10日の土曜日、富山市民プラザ・アンサンブルホールへ、室内オペラ「班女」を観に行ってきました。
原作は、三島由紀夫「班女」(近代能楽集)です。
マルグリットの絵を使った印象的なパンフレットと、原作が三島由紀夫という事もあり、かなり期待して観に行きました。
結果、心に染みました。
音楽で、セリフがかき消されてしまって、内容が良く聞き取れなかった部分が、ちょっと残念でしたが、前もって、ストーリーを調べておいたので、それ程支障はありませんでした。
一人の男性を待ち続け、気が狂ってしまう・・・、それ程の相手に巡り合えるとしたら、何か凄いですよね。
(まあ、後に再会を果たしてみると、思う程の相手では、無かった様ですが・・・。)
待つ相手もいない、女流画家の心情や心の葛藤との対比。
原作を読んでみたくなりました。
実は私は、ここのところ、韓国歴史ドラマにハマっていて、もの凄くわかりやすい、韓流の描き方に慣れてしまっていたので、抒情溢れるこの作品は、心に深く浸み入りました。
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