするのだけれど、時にはここで用を足さないでと注意され、犬も飼い主も頭を下げて、しょんぼり帰る▼トイレに限らぬ。エサと水をきちんと与え、寝床を整え、散歩も運動もしつけも欠かせぬ。主人への愛情、友情というそれ以上の報酬を犬は支払ってくれるのだが、犬を飼うことには覚悟と体力がいる。いくつもの靴、眼鏡を破壊されても取り乱さぬ忍耐がいる。悲しい別れも来る▼犬猫の飼育調査によると、猫の推定飼育数が今年初めて犬を上回った。犬を飼わない理由としては「十分に世話ができない」の回答が多かったそうだ▼王座陥落に犬はがっかりするか。されど、その調査結果は、世話の覚悟がなければ飼ってはならぬというルールの定着した証拠でもあろう。犬は寂しい顔するまい。