今日の富山は、朝からもの凄い雷雨で、春とは思えない激しいお天気になりました。
一昨日の朝は、7~8cmの積雪となり、昨日は打って変わって、穏やかな陽気。
そして今朝は雷雨・・・と、めまぐるしい様相です。
先日、花屋さんで胡蝶蘭のミニ鉢が、半額だったので、ついつい買ってしまいました。
色々な色の物がありましたが、この清楚な色合いが一番気に入り、求めました。
この花は、私が長年お世話になっている美容院の先生がこよなく愛した花でした。
38年間、一度も浮気する事無く、通い続けた美容院です。
私の成人式も、結婚式も、それから友人の結婚式、息子達の七五三、甥っ子の結婚式と、我が家の祝い事では、必ずその先生にお願いしてきました。
そのお世話になった先生が、先週他界されました。
いつも、趣味の家庭菜園や、植物の話題に花を咲かせていたのに・・・。
去年の秋に突然病に倒れられ、病魔との戦いの末、逝ってしまわれたのです。
最後のお別れで対面した時は、土気色のお顔が、想像を絶する壮絶な戦いを物語っていました。
お元気な頃とは、あまりにも違うお姿に、私は暫くショックから立ち直る事が出来ませんでした。
先日の日曜日に、友人にその話をして、「肉体は滅んでも、魂が天から見守って下さっているよ。」との言葉に、少し癒されました。
「私が定年になるまでは、美容師でいて頂かないと・・・。」と、奥様に言付けをお願いしていたのに・・・。
病床の中でも、眠りながら、ハサミで髪をカットするしぐさをされたり、寝言で、「簪を持って来て」と従業員に指示を出したりされていたとか・・・。
先生が家庭菜園のキューリで漬けられた粕漬けを、奥様から頂いたのですが、辛くて食べる事が出来ないでいました。
味わって美味しく頂く事にします。
先日、私の友達も余命6ヶ月と言われながらも、彼女らしい前向きな・・でも
壮絶な1年4か月の戦いの末この世を去りました。
私もtokotokoさんと同じ対面をしました。
ここに眠っているのは・・誰・・・
ふくよかで、いつもやさしい笑顔の人でした。
プロ並みの歌唱力で、一日が歌で始まり歌で終わるというくらいに歌を愛し
発表会では、司会をしてゲストで歌うほどでした。
彼女が好きだった歌が流れると、笑顔で歌っている姿が思い出され
泣けてしまいます。
主人が言ってくれました。
「思い出してあげることが供養になるんだよ」と・・・
その気持ち本当に良くわかります。
私も、「この方、先生じゃ無い!、違う! 先生のはずが無い!」と何度もつぶやいてしまいました。
思い出す事が供養になるのなら、私もこれからそうします。
今は、思い出すと、すぐに涙ぐんでしまいますが・・・。