伺ったのは会期末近い週日夕刻、でも結構な人の入り^^;
ふむ、こういった企画が若い方々には受けるんだ、と思いつつ、
閉館時間が変更になったのを知らず、流しながらじゃないと間に合わないなあと見進めます。
こうした時って、良く構造を知った会場だとペースが掴めるよね。
ファッション誌向け撮影や、ニューヨークの街角を切り取った写真で有名になった様です。
でもさあ、この還暦越えのくたびれたおっさんでも生まれる前の街の様子、どうファインダーで切り取られたのかを楽しみにこんなに多くの若人が来るのね、ビックリ⁉️
テクニックとしてはウィンドウに映る影とその先にある物をオーバーラップさせて、とかカーテンなどを使って風景の一部を切り取る、といったものが多かったですかね。
展示されていた彼のカメラはライカ、フィルムはコダックのカラーフィルム。
私の若い頃凝って使ったのはTX(Try-X)、展示は古いコダクロームでした。
若い人は初めてロールのフィルムとか見たんじゃないかしら??
冒頭の写真群は確かに面白かったのですが、個人的には"ニューヨークのナビ派"と言われたという彼の絵画、殆どがグワッシュと紙でしたかね。
それと、特にintimateなガールフレンドのヌード写真、それらが撮られた30年後位にプリントに彩色で仕上げられた作品。
この辺になると90年代です。
こういった作品の数々が私には刺さりました。
展示の最後の方で、時代の寵児だったライターが一線から消え、突然2010年注に再度スポット、とあったのが気になったのですが、
その詳細を忘れ、帰宅後の備忘録で恐縮ですが、2012年「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと (In No Great Hurry)」という映画がトーマス・リーチ製作・監督で作られたことを知りました。
訪問の方々はこっちからだったんですね…
ライターはその後の2013年11月26日にニューヨークで亡くなっています。
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